[ピーマンの切り方]時期ごとに切り方を変えるとおいしくなる!
ピーマンの旬は6~9月ですが、旬の出始めの時期は、全体がやわらかく種まで食べられるのに対し、旬の終わりの時期は皮が張り、種を取り除く必要があります。特徴の違いを生かすためには、時期によって「切り方」を変えるのがおすすめ。時期に応じたピーマンの切り方とレシピをご紹介します。
時期ごとの切り方
丸ごと食べられる出始めの時期と、皮も種も硬くなる旬の終わりの時期の、それぞれのピーマンの切り方を紹介します。
・新鮮なピーマンの選び方はコチラ
・旬の出始めの時期
丸ごと食べる場合は、下の写真のように、種付きのまま半割りにします。
細切りにする場合は、繊維を断つとアクが出やすいので、繊維に沿うように「縦切り」にします。
・旬の終わりの時期
種が硬くなるので、輪切りにしてから種を取って使います。
細切りにする場合は、口当たりや、火の通りが良くなるよう、繊維を断つよう「横切り」にします。
memo
・皮の表面は滑りやすいため、切る際は必ず裏面を上にして、刃先で引きます。
・輪切りにする場合は、種付きのままの方がつぶれにくいため、切りやすくなります。
時期ごとのレシピ
旬の出始めと終わりのピーマンを使った、レシピを紹介します。
旬の出始め:じゃがいもとピーマンの炒めもの
材料(2~3人分)
じゃがいも:1個
ピーマン:2個
市販の焼肉のタレ(お好みのもの):大さじ4弱
油:大さじ1
皮をむいたじゃがいもを千切りにし、水を張ったボウルにさらす。
ピーマンは縦半分に切って、ヘタと種をとり、縦の細切りにする。
1をボウルから上げ、水気を切る。
フライパンに油をひいて熱し、3、2の順に加えて炒め、焼肉のタレで調味する。
旬の終わり:ピーマンたっぷりナポリタン
材料(1人分)
スパゲッティ:80g
ピーマン:50~60g(2~3個)
タマネギ:40g
ベーコン:20g(約1枚)
バター:5g
粉チーズ:小さじ1
[A]
トマトケチャップ:60g
ウスターソース:小さじ1/2
スパゲッティを茹でる。
茹でている間に、ピーマンはヘタと種を除いて横の細切り、タマネギは薄切り、ベーコンは1cm幅に、それぞれ切る。
フライパンにオリーブオイルを熱し、中火でベーコンを炒め、タマネギとピーマンを加える。
全体に火が通ったら、3にAを加え、弱火で水分を飛ばし、フライパンの端に寄せる。
空いたスペースにバター2.5gを入れ、茹でたスパゲッティを炒める。
4が煮詰まり褐色になってきたら、残りのバターと粉チーズを加え、5と絡めて完成。
最後に
ピーマンは時期によってやわらかさが異なるので、切り方を変えればおいしく食べられます。時期ごとのピーマンの持ち味を料理に生かしましょう。
[ピーマン]栄養を逃さないピーマンの保存&調理のコツ
ピーマンはトマトやじゃがいもと同じナス科の植物で、とうがらしの一種。一般的に出回っている緑のピーマンは未熟な姿なので苦味が強いですが、完熟すると赤くなって甘みが増し、青臭さが抜けて食べやすくなります。
最終更新:2022.03.11
文:アーク・コミュニケーションズ
写真(撮影):清水亮一(アーク・コミュニケーションズ)
写真(撮影協力):吉田めぐみ
監修:カゴメ
参考文献:『内田悟のやさい塾 春夏』内田悟著(メディアファクトリー)
『もっとからだにおいしい野菜の便利帳』白鳥早奈英・板木利隆監修(高橋書店)
出典:
環境再生保全機構 ERCA(エルカ) 「みんなで一緒におうちのごはんレシピ」を加工して作成(じゃがいもとピーマンの炒めもの)
農畜産業振興機構「ベジシャス」(ピーマンたっぷりナポリタン)
カゴメが運営する、野菜をもっと楽しんでもらえるように、もっと好きになってもらえるように、皆さんがずっと健康でいられるように、お役に立てる情報を提供するメディアです。
ウェブサイト: http://www.kagome.co.jp/vegeday/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。