ホスト界の帝王・ローランドの生き様が浮かび上がる!
数多くのテレビ番組で密着取材を受け、ツイッターでの名言には常に注目が集まり、全国各地での展示会も大盛況。「現代ホスト界の帝王」としてその名を轟かせるローランド。彼の初となる著書が本書『俺か、俺以外か』です。
本書はローランドの生き様を浮かび上がらせる名言が満載。ストイックなプロ意識や唯一無二の生き方を、哲学、美、愛、仕事、人生といった多面的な切り口から紹介しています。
たとえばタイトルにもなっている「世の中には二種類の男しかいない。俺か、俺以外か」という名言。これは「哲学」の章に最初に登場します。「『○○系』やら『○○タイプ』なんてカテゴライズされて生きていくなんて、絶対に嫌だった」「歴史的ななにかを成し遂げるためには、ある程度エゴイスティックになる必要があるし、自分は特別であると信じる必要があると」「きつくても、つらくても、どんな犠牲を払ってでも、唯一無二の『俺』でいたい」としょっぱなからローランド節全開!
続いて、「年齢は、どれだけ生きたかは教えてくれても、どう生きたかは教えてくれないだろ?」という名言。これは「若いくせに……」と言ってきた先輩に対してローランドが返したひとことだとか。「年齢なんて、関係ないのだ。できる奴はできるし、できない奴はいつまで経ってもできない」「人間、どれだけ生きたかではない。どう生きたかだ」と本書には彼の考えが書かれています。これもまた、彼の哲学や人生観をうかがえる一節かもしれません。
そして、厳格なだけではなくユーモアやウィットに富んでいるのも彼の持ち味。たとえば、一大イベントの企画会議中に居眠りをしていることを注意されたら……皆さんならなんと答えますか? ローランド様の返しはこちら。「寝てません。まぶたの裏見てただけです」。謝るだけなら誰でもできるけれど、ここで最高に洗練されたボケをかますのがローランド流。これにはその場が爆笑の嵐になったそうで、「絶体絶命のピンチを救える力がユーモアにはある」と彼は記しています。皆さんもこんなシチュエーションに陥ったときはこのセリフ、使ってみてはいかがでしょうか(どんな空気になるかはわかりませんが……)!
ほかにも「ローランドが下を向くのは、出勤時に靴を履くときだけさ」「歴史なんて勉強するもんじゃないね、作るものだから」「ヴェルサイユ宮殿行ったら、観光じゃなくて内見だと思われないか心配だなぁ」「俺はローランドだからね。コンビニには手を染めないよ」などなどもう金言のオンパレード。今や幅広い層から支持を集めるローランドですが、そこには年齢や職業問わず共通して胸に響く言葉があるからだということが本書を読むとわかります。
というわけで、ファンブックとして読めるいっぽう、ビジネス・自己啓発書としても役に立つかもしれない本書。皆さんも読んで明日への活力にしてみては?
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