[かぶの保存方法&選び方]冬が旬!サラダやスープにもおすすめ
冬が旬のかぶは、寒い時期にさらに甘みが増し、おいしくなる野菜。煮物にしてもスープに入れてもほっこりして美味ですよね。ところでみなさんは“おいしいかぶの見分け方”をご存じでしょうか?「どれも一緒じゃない?」と思いがちですが、それは間違い!もしも知らないのだとしたら、ちょっぴり損をしているかもしれませんよ。そこで今回は、意外と知られていない、おいしいかぶの見分け方のコツをご紹介したいと思います。
こんなかぶなら間違いない!おいしいかぶの見分け方
旬のかぶはみずみずしくて甘みがあり、サラダにしてもとてもおいしいもの。
ただし、鮮度の良い、おいしいかぶを見極められているならば、の話かもしれません。
おいしいかぶの見極めポイントは全部で3つ。ぜひ次回のお買い物から役立ててくださいね。
チェックポイント1: 葉
鮮度が最もわかりやすいのが葉の部分。葉がみずみずしく、色鮮やかで、葉脈が左右対称のものがおすすめです。
チェックポイント2: 根の表面
次に見分けやすいポイントは、かぶの根の表面の皮。この部分にハリとツヤがあるかが重要です。古いものはシワが寄ったり、茎と根のつなぎ目部分が変色している場合もあります。白くて、なめらかなものを選びましょう。
チェックポイント3: 根の形
最後に形のチェックを!やはり味の良いものは丸くて歪みがなく、ツヤがあります(根の先端が切り落とされずに残っている場合は、長いものを選びましょう)。また、しっかりとした重みがあることも重要です。手に取って、その重みや質感を感じてみるといいでしょう。
新鮮なかぶの保存方法とは
せっかく選んで買った鮮度の良いかぶは、古くなる前に使いたいですね。しかし、一度の料理ですべてが使い切れるとも限りません。
そんな場合は、買ってきたらすぐに葉と根の部分を切り離して。湿らせたキッチンペーパーで包んで、それぞれポリ袋に入れて野菜室で保存しましょう。
葉にハリがある新鮮なものは、葉もおいしく料理ができるでしょう。炒め物やきんぴらなどにも合います。ちなみに、茎の間に土が詰まっている場合は、水につけながら竹串でかき出すと上手く取り除けます。茎もおいしいので、ぜひ葉と一緒に調理してみてくださいね。
根と葉で違うかぶの栄養
かぶは根も葉も、それぞれ異なる栄養素が含まれているので、丸ごといただきたい野菜です。
根の部分には、でんぷん分解酵素のジアスターゼが含まれています。ジアスターゼは熱に弱いので、生のままサラダなどで食べるのがおすすめです。
葉のほうは、β-カロテンをはじめ、ビタミンE・C、葉酸、カルシウム、鉄などをバランス良く含有しています。
生でも加熱してもおいしいかぶ。
甘くみずみずしい味わいをしっかり堪能できるように、ぜひ、おいしいかぶを選んでくださいね。
最終更新:2022.03.10
文:齊藤カオリ
写真:小林友美
監修:カゴメ
参考文献:『新・野菜の便利帳』板木利隆監修(高橋書店)
『旬の野菜の栄養事典』吉田企世子監修(エクスナレッジ)/全229種の野菜の糖質量を完全網羅。身近な野菜の栄養がすぐに分かる!15年ぶりの大幅改訂となる「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」対応。
カゴメが運営する、野菜をもっと楽しんでもらえるように、もっと好きになってもらえるように、皆さんがずっと健康でいられるように、お役に立てる情報を提供するメディアです。
ウェブサイト: http://www.kagome.co.jp/vegeday/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。