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保守派は真偽検証組織も偏向していると考える傾向 トランプ政治で進む分断

過激な発言を好む政治家やネットで流布するデマが多くなるにつれ、真偽検証(ファクトチェック)の重要性が増してきている昨今。FacebookなどのSNSは外部の真偽検証組織と提携するなどして、デマの拡散防止に注力するようになっている。しかし、保守派の中には真偽検証組織ですら「偏っている」と考える人が多いようだ。

アメリカのピュー研究所が今年2月から3月にかけて6127人を対象に行った調査によると、共和党支持者(ざっくり保守派とする)には、「真偽検証組織はどちらか一方に偏っている」と考える人が民主党支持者(ざっくりリベラル)に比べ2倍以上も多いことが分かった。

真偽検証組織がどちらかの思想形態に偏っていると考える人は、保守派では70%にのぼった。一方、リベラルは69%が公平だと判断。数字がほぼ逆転している。

ニュースメディア全体についての認識。「ニュースメディアが政治的・社会的問題を扱う際に、一方に有利に働く傾向がある」と考える人は、保守派では89%、リベラルでは57%、全体では72%となった。アメリカの報道機関には政治的立場や支持政党を表明しているところが少なくないので、この認識には妥当性があると言えそうだ。

前年まで継続的に行われてきたニュースメディア全体についての認識を問う調査結果。赤が共和党支持者、青が民主党支持者。「フェイクニュース!」を連発してマスメディアを攻撃するドナルド・トランプが政治の舞台に現れた2016年以降、保守とリベラルの乖離が著しい。

ただ、この結果だけを見るとアメリカは(恐らく日本も)分断が進んでいるように見えるが、一方で、保守もリベラルも実は大体同じ方向を向いているのにお互いを誤解しているだけかもしれないという調査結果もある[リンク]。対立を煽って利益を得ようとする政治家やメディアに踊らされていないか? 見たいものだけを見て、信じたいものだけを信じていないか? 「マスゴミ」の一言で片付けてしまう前に、報道を受け取る側の不断の内省も求められている。

画像とソース引用:ピュー研究所、pixabay.comより
https://www.pewresearch.org/fact-tank/2019/06/27/republicans-far-more-likely-than-democrats-to-say-fact-checkers-tend-to-favor-one-side/[リンク]
https://pixabay.com/photos/alone-america-american-announcement-4008607/[リンク]

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: ろくす) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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