インテリアになじむデザインでパフォーマンスを引き出す Googleのメッシュ対応Wi-Fiルーター「Nest Wifi」とスマートスピーカーになる拡張ポイントが販売開始

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Googleは11月29日、メッシュWi-Fiを構築できるWi-Fiルーター「Google Nest Wifi」の国内での販売を開始しました。国内で昨年発売された「Google Wifi」の後継製品で、前モデルと比べて最大2倍の速度と最大25%広い通信範囲を実現。ルーター本体の「Nest Wifi ルーター」と、必要な場所に通信範囲を広げるGoogle アシスタント対応の「Nest Wifi拡張ポイント」から構成します。

ルーターは4×4(5GHz)、2×2(2.4GHz)のAC2200 MU-MIMO Wi-Fiで、1台あたり最大約120平方メートルをカバー。IEEE 802.11a/b/g/n/ac対応のデュアルバンド(2.4GHz/5GHz)Wi-Fiに対応します。拡張可能なメッシュWi-Fiを構築でき、スター接続とデイジーチェーン接続の両方をサポート。最適なパフォーマンスが得られるチャンネルに誘導するプロアクティブ バンド ステアリング機能に対応するほか、IEEE 802.11.k/vに対応するクライアントローミング、自己回復ネットワーク、送信ビームフォーミングに対応します。クアッドコアCPUを搭載し、100個のデバイスへの接続、複数の4K動画ストリーミングが同時利用可能といったパフォーマンスを実現。スマートホームの基盤となるように設計され、近日中にドアセンサーや人感センサー、ドアロックなど低電力のスマートホームデバイス向け規格であるIEEE 802.15.4スレッド(2.4GHz)に対応を予定しています。

15WのACアダプターと、からまりにくい平らなLANケーブルが付属。本体には2基のギガビット イーサネットポートを搭載します。

スマートフォンアプリ「Google Home」からセットアップと設定が可能。本体を起動後にアプリを起動し、本体底面のQRコードを読み取ってペアリング。後はアプリの案内する手順に沿って簡単にセットアップできます。アプリには、ゲスト用ネットワークの追加、接続するデバイスの優先度の設定、ネットワーク速度のテスト、パスワードの変更といったネットワークの管理機能が一元化されています。

スマートディスプレイ「Google Nest Hub」「Google Nest Hub Max」を利用している場合は、画面にゲスト用ネットワークに接続するためのQRコードを表示することが可能。ゲスト用ネットワークは自宅のネットワークとは独立しているので、万が一ウイルスに感染した機器などがゲスト用ネットワークに接続しても、自宅の機器に影響を及ぼすことはありません。

拡張ポイントは2×2(2.4GHz/5GHz)のAC1200 MU-MIMO Wi-Fiで、1台あたり最大約90平方メートルをカバー。Google アシスタントに対応し、40mmドライバで360°サウンドを再生するスピーカーと高感度マイクを搭載。スマートスピーカーとしても利用できます。

Google アシスタントが応答する際は、本体底面のライトリングが点灯します。

家のインテリアになじむ、どこに置いても違和感のないデザインを採用しているのがポイント。Googleのプロダクトマネージャー、Sanjay Noronha氏は、「従来のルーターは黒いプラスチックのアンテナが出っ張っているデザインで、机の下やクローゼットの中など隠れた場所に置かれていた」として、「家のどこに置いてもなじむデザインなら、オープンにした環境に設置できるので無線のパフォーマンスをさらに向上できる」と、そのデザインの狙いを説明しました。“デザインも機能の一部”という考え方は面白いですね。

編集部のLANにつないでテストしてみたところ、下り283Mbps、上り297Mbpsというパフォーマンスを記録。社内の無線LANでは下り66.41Mbps、上り57.26Mbpsという結果に対して、Nest Wifiを使った無線接続では下り151.91Mbps、上り79.85Mbpsという結果が得られました。

11月29日から、Googleストアと量販店の店舗、オンラインストアで販売を開始。ルーターは1万9800円(税込み)、拡張ポイントは1万8150円(税込み)。ルーターと拡張ポイントをセットにしたパックは3万1900円(税込み)です。

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shnsk

宮原俊介(エグゼクティブマネージャー) 酒と音楽とプロレスを愛する、未来検索ブラジルのコンテンツプロデューサー。2010年3月~2019年11月まで2代目編集長、2019年12月~2024年3月に編集主幹を務め現職。ゲームコミュニティ『モゲラ』も担当してます

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