Interview with Chaz Bear about “This is Silly” at gallery commune /チャズ・ベアー エキシビション“This is Silly”インタビュー

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Toro y Moi名義での音楽活動で知られ、Fuji Rock Festival2019でもオーディエンスの記憶に鮮烈に残るライヴを披露したChaz Bearが東京・幡ヶ谷のgallery communeにて初のソロエキシビション「This is Silly」を開催した。グラフィックデザインの学士号を取得し、自身のアートワークも手がけている彼は本国でもペインティングや壁画などに精力的に取り組んでいる。「This is Silly」を行うきっかけについて、音楽以外のヴィジュアルアートにおける制作の背景についてなどを聞いた。(→ in English

ーーまずはフジロックお疲れ様でした。ロストバゲージがあったとか。そんな状況のなかでも素晴らしいステージでしたね。本当に最高でした。さて、今回はcommuneでのアート展に関してお聞きします。海外では何度かアートエキシビジョンを開かれていますが、日本では初の開催となりますね。communeで今回の展示をやることになった経緯を教えてください。

Chaz「ツアーというのはストレスがつきものですからね。でも、今回は音楽以外の活動をする機会ができてとても嬉しいです。私は常にグラフィックデザインに情熱を注いでいて、アートブックフェアというのは新しいアーティストを探したり、いろんな人に出会える素晴らしい場所なんですが、私は幸運にもSan Francisco Art Book Fairにてミユキとcommuneに出会うことができました。そこから2年にわたって連絡を取りつづけ、ついにこうして個展を開催することになったんです。この流れは運命なんだと思います」

ーー抽象的でありながらほとばしるような感情を感じるペインティング/コラージュ作品でした。シンプルで大胆な構図とその色使いからピカソやマティスなども彷彿とさせるスタイルですが、ペインティングやコラージュをやっていく中でこのスタイルに行き着くまでにどういう経緯がありましたか。

Chaz「今まで写実主義的な絵を根気強く真摯に描くということをしてこなかったから、これからも私の絵の大枠はフォービズムなものであり続けると思います。脳の端っこにある、ルールに縛られない子どものような部分を使ってアートを作ることができると知っているのは気分がいいものです。幼少期に塗り絵の線の外側に塗ってしまっても母親に怒られたことはなかったし、私ははみ出すのが大好きでした! ルールに従うだけじゃ得られない何かを感じていたんです」

ーー海外での展示ではほかの色使いも多かったですが、今回特に青と、そして差し色として朱色が強調されている印象です。今回それらの色にフィーチャーしたのはどうしてだったんでしょうか。

Chaz「全ての色をランダムに選んでいます。私はオークランドでペインティングを制作していたのですが、ミユキが東京で開封したそれらのペインティングは私には全く異なるものに思えました。ちょっと納得いかない部分もあったのです」

ーードローイングに関して、リンゴをフィーチャーしたのはなぜでしょうか。

Chaz「りんごはアイザック・ニュートンやアップル・コンピューター、アダムとイヴを象徴しています」

ーー明確ではないもののこちらでは目や口を想起させるものがあることで、ペインティングよりオーディエンスに与えるイメージが限定的になっている気がしました。ペインティング/コラージュとドローイングを、表現のツールとしてどういう棲み分けで使用しているのでしょうか。

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