変態端末好きが「GalaxyFold」を10日間いじりたおした

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ゲームで遊んでみる

ポケモンGO

この変態機構でありながら、問題なく遊ぶことができます。しかも「AR+」にも対応しており、ポケモンとリアル世界との融合を大画面で楽しめます。好きなポケモンとの触れ合いを楽しむのに、この変態端末は最高にぴったりです。

メイン・カバーディスプレイ両方でプレイしてみましたが、どちらでもジャイロの検出は正常で、快適にプレイ可能です。ポケモンを捕まえるときには、何度も画面をひっくり返す必要も無ければ、大画面の際に自分の顔とにらめっこする必要もありません。背面にカメラが必ずあるという構造が、ここで活かされます。

レアなポケモンのゲット時やスナップ時はメインディスプレイ、ポケストップ巡りやバトル時はカバーディスプレイと、場面に応じて画面を使い分けられるのも、折り畳み端末ならではの利点です。

マインクラフト

周囲を見渡しやすく、快適に遊べます。両手で横持ちするタイプのゲームですが、4:3に近い画面比率が、ここで活かされます。画面サイズの割には、親指が画面真ん中に届くぐらいの絶妙な大きさで、建物の構築や敵をタッチで攻撃する際などに、自然と指が届きます。

なお、カバーディスプレイで楽しむマイクラも、21:9のパノラマ表示で一味違った雰囲気が楽しめます。

ラブプラスEVERY

GalaxyFoldを可愛がっている間に、ちょうど配信開始されておりましたので、こちらも動作確認してみました。ジャイロ含めて問題なく快適に動作しますが、端末形状から察しの通り残念ながら「VR非対応」です。ただし、いつでもどこでも、カノジョと大画面で会いたいのであれば、GalaxyFoldは最高の選択肢になります。メインディスプレイで見るラブプラスは、なかなかに迫力があります。

なお、このゲームは分割表示やポップアップ表示に非対応です。

ベンチマーク

とりあえず、AnTuTuベンチマーク(v8)を回してみました。隣でファンを回し、風を当てて冷却しながらの測定です。

結果は、総合スコア「452553点」でした。Snapdragon855のスコアとしては平均以上ぐらいでしょうか。

ちなみに、手持ちの端末では、Snapdragon845のAQUOS R2が「326156点」、Snapdragon835のGalaxyNote8が「260966点」でした。
なお、風を当てずに自然冷却でベンチマークした場合は、総合スコア「446504点」でした。

アプリのマルチ表示

GalaxyFoldの一番の魅力はここにあると思います。Galaxyが昔から強かった部分であり、今までの折り畳み端末から比べて、できることが格段に増えました。

Android7.0からの画面分割によるマルチ表示については、どの向きでも左右にアプリが分割されます。しかも、境界線を左右に動かして、比率も変えられます。これは、今までの2画面スマホでは実現できなかった、GalaxyFoldならではの画面分割です。
さらに、画面右側を上下にも分割でき、左・右上・右下と、計3アプリを分割して1画面に表示できます。これは今までのGalaxyにもありませんでした。

そして、Galaxyならではの機能として、「ポップアップ表示」を使って、アプリをウィンドウ表示できます。これは他のGalaxy端末でもできるのですが、ここで大画面かつスペックモリモリなGalaxyFoldの見せ所です。7.3インチの大画面をデスクトップ画面として広々と使うことができ、余裕のスペックでアプリも快適に動作します。これにマウスやキーボードをつければ、もはやパソコンです。ホーム画面は設定で画面回転可能なので、状況とUSBポートに応じて、縦持ちか横持ちかを選択できます。

Androidバージョンが9(Pie)であるため、一部アプリは非アクティブ時に動きが止まってしまいます。しかし、Android10からはマルチ表示に強くなり、非アクティブなアプリも動き続けるようになっております。GalaxyFoldの本気は、Android10のバージョンアップ後に発揮されるかもしれません。

なお、カバーディスプレイでのマルチ表示は一切行えません。

カメラ

アウトカメラについては、GalaxyS10シリーズと同じでしょうか。ただし、インカメラについては2種類あります。
背面についている3つのアウトカメラは「メインカメラ」、メインディスプレイ側にある2つのインカメラは「サブカメラ」、カバーディスプレイ側にある1つのインカメラは「カバーカメラ」と呼びます。
メインカメラについては、0.5倍の超広角から、10倍ズームの望遠まで対応しており、スーパースローモーション等の撮影も可能です。
サブ・カバーカメラでは、AR絵文字機能などのGalaxyならではの機能が使えます。

ワイヤレス充電

この辺りも、GalaxyS10シリーズと同じでしょうか。

GalaxyFoldは急速ワイヤレス充電に対応しており、Qi対応のワイヤレス充電台に置けば充電されます。急速充電対応の充電台なら、5Wを超える電力で充電可能です。auのアクセサリとしては、「急速ワイヤレス充電パッド 15W」が対応しております。

GalaxyFoldは、ワイヤレス充電を「させる」こともできます。「ワイヤレスパワーシェア」を有効にし、ワイヤレス充電対応機器を背面にくっつけると、GalaxyFoldから対応機器への充電ができます。さすがに急速充電ではありませんが、USBポートで自身を充電しながらワイヤレスチャージもさせるという、2重充電が可能です。

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