【日曜版】最新浄水器『C1』で浄水した水を本気で水質検査してみた【実験】
7月も中旬、関東では梅雨も明け、今年もまた暑い夏が始まります。喉が渇いて水を飲む機会も多くなるわけですが、せっかくなら少しでも美味しい水を飲みたくなるものですよね。一概には言えませんが、有害物質が少なく特に塩素によるカルキ臭のない水は美味しいのではないでしょうか。しかし、飲料水を全てミネラルウォーターにするとなると結構なお金がかかってしまいます。そこでガジェット通信編集部はひらめきました。
「家庭用浄水器で美味しい水がいっぱいできるじゃないか!」
ということで、『日本ガイシ』から発売中の『C1 CW-101 スタンダードタイプ』(以下C1)をさっそく入手し、ある実験を行うことにしました。
今回は水に試薬を混ぜて標準色表に照らし合わせる『水質検査キット』を用いて実験を行いました。浄水された水道水と浄水前の水道水、ミネラルウォーター(軟水)、ミネラルウォーター(硬水)をそれぞれ比較用に準備し、検査をしていきます。比較した内容は、今回一番重要である残留塩素量、その他おまけで水素イオン指数(いわゆるpH)と水の全硬度(カルシウム硬度とマグネシウム硬度の合計量)になります。
若き日の理科の実験を思い出しながら、それでは検査スタート。それぞれの水は以下のように表記します。
・A…C1で浄水した水
・B…浄水前水道水
・C…ミネラルウォーター(軟水、全硬度約30)
・D…ミネラルウォーター(硬水、全硬度約1500)
まずはpHですが、今回使用した試薬は酸性度(pH3.6~6.2)を調べるもので、酸性が強いと黄色く、中性に近いと青く変化します。この検査に関しては残念ながらあまり違いが出ませんでした。酸性が強いと酸っぱくなってしまいますし、水なので当たり前と言っては当たり前なのですが、どれも青々としています。微々たる差でDのミネラルウォーター(硬水)が特に強い濃紺を発色していたといったところです。pHに関してはどれも中性である7程度ということですね。
次に検査したのは全硬度。このためにわざわざ軟水と硬水を手に入れたわけです。この試薬では全硬度が高い方が強い紫を発色します。検査してみると…出ました出ました。Cのミネラルウォーター(軟水)は薄く、全硬度20程度の薄い桃色を発色しています。次にAの『C1』で浄水した水とBの浄水前水道水はほぼ同じで標準色表の50程度を示しています。最後にDのミネラルウォーター(硬水)ですが、極端に強い紫色をしています。全硬度200まで調べられるキットで1500の硬水を調べているわけですから振り切れるのは当然なわけですが、最初の検査であまり違いが出なかった分、ここまでハッキリと結果が出ると嬉しくなります。
そして最後にメインの検査である残留塩素量についてです。1リットル当たり0.1~5mgを調べる事ができ、残留塩素量が強いほど赤紫に変化します。どれも飲料水なので薄いわけですが、それぞれに違いが現れました。CとDの2種類のミネラルウォーターからもほんのりと薄い桃色を発色し、だいたいCのミネラルウォーター(軟水)が0.2mg程度、Dのミネラルウォーター(硬水)が0.4mg程度といったところです。そして一番の違いが出たのが、Aの『C1』で浄水した水とBの浄水前水道水です!
Bの浄水前水道水は0.4~1.0mg程度の桃色を発色しているところ、それを浄水したAの『C1』で浄水した水はなんと透明に!これはビックリしました。標準色表にあるところの0.1mg以下どころか、0と言っても過言ではないくらいの透明です。今回の実験を行って良かったです。
ということで結果ですが、『C1』で浄水した水は残留塩素の無い中性の軟水ということがわかりました。今回の実験により『C1』の能力は化学的に証明されたと言えると思います。
『C1』の本体サイズは幅147mm×高さ300mm×奥行き156mm、質量は2.9kg(満水時3.8kg)です。1分当たり3.5リットルのろ過が可能で、浄水能力はろ材の交換無しで7500リットル分。これはミネラルウォーター2リットルを安いスーパーなどで100円で買ったとすると37万5000円分にもなります。『C1』の価格は定価が税込63000円で実売価格が60000円弱程度ということですから、大変安いのではないでしょうか。
書いているそばからすごく『C1』が欲しくなってきました。この実験でも証明された美味しいお水、あなたも家庭で味わってみてはいかがですか?
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