矢口史靖監督最新作『ダンスウィズミー』公開記念! ユーモアたっぷりで心に刺さる傑作ぞろい!矢口映画10本まとめ

8/16(金)の日本公開に先んじて世界の映画祭で上映され、上海国際映画祭正式上映、トロント日本映画祭で “特別監督賞”と”観客賞”をW受賞、モントリオールファンタジア国際映画祭でも”観客賞”を受賞し、世界の映画祭で早くも3冠に輝き注目されている、矢口史靖監督最新作『ダンスウィズミー』。

『ウォーターボーイズ』『ハッピーフライト』の矢口監督が構想16年、「ミュージカルって突然歌い踊り出すなんてヤバくない?」をテーマにした、かつてないコメディ・ミュージカルがついに日本公開!

海外映画祭からの「こんなミュージカル観たことない!今まで誰も思いつかなかったミュージカル!」(トロント日本映画祭 プログラミングディレクター)「まったく新しいアプローチで、笑いに溢れた素晴らしいエンターテイメント!!」(上海国際映画祭 プログラミングディレクター)との声や、国内の試写会でいち早く見た日本の観客からの「面白すぎ、ただ面白いだけじゃない。何も考えずに歌い踊りたくなる!」「半端ない驚きと感動と隣の人と手を繋ぎ踊りたくなる歌いたくなる面白さ!」「予想外のストーリーでめちゃくちゃ面白い!場内が笑いで溢れていた!」の声がSNS上で飛び交い、最高に笑えるコメディ・ミュージカルとして早くも話題になっている。さらに、異例なことに、なんと日本公開を待たずして、世界中からリメイク&公開のオファーも殺到しています。

妻夫木聡、上野樹里、綾瀬はるか等をスターダムに押し上げた矢口監督が日本中のオーディションからヒロイン・静香に抜擢したのは、今最も輝く若手女優でモデルの三吉彩花。静香が出あうワケありのクセものたち=”こズルい調査員の渡辺”を今最も注目される俳優のムロツヨシが、”お金とイケメンに弱いフリーターの千絵”を本作で本格的に女優に挑戦したやしろ優が、”ワケありストリートミュージシャンの洋子”を本作で女優デビューを飾るchayが、”嘘くさい先輩エリート社員の村上”をミュージカル映画初挑戦の三浦貴大が、”インチキ催眠術師のマーチン上田”をミュージカル俳優のレジェンドである宝田明がユーモア全開で演じることも話題に。

ある日突然、催眠術のせいで音楽を聞くと勝手にカラダがミュージカルしてしまう状況に陥ったミュージカルが何よりも大嫌いな静香。しかし、街に溢れる音楽に反応してしまい、踊れば踊るほど先が読めない予測不能な展開に!本格トレーニングを重ねてキャスト自らが吹替なしで挑んだミュージカルシーンと予測不能なストーリー、ハッピーな名曲に彩られた最高に笑える、かつてないコメディ・ミュージカルがこの夏を熱くする!

『ウォーターボーイズ』、『スウィングガールズ』、『ハッピーフライト』など、数々の大ヒット作品で日本中にハッピーと笑いを贈り届けてきた唯一無二の天才・矢口史靖監督。常にオリジナルの脚本に拘り、斬新なテーマをユーモアと感動で提供し続けている。劇場作品10本目にあたる『ダンスウィズミー』では、構想16年のミュージカルに初挑戦!

本作の主人公は、音楽を聞くたびに歌って踊るカラダになってしまったミュージカルが嫌い女子・鈴木静香(三吉彩花)。ミュージカルに対する「突然歌って踊り出すのっておかしくない?」をテーマに、主人公が踊れば踊るほど、予測不能な展開にどんどんと巻き込まれていく、かつてないコメディ・ミュージカルとなっている。思わず笑ってしまうシーンを立て続けに繰り広げていく手腕は今作でも健在!唯一無二のエンターテインメントを世の中に数多く送りだしてきた矢口史靖監督の作品を振り返り、海外からも注目を浴びている最新作『ダンスウィズミー』を紹介する!!

1.女子高生を待ち受ける不幸の連続乱れ撃ち!?―――『裸足のピクニック』(93年)
鈴木純子(芹川砂織)はごく普通の女子高生だったが、ある日キセル乗車がバレたことがきっかけで、雪だるま式の不幸に巻き込まれてゆく。交通事故、カツアゲ、食中毒、一家離散と止まらない負の連鎖。これでもかとエスカレートしてゆく不幸の果てに、純子が掴んだ幸せとは・・・!?

2.お金大好き銀行員が5億円奪取のため突き進む―――『ひみつの花園』(97年)
「おごってくれるんなら、その分お金ちょうだい」初デートでもこう言い放つ鈴木咲子(西田尚美)は、幼少の頃からお金が大好き。趣味が高じて銀行員になったある日、銀行強盗に人質として拉致される。強奪金5億円と咲子を乗せた逃走車は富士の樹海で大破! 幸いにもひとり助かった咲子だけが、5億円が樹海の池に沈んでいることを知っていた‥‥。金を手に入れるため、大学へ再入学、車の免許取得、ロッククライミングやスキューバダイビングの特訓と一直線に突き進む。果たして、咲子は5億円を手に入れることができるのか!?

3.ヤクザの裏金を持ち逃げ!ドタバタ逃走劇―――『アドレナリンドライブ』(99年)
レンタカー店の従業員・鈴木悟(安藤政信)は、仕事中にヤクザの車に追突してしまう。ヤクザ事務所へ連れ込まれると、目の前では集金の真っ最中。その時ガス爆発が発生し、ヤクザは全滅! 偶然軽い怪我で済んだ鈴木と、治療を担当した看護師の静子(石田ひかり)は、誰にもバレることのない大金を持って逃避行を始めるが‥‥。唯一生き残ったヤクザ・黒岩(松重豊)とチンピラたちも入り乱れて、大金の争奪戦へと展開する! ハラハラドキドキの矢口流アクションコメディ。

4.男のシンクロ!? いわずと知れた青春映画の金字塔―――『ウォーターボーイズ』(01年)
廃部寸前の男子高校水泳部には、鈴木智(妻夫木聡)ただ一人。しかし新任の美人教師・佐久間が水泳部顧問になった途端、下心丸出しの新入部員で溢れかえる。だが佐久間が生徒たちとやりたかったのはシンクロナイズドスイミングだった! 恐れをなした生徒たちはすぐさま水泳部をやめてしまう。逃げ遅れたダメダメ男子5人は、嫌々ながら”男のシンクロ”をするハメになるが‥‥。果たして、彼らに晴れの舞台はやってくるのか!? 妻夫木聡、玉木宏らは泊まり込みの合宿練習で実際にシンクロナイズドスイミングを猛特訓し、圧巻の演技を披露している。

5.「ジャズやるべ♪」日本の音楽映画史に新たな傑作誕生!―――『スウィングガールズ』(04年)
東北の片田舎の高校。夏休みだというのに補習授業を受けていた鈴木友子(上野樹里)たちは、サボる口実でビッグバンドに参加。始めはやる気ゼロだったのに、いつしかジャズの魅力に引き込まれてゆく。とはいえ楽器はない、練習場所はない、お金もない。資金稼ぎのバイトをすれば大失敗。ついにはバンド解散の危機!? 波乱だらけの展開から感動のラストまで、ジャズの名曲とともに駆け抜ける! 楽器未経験者も多くいる中、上野樹里、貫地谷しほり、本仮屋ユイカらキャスト陣は泣きながらジャズの練習をしたという逸話も残る!

6.航空会社の裏側をコミカルかつリアルに徹底描写!―――『ハッピーフライト』(08年)
副操縦士・鈴木和博(田辺誠一)は、ホノルル行きの機長昇格訓練に挑むが、試験教官が威圧感バリバリの原田キャプテン(時任三郎)で、緊張はマックスに。一方、この便が国際線デビューとなる新人CA斉藤悦子(綾瀬はるか)は初の長距離フライト、しかもチーフパーサーは厳しいことで有名な山崎麗子(寺島しのぶ)と判明し‥‥。パイロット、CA、グランドスタッフ、ディスパッチャー、管制官、バードパトロールなど‥‥フライトを支える”空のプロフェッショナル”たちを余すところなく活写する。未だかつてない航空パニック・コメディ!

7.日本中を虜にするロボットの中身は‥‥お爺ちゃん!?―――『ロボジー』(12年)
木村電器の窓際社員・小林(濱田岳)、太田(川合正悟)、長井(川島潤哉)の三人は、ワンマン社長から二足歩行ロボットの開発を命じられていた。しかしロボット博目前でロボットは木っ端微塵に大破。窮地に追い込まれた三人は、ロボットの中に人を入れてごまかす計画を立てる。偽のオーディションとは知らずに参加した独居老人・鈴木重光は腰の痛みに耐えかね、ぎこちない動きでパフォーマンスを披露する。しかしそれがロボットらしく見えて合格。木村電器三人組の思惑通り進むかに見えたロボット博だったが、この鈴木がとんでもないトラブルメーカーで・・・。さらには、ニュー潮風に恋をしたロボットオタクの女子大生・佐々木葉子(吉高由里子)も巻き込み、事態はとんでもない方向へ転がりだす。

8.林業+ド田舎×エロ=超絶青春エンターテインメント!!―――『WOOD JOB!〜神去なあなあ日常〜』(14年)
ちゃらんぽらんな高校生活を送っていた勇気(染谷将太)は、大学受験に失敗、彼女にもフラれ、どん底状態で卒業式を迎える。そんな時、ふと目にしたパンフレットの美女(長澤まさみ)につられて1年間の林業プログラムに参加することに。ローカル線を乗り継いでやってきた神去村は、ケータイの電波も届かない”超”ド田舎。凶暴で野生的な先輩・ヨキ(伊藤英明)の指導、過酷な林業の現場‥‥耐えきれず逃げ出そうとする勇気だったが、パンフレットの美女・直紀と出会いとどまることに。次々と降りかかる新体験に野趣溢れる田舎暮らし、魅力的な村人たちに囲まれ、勇気は少しずつ変化していく。クライマックスのふんどし祭りは、口あんぐりの大スペクタクル!

9.電気が”消失”した世界で家族一丸のサバイバル―――『サバイバルファミリー』(17年)
冴えないお父さん(小日向文世)、天然なお母さん(深津絵里)、無口な息子(泉澤祐希)、スマホ命の娘(葵わかな)‥‥東京に暮らす平凡な鈴木一家にある日突然、緊急事態が発生。電気を必要とする全てのものが完全にストップ! ただの停電と思いきや、いつまでたっても復旧する気配はなし。電気に限らず水道も、ガスも、食料も、交通手段も、情報も一切絶たれた中、父が一斉一代の決断を下す。「自転車で鹿児島へ行こう!」サバイバル能力ゼロの鈴木一家は、このピンチを乗り切れるのか!?

10.音楽を聞こえるたびに歌って踊ってしまうカラダに!?予測不能なコメディ・ミュージカル―――『ダンスウィズミー』(19年・8月16日公開)
キラキラOLの鈴木静香(三吉彩花)は、子供の頃からミュージカルが嫌い。ある日、催眠術師・マーチン上田(宝田明)に催眠をかけられ、音楽が聞こえるたびに歌って踊るカラダになってしまう。静香は行く先々で踊ってはいけないシチュエーションでミュージカルをしでかし、大混乱。会社の大切な会議、憧れの上司・村上(三浦貴大)とのデート中にも歌い踊ってしまい、日常はメチャクチャに! 静香は行方不明のマーチン上田を探すため、興信所の調査員(ムロツヨシ)に依頼。マーチンのサクラ役・千絵(やしろ優)やストリートミュージシャン・洋子(chay)など、クセものたちとの出会いによって、更なるトラブルに巻き込まれ、事態は予測不能な展開に! 果たして静香は、元のカラダに戻ることはできるのか!?旅の終わりに彼女が見つけた大切なものとは?

すべては観客に楽しんでもらうため!をモットーに、自らリサーチし、脚本を書き、絵コンテを切る。映画作りにかける細かなこだわりは数知れず、その中でもほとんどの映画で共通して言えるのは、主要キャストをオーディションで発掘すること。『ウォーターボーイズ』の妻夫木聡や『スウィングガールズ』の上野樹里、『ハッピーフライト』の綾瀬はるかなど、いまでは大スターとなった俳優たちをオーディションで見つけ出し、無名の俳優からスターダムに押し上げている。

矢口監督は予算が少なくとも、創意工夫を凝らして、「映画」作りをしてきた。上記10作品を通して監督が遊び心として入れ込んでいるのが、実は嘔吐するシーン。『ハッピーフライト』では笹野高史が、『ウォーターボーイズ』では映画の冒頭に真鍋かおりが、『スウィングガールズ』ではお腹を壊した吹奏楽部員がなど、隠れたこだわりのシーン。さらに主人公の名前の大半が、鈴木さんであるのは、特別な誰かではなく、日常にいる普通の人を主人公として描いているためであったり、『ダンスウィズミー』でヒロイン静香がレストランで踊りまくるシーンの一部のように、急にミニチュアを使用するシーンがあったりなど、すべては観客に楽しんでもらうため!という思いで、ブレることはない。

そのキャラクター設定も多種多様で、不幸が続く女子高生、お金大好きなOL、レンタカー屋の従業員、シンクロに挑戦する水泳部員、ジャズにはまる女子高生、航空会社の副操縦士、ロボ役のおじいさん、林業に挑む青年、サバイバルする一家の父親・・・。

親しみのある魅力あふれる主人公たちの中に、新たに「音楽が聞こえるたびに歌って踊ってしまうカラダになったミュージカル嫌いな女子」静香が仲間入り!!矢口監督が贈る、笑いとハッピーにあふれる予測不能なコメディ・ミュージカル『ダンスウィズミー』はぜひ劇場で。

『ダンスウィズミー』
http://wwws.warnerbros.co.jp/dancewithme/

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藤本エリ

映画・アニメ・美容が好きなライターです。

ウェブサイト: https://twitter.com/ZOKU_F

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