Mr.FanTastiC「MR.BIGが大好きで始まったバンド」結成秘話やめっちゃ恥ずかしい（？）メジャーデビュー作語る

　メガテラ・ゼロ（vo）中心に2018年6月結成。それから僅か1年でメジャーデビューを果たしたMr.FanTastiC（ミスターファンタスティック）。今とんでもない勢いでアレコレ爆発中のロックバンドなのだが、大注目を集めているこのタイミングで結成秘話やめっちゃ恥ずかしい（？）メジャーデビュー作について語ってくれた。イマドキ珍しいエピソードとアプローチ満載のインタビュー、ぜひご覧頂きたい。

◎Mr.FanTastiC『絶走』『START DASH TURBO』インタビュー

Mr.FanTastiCメンバー：
メガテラ・ゼロ（vo）
つっくん（g）
ナナホシ管弦楽団（g）
ふじゃん（dr）

－－Mr.FanTastiCはどんな経緯で結成されたバンドなんでしょう？

メガテラ・ゼロ：MR.BIGが大好きで始まったバンドなんですよ！

－－すげぇ分かりやすい（笑）。

メガテラ・ゼロ：最初にMR.BIGの話で盛り上がって「ポール・ギルバート派かリッチー・コッツェン派か」みたいな（笑）。で、その決着が付いたときにMr.FanTastiCが出来ただけなんですよ！

－－「じゃあ、ポールもリッチーも入れよう」みたいな？

一同：（笑）

－－それでツインギターなんですね。

メガテラ・ゼロ：「スーパーギターバンドをやれたらいいよな」ってなって。で、みんなで代表曲の「トゥ・ビー・ウィズ・ユー」歌って出来たのがMr.FanTastiC。

－－ビリー・シーンは入れなかったんですね？

メガテラ・ゼロ：ビリーも入れたかったんですけど（笑）、20代のメンバーで集めようとしたらちょうど良いベーシストがいなくて。なので、ベースはサポートで入ってもらっていますね。

－－そんなMR.BIG好きが集結してバンドを組むまでの流れ、Mr.FanTastiCのメンバーになるまでそれぞれどんな活動をしていたのかも教えてもらえますか？

メガテラ・ゼロ：自分が好きなことをやってきたんですけど、あんまり人に言えないような感じで頑張ってきたかな（笑）。めちゃめちゃいろいろやってきたんですけど、大失敗続きでしたね。それでも音楽だけは辞めないように頑張ってきて……でもそんな過去を忘れるぐらい、今が楽しいです！

ナナホシ管弦楽団：ポール・ギルバートのソロ曲「ガーゴイル」が好きで、最初はそれをピアノでコピーしていたんですよ。それからアニソンにハマってギターを買って練習するようになったんです。アニソンって絶対にギターソロがあったり、そういう様式美が好きだったんで……

メガテラ・ゼロ：なんでポールを好きになったタイミングでギターやらなかったん？

一同：（笑）

ナナホシ管弦楽団：ポールのときはそんなに……「ピアノでいいや」みたいな（笑）。ちょっとクラシカルなフレーズだったんですよね！ でもアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』の「God knows…」だけはどうしてもギターで弾きたくて！ それからネットに曲を上げたりするようになっていきました。

ふじゃん：僕のルーツはパンク系でしたね。THE OFFSPRINGとかblink-182とかをお兄ちゃんの影響で聴いていて、そのお兄ちゃんからドラムをもらって中学高校とパンクばっかり演奏してました。そこから専門学校に行ったら、まわりにたまたまMR.BIG好きが集まっていて（笑）。それで自然と自分もMR.BIGを聴くようになって、今に至ります。

つっくん：僕は中学生のときにギターを始めて、担任の先生が昔ドラムをやっていた人だったんですけど、ギターやるならこれを聴かなアカンぞベスト集みたいなMDをくれたんですよ。そこにMR.BIGとかピロピロピロピロした感じの曲ばかり入っていたんで（笑）、完全にそっちにのめり込んじゃって、それから5年間ぐらいずっとピロピロの練習してました。

メガテラ・ゼロ：ピロピロの練習（笑）。

つっくん：専門学校に進んでからは、米米CLUBのギタリスト・ジョプリン得能さんに面倒見て頂いたので、エンタメな感じのバンドとかをプロデュースしてもらっていたりしましたね。それの影響でどんなジャンルでも「ライブが楽しい！」と感じるようになっていって、いろんな人のサポートでギターを弾くようになったんですけど、ルーツは速弾き系（笑）。ポール・ギルバートやイングヴェイ・マルムスティーンですね。

－－そんな4人から成るMr.FanTastiCのメジャーデビューシングル『絶走』とメジャーデビューアルバム『START DASH TURBO』がリリースされました。

つっくん：普通はプリプロとかでアレンジ固めたり「ここはこういう歌詞になっているからこうしよう」とかあったりすると思うんですけど、メジャーデビューアルバム『START DASH TURBO』の収録曲はほぼ一発で完成させていて。これまでも先に「この日にライブする！ CDも出す！」って決めて、だから「曲をとにかく作らなヤバい！」みたいな感覚で動いてきたバンドなんです。

ナナホシ管弦楽団：「バンドしよう」となってからまずどれぐらいでレコーディングしたんだっけ？

つっくん：一か月。

メガテラ・ゼロ：そう！ 「バンドしよう」と言った次の日に俺がドンとまとめて曲を出してね。それで「はい、これぜんぶアレンジしてください」みたいな（笑）。

－－とにかくスピード勝負（笑）。

つっくん：「ごちゃごちゃ考える前に音出してみよう」みたいな（笑）。その勢いは今日までずっと変わらない。

メガテラ・ゼロ：ずっと走ってないと具合悪くなっちゃう（笑）。メンバーの顔を月に3回ぐらい見ないだけで忘れてしまう。

つっくん：2週間ぐらい会わなかったら「どうしよう？」ってなっちゃう（笑）。

－－その勢いはメジャーデビューシングル『絶走』にも如実に表れていますよね。

メガテラ・ゼロ：この曲は「分かりやすくいこうか！」って感じでしたね。それ以外の曲は自分たちのひねくれている部分を詰め込もうとしているんですけど、この曲に関してはまず僕が弾き語りでナナホシさんに送って「格好良い感じの出来たね」みたいな。

ナナホシ管弦楽団：それで僕の家に来て、アレンジして、歌録って、出来上がったから「もう1曲作ろうか」って……

メガテラ・ゼロ：それで3曲作っちゃった！

ナナホシ管弦楽団：結局、翌日の昼ぐらいまで曲作ってて（笑）。

メガテラ・ゼロ：その中でも「絶走」は「めちゃくちゃストレートで格好良いな。これ、勝負曲になるな」と思って。で、シングルに選んだんですけど、最近、コンビニとかで流れてくるんですよ。「めっちゃ恥ずかしいな！」と思って。

一同：（笑）

メガテラ・ゼロ：絶走……漢字で「絶対走る」。「うわぁー！」と思って（笑）。

－－ストレートすぎて照れる？

メガテラ・ゼロ：そうなんですよ！ だからどのバンドもひねくれた曲を作っているんだなと気付きました（笑）。でもこれからもっと恥ずかしい曲を作りたいと思ってます！

－－でもたしかに恥ずかしいぐらいストレートな曲だと思います。本当は熱く生きたい人の、それこそ照れ臭いこと言いますけど、背中を押すような……

メガテラ・ゼロ：プンプン匂いますね！

－－そう！ そのみんなが恥ずかしくて隠したプンプンを……

メガテラ・ゼロ：みんなが隠したプンプン！ それ、言いたい（笑）！

つっくん：パワーワード過ぎる（笑）。

メガテラ・ゼロ：「みんなが隠したプンプン」を曲のタイトルにしたい。

－－「浅野いにおかMr.FanTastiCか」みたいな話になりますよ。

メガテラ・ゼロ：『おやすみプンプン』か「みんなが隠したプンプン」か（笑）。

－－では、最後に読者の皆さんにメッセージをお願いします。

メガテラ・ゼロ：はい。ライブはすごく楽しい感じでめちゃくちゃにやっているんですけど、音源は綺麗なんで、音源聴いてください。

一同：（笑）

取材＆テキスト：平賀哲雄

◎ライブ情報
【Mr.FanTastiC　レコ発　大阪編　～ニトロチャージ～】
2019年07月13日（土）大阪・阿倍野ROCKTOWN
OPEN 18:00 / START 18:30
前売券発売中：3,500円（tax.in）
チケットぴあ [Pコード予約] 0570-02-9999 Pコード：155-702
ローソンチケット [Lコード予約] 0570-084-005 Lコード：53175
イープラス
モバイルサイトGREENS!チケット
問い合わせ：GREENS　06-6882-1224（平日11:00～19:00）

【Mr.FanTastiC　レコ発　東京編　～フルスロットル～】
2019年07月26日（金）東京・代官山UNIT
OPEN 18:00 / START 18:30
前売券発売中：3,500円（tax.in）
チケットぴあ [Pコード予約] 0570-02-9999 Pコード:156-677
ローソンチケット [Lコード予約]0570-084-003 Lコード:70476
イープラス
問い合わせ：HOT STUFF PROMOTION　03-5720-9999

【Mr.FanTastiC　初ワンマンから1周年！俺たちのバースデーバースデー】
2019年09月27日（金）川崎CLUB CITTA’
OPEN 17:00 / START 18:00
LINEチケット先行　6/20（木）20:00～7/7（日）23:59（先着受付）
主催：Mr.FanTastiC
協力：株式会社山口コーポレーション
問い合わせ：川崎CLUB CITTA’　044-246-8888

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