[山芋のお弁当レシピ]プロが教える香ばしさが絶品の焼きレシピ
テレビやラジオ、雑誌に、また食事改善から、健康を支えるプログラムの開発まで、幅広く活躍する管理栄養士の小島美和子先生に、山芋(長芋)を使った和風、洋風のレシピを紹介してもらいました。香ばしさとほくほくとした食感が楽しめて、お弁当にもぴったりです。
長芋ステーキ 青のり風味
ステーキにすると皮が香ばしくなるので、ぜひ皮付きのままで。シンプルなのに、後を引くおいしさです!
材料(2人分)
長芋:約6cm長さ(約150g)
オリーブオイル:小さじ1
塩:小さじ1/6
黒こしょう:少々
青のり:小さじ1/2
作り方
長芋は皮付きのままたわしなどでよく洗い、気になるひげ根をつまんでとった後、1cmほどの厚さの輪切りにする。
フライパンにオリーブオイルを熱し、1を入れて、2~3回返しながら中火で5~6分ほど焼き、こんがりとした焼き色を両面につける。
2に竹串をさしてスッと通れば、焼き上がり。
3に塩、黒こしょうをふって、皿に盛り付け、仕上げに青のりをかける。
memo
長芋は皮付きのまま切るため、滑らず扱いやすいです。
火が通りにくくなるので、厚く切りすぎないように注意しましょう。
長芋ツナマヨグラタン
長芋のステーキを使った、冷めてもおいしいグラタン。アルミケースで小さく焼いて、お弁当に。
材料(2人分)
長芋のステーキ:3枚
ツナ缶:30g
マヨネーズ:小さじ1と1/2
溶けるチーズ:15g
作り方
長芋ステーキ3枚を4等分にし、アルミケースに分けて入れる。
ツナ缶の油をきってボウルに入れ、マヨネーズと混ぜる。
1に2をのせ、その上にチーズをのせる。オーブントースターでチーズが溶けるまで3~5分ほど焼く。または200℃のオーブンで4~5分ほど焼く。
memo
耐熱容器に並べて焼いたものを、後で取り分けてもOK。
アルミケースが薄い場合は、2枚重ねると安定します。
グラタンの中身は火が通っているものなので、チーズが溶ければOKです。
魚焼きグリルでも焼くことができます。
トースターやオーブンなどは機種によって焼き時間が異なります。加熱時間を目安に、様子を見ながら焼きましょう。
長芋のひき肉あんかけ
レンジで手軽に作れるひき肉あんで、お肉も一緒にとれます!
材料(2人分)
長芋ステーキ:6枚
<レンジで作るひき肉あん>
豚ひき肉:60g
絹さや:2枚
[A]
醤油:小さじ1
酒:小さじ1
砂糖:小さじ1/2
ショウガ(すりおろし):小さじ1/4
片栗粉:小さじ1/2
水:小さじ1
作り方
耐熱容器に豚ひき肉とAを入れ、箸でほぐすように混ぜる。
絹さやは斜めの千切りにする。
1にふんわりとラップをして、レンジで約1分加熱する。
レンジから取り出して、半生の状態のものをほぐすようにかき混ぜた後、2を加えてさらに1分ほど加熱し、取り出してよくかき混ぜる。
長芋ステーキは1枚を2等分に切って盛り付け、3をかける。
memo
ひき肉あんは、最初に加熱して取り出したときは半生状態でOKです。全体をほぐしながらよく混ぜます。
ひき肉は、よく混ぜることで大きな肉の塊がなくなり、そぼろになります。
片栗粉が入っているので、パラパラにならず食べやすくまとまります。
最後に
とろろにすることが多い山芋(長芋)ですが、香ばしく焼くだけで和風、洋風のおかずにアレンジできます。いろいろ試してみてください。
小島美和子/Miwako Oshima
管理栄養士/健康運動指導士/産業栄養指導者
女子栄養大学卒業後、食品会社での商品開発業務、大学病院などでの臨床栄養指導等を経て、有限会社クオリティライフサービス設立。働く人の食生活改善保健指導プログラムなどの企画開発を行う。TV、ラジオ、雑誌への出演のほか、厚労省の特定保健指導の実践的指導者育成プログラム開発ワーキングメンバーやTHP指導者養成専門研修及び産業保健指導専門研修など、各種研修講師等も多数担当。また、健康商材・サービスの価値、訴求力を高めるコンテンツ、プロモーションのコンセプトづくりから、より効果を出すプログラムの開発まで、管理栄養士の専門性を活かした食生活の現場でQOLを高める事業を企画・展開している。
ホームページ/オフィシャルブログ /FB
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とろろでおなじみの山芋。実は山芋という特定の品種はなく、長芋や大和芋、いちょういもといった「ヤマノイモ科」に属する芋類を総称して「山芋」「やまのいも」と呼びます。生のまま刻めばシャキシャキ、すりおろせば粘りのある食感を楽しめるほか、加熱すればホクホクに。さまざまな料理に使える野菜です。
最終更新:2022.12.10
文・写真:小島美和子
監修:小島美和子、カゴメ
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