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新人記者が国会議事堂に取材許可を求めてみた「実際に行ってみた編」

私、新人山田が国会記者登録をするまでの道のりを細かくノンフィクションで記事にしていこうと思う。前回のページはこちらhttps://getnews.jp/archives/214590

5月9日 議事堂に突撃

電話で話すだけではダメだとわかったので、現地に足を運ぶことに。その際に警備員にとめられてみれば具体的な事がわかるんじゃないかと、思い、社長に相談してみた。

「もし、止められて、捕まったりしたらどうしましょう」
社長「そうなったら迎えに行くから大丈夫だよ

心の中で何も大丈夫じゃねえよ。前科ついちゃうかな、まぁいっか。と、整理し、新宿から国会議事堂前まで地下鉄で行った。初めての永田町。結構多いんですね警察の方。10メートル間隔には絶対配備してるし、交差点にも絶対居る。首相官邸前は2台くらいパトカー止まってるし……。そこのちょっと外れたところで、会社の棚にあった『報道 PRESS』と書いてある腕章を腕に装備。首からは一眼レフを下げ、いざ警備員の立つ正面玄関へ。私と同じように国会に入ろうとしている記者っぽい人がいたので、少しゆっくりめに歩く。その記者は警備員に何かIDのようなものを見せて中へ。私も涼しい素振りをしながら腕章を目立たせ、中へ入ろうとした瞬間、警備員がすごい形相で止めにかかった。

警備員「止まりなさい。記者証とIDみせて。」
「報道関係の物です。(腕章を見せる)それは持ってませんが中に入りたいです。議員食堂とか行きたいです。」
警備員「どこの会社?記者クラブはどこ?」
「東京産業新聞社の山田です(名刺を渡す)怪しい物じゃなくて、実は国会記者になりたいんですけど、電話で問い合わせてもたらい回しにされちゃって……。」
警備員「かと言って現場にこられても困りますよ。広報官のほうに電話してくんなきゃ。あ、ちょっとまってください。」
何か無線で話をしている。
警備員「とりあえず受付に行ったほうが話し早いと思いますよ。私車の整理とかやってますし。」
「受付ってどこなんですかね。」
警備員「あ、じゃあ受付ご案内しますね。衆議院の受付に広報がいるので、そっちの方向でお話を進められたほうが早いと思います。国会に関しては衆議院参議院の参観受付というのと見学受付というのがございましてそちらで受け付けております、あとインターネット環境お持ちであれば、ホームページに見学の日等の掲載もございますので。記者関係は私専門外なんで。」
「そうなんですね……。」
警備員「見ていただけたらわかると思うんですが時間ないので。」

と言われながら国会の真裏にある衆議院受付の地図をもらった。
完全に馬鹿にされている。私は一人の記者としての対応をしてほしかったが見学者扱いされたうえ、困ってるのに忙しいと跳ね除けられた。確かに急に出向くのは非常識だと思うが、出向かざるを得ない状況にした政府関係者相手に怒りを感じながら衆議院受付に向かった。

衆議院受付 いざ記証係へ

目の前に着くと学校のような少し古臭い感じの建物で、木彫りの立派な看板が入り口に置いてあった。守衛さんがこちらを警戒しながらみている。何食わぬ顔で私が看板を見ていると守衛さんが早口言葉でけん制してきた。

守衛「な、なにを、なにをやってるんだ!」
「記証を作って頂けるところを探しているんです。衆議院受付に行って下さいと言われたのでこちらにお伺いしました。」
守衛「今受け付けに聞いてくるから。勝手に入らないように。」
3分ほど入り口ではなく、道路で待たされる。
守衛「記証係がここにあるから受付してきて。」

何もしていないし、公道で建物を確認していただけなのにこの対応である。胸糞悪い気分になりながら受付へ。受付なのに警察官の服を着たような方々が5人くらいいらっしゃる。厳重だ。受付で面会申し込み書を渡されるが、先方の氏名がわからない旨を伝えると、困った顔をされ、記証係に電話してくれることに。この間僕は身体検査を受けることになる。金属探知機で体全体をチェックされ、金属探知機ゲートをくぐらされる。ただここで、ベルトをしているから鳴るのだけど。「どうせベルトでしょ」と言われ、ポケットに入っていたICレコーダーとライターはスルーされたのだ。この設備を揃えてポケットの中とかチェックしないのかよと、思ってしまった。その間に電話が終わり、受付から通交証を渡され、警察官の方先導の元、記証係へ。中に入ると初老の男性二人と三十台半ばであろう男性が何用かと不思議な顔をされていた。

記証係「あの、どちらの記者クラブに所属されている方で? 」
「所属はしてないのですが、」
記証係「んじゃダメです。フリーはダメです。」
「フリーは絶対入れないんですか?」
記証係「ダメです。協会か何かに所属してないとダメ。」
「じゃ、どうやって所属すれば? 」
記証係「あんた一般の人?」
ここで若干ナメられる。
「いえ、私、東京産業新聞社で働いております山田と申します」
記証係「あの、専門誌とか、雑誌とかそういうの出してます?」
「いえ、紙媒体は無く、インターネットのニュースサイト等を運営しております」
記証係「そうしますとですね。インターネット報道協会というのがあるんですけど、所属してないでしょ?」
「所属してないですね。内閣府などに連絡したんですけど、具体的な事は一切教えてもらえず……。」
記証係「じゃああれですね。まずそちらから(インターネット報道協会から)来ます。こちらは交付するだけで、手続き等は、インターネット報道協会がします。」
「それはどこにあるんですかね? 」
記証係「品川区の上川崎。あ、これ言っていいのかな……そっちで調べる形で……。」
記証係B「電話番号くらいは……いいんじゃないですか? 」
それをさえぎり無視するように大きな声で
記証係「何人くらいおられるんですか? 会社は? 」
「……。具体的な数は把握しかねますが、スタッフは20名強はいると思いますよ。」
記証係「紙媒体は……」
記証係B「それは先ほど伺いましたよ。まずですね、この協会に会社が加盟しないといけないんです。そして協会から申請を頂かないと、自由に動ける記証係を交付することは不可能ですね。」
「ああ、そうなんですか……協会に加盟すればすぐに作っていただけるんですかね?」
記証係B「それが中々今厳しくてね、もう議員とか委員長のほうで、記者が多すぎって話になってて……ねぇ。」
「それは大手の新聞さんとかが、人数すごいいるからっていうだけじゃ? 一社何人までというのはないんですか? 」
記証係B「そうなんですよ……。大手の人はゴロゴロ。何十人といますからね。そういうので考えると小さいところは厳しいですよね……。」

こうして、私はインターネット報道協会について調べていくことになる……続く。

※この記事は、ゴールドラッシュの「すこやか山田」が執筆しました。[リンク]

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記者:

滋賀県出身流れ者すこやか山田参上! 色んなメディアや政治、省庁関係、あなたの気になることにブッコんで行くんで夜路死苦!! コテコテの関西人です。元アウトローです。昔はママチャリで東京に行く等無茶な事をしていました。http://gundori.tabigeinin.com/ 重度の2ちゃんねらーです。格闘技と女性が大好きです。

TwitterID: @damian_0522

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