高橋名人がマジコンにマジギレ! ドラクエに「対策100か所以上入れちゃえば?」
ゲーム業界の重鎮であり、多くのゲーマーの憧れの存在であるハドソンの高橋名人。そんな彼が、ゲームをコピーして遊ぶことができる違法性の高いゲーム機器・マジコンに対して苦言している。
マジコンはインターネットや記録媒体などからゲームデータをコピーし、ゲームソフトを購入しなくとも無料で遊ぶことが可能になる機器だ。マジコンをめぐって裁判沙汰になるなど、以前から大きな問題となっていた。
7月11日にニンテンドーDS用ソフト『ドラゴンクエストIX』が発売され、発売前にもかかわらずマジコンに対するコピーガードを解除されてしまったことに対して、高橋名人が苦言したのだ。高橋名人は直接『ドラゴンクエストIX』とはタイトル名を出さなかったものの、「例のゲームが発売になりました」として解説している。高橋名人の苦言は以下の通り。
「ところで、例のゲームが発売になりましたが、また、マジコン用としてネットに出てしまった様ですね。ホント、このマジコンには腹が立ちます。これがずっと続くことで、ソフト会社に利益が出なければ、新しいゲームが作れなくなってしまうという事にもなってしまいます。良作品が、今後も世に出てくる為に、こういう違法性の高い製品には、手を出さないという事が重要だと思います。マジコン用の、対策が取られているけど、それを外す事の繰り返し。いっそ、マジコン用の対策も、100か所以上入れちゃえばいいのかな? なんて、話も出てくるんじゃ無いですかね」(高橋名人のブログより一部抜粋して引用)
ここで高橋名人が言っている「マジコン用の対策」が何かわからない人のために少し解説をしよう。マジコンを使用して『ドラゴンクエストV』をプレイすると、ゲーム序盤の船で旅をしているシーンから一向にゲームが進まなくなるというマジコン対策がされていた。また、『ドラゴンクエストIX』でもゲーム序盤のいいところでゲームがフリーズするという報告がインターネットに書き込みされている。しかし、どちらのマジコン対策もすぐに打破され、普通に遊べるようになってしまった。
つまり高橋名人は、「ひとつだからすぐに破られる。マジコン対策を100か所くらい作ればまともにゲームなんてできないだろう」と言いたいのだと思われる。とはいえ、高橋名人が本当に言いたいことはマジコンプレイヤーに対してのモラル向上であることは言うまでもない。
それにしても、100か所もマジコン対策のトラップを考えるのは大変である。道具屋が物を売ってくれない、ボスが戦ってくれない、どんな敵もすぐに逃げてしまい経験値が上がらないままボスだけは逃げない、フローラもビアンカも結婚してくれない……など、開発の時間を割いて考えるとなると大変である。
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