新しい操作感を体感せよ ”重鉄騎”攻略レビュー

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6月21日に『CAPCOM』から『重鉄騎』がリリースされた。“ドラマティック戦場体験”ということで、コントローラーだけでなく『Kinect』によるセンサーでの動きも取り入れた操作で、リアルな戦場を体感できる今話題沸騰中のゲームだ。では早速やってみよう。

まずは『kinect』のセンサーの確認から。手を水平に横へ伸ばすと、『kinect』が感知してくれる。これを座った状態と立った状態で行い、自分の手や体を認識させる。しかしこれには少々場所が必要だ。せめて縦2メートル横3メートルの何も無い空間が望ましい。
筆者は体感ゲームをやるのが実は初めてだったので、操作性がかなり心配だった。だが、意外とすんなり認識してくれるし、同じ鉄騎に載る隊員と握手したりハイタッチしたりも違和感は多少はどうしてもあるが、認識してくれる。

さてゲームを始めてみよう。まずは自分が軍曹としてかなり個性的なメンバーと共に鉄騎が紹介される。この際に非常にFuckという単語が飛び交い、面白い。なにかにつけてすぐFuck Fuckと言う外国人は私のゲームの経験上結構いるし、話し方もリアルだと関心してしまった。

さて、自分はメインパイロットとして通信士と右装填手、左装填手と共に鉄騎を協力して操作する。画面を手でスライドさせるといつでも仲間の様子を見ることもできるし、何かを撃破したときに喜びをわかちあうことができる。

まずは訓練だ! 

動かし方が分からなければどうしようもない。ただの棺おけになってしまう。画面右下の”鉄騎起動レバー”を引いてまずは鉄騎を起動させよう。まるでギアをドライブに入れた感覚だ。司令部にいる少尉からの通信を元に仲間と連携し、部下が操作方法を詳しく解説してくれる。兵器に乗って、一番皆がやりたいことは移動でも防御でもなく、攻撃だと思う。鉄騎には主砲と副砲がついており、右トリガー左トリガーをコントローラーで引くと発射される。実際に大砲を訓練で撃たされるのだが反動が結構すごい。画面がブルッと揺れ実際にこういう兵器にのってると、こういう衝撃がくるのかと、想像をかなりかきたてられる。撃ったり移動したりするのは非常に楽しいのだが、意外とコックピットにある計器類がめんどくさい! 戦場や訓練ではテンションが高くなったり、雑になったりも見越しているのだろう。かなり細かい操作が必要とされる。充満した煙の換気や、レーダーも表示されてるわけではなく、一つ一つモニターを確認しなければいけない。だがしかし、リアルタイムで時は進んでいく。

よくある巨大ロボのように簡単に操作できるわけではない。外を見るにも小さい小窓からのぞきこんだり、潜水艦についているようなペリスコープでのぞいたり、極めて危険だがハッチを開けて直に見渡すことも出来る。実際やってみてかなり大変である。少尉や周りの部下のアドバイスをしっかり聞きながら操作のコツをうまくつかむところから始めないといけないだろう。実際筆者がそうだった。

繰り返す!! これは訓練ではない

訓練が終わると戦場に放りだされる。いつまでも訓練場で廃バスや給水塔を撃破していても仕方が無い。敵を撃たなければ。戦場に放り出されると味方の鉄騎もいるし、敵にも鉄騎がいる。ミッションごとに破壊する目標やそこに行け、何々をしろと、指示がでるのでそれに従う。進んで行くと、たいていどこの戦場も敵の兵が四方八方から襲い掛かってくる。実際の戦場には味方を識別できるアイコンなんか無い。このゲームにも無い。自分を撃ってきたり、進行方向にいて撃ってきそうなやつが敵だ。そいつらの攻撃を潜り抜け、自分の任務を遂行させろ。筆者はとりあえず主砲を打ってればいいだろうと甘く考えていた。主砲は先ほども言った様に衝撃がすごいし、装填時間もかかる。かといって副砲は連射できるがダメージが少ない。こいつには何を撃てばいいか判断は慣れてきたらできるが、問題は狙いの定め方だ。

止まっていては敵に蜂の巣にされるし敵の主砲も飛んでくる。大事なことを言うのを忘れていた。鉄騎は二足歩行だ。戦車とは違い、エイム(狙い)が上下に揺れる……これはマズい。大事なところで止まり、瞬時に狙いを定めて撃つ俗に言う『クイックショット』をしながら進んでいかなければいけない。かなり大変。モタモタしていたら、鉄騎が撃破されてしまう……。

もうダメだと思う場面が皆もでてくるだろう。そんなときは便利な自爆ボタン付き。もうダメだ。敵が多すぎ。鉄騎が動かない。鹵獲(ろかく)されちゃう。そんな時は他の味方の為、自分は戦場に居るコマにすぎない……と自爆ボタンを押すのもアリなんじゃないか……。暗い話になってしまった。

イカンイカン! 生きなければ。時には被弾したりすると、仲間がケガをしたりパニックを起こす。そこらへんは自分は軍曹なのだから、部下の統率をとらなきゃいけない。操縦しているだけではダメなのだ。自分が戦場に鉄騎関係無く出ることもある。是非ともリアルで壮絶な戦場体験をコントローラーと自らの手で体感してほしい。

<製品概要>
対応機種 Xbox 360 対応機器 Kinect専用
発売日:好評発売中
希望小売価格 7990円(税込)
プレイ人数 1人(オンライン時:1~4人)
ジャンル ドラマティック戦場体験
販売元 カプコン
開発元 フロム・ソフトウェア

(ゲームレビュアー:すこやか山田http://game.getnews.jp/a/1063

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