[キャベツのお弁当&常備菜レシピ]月~金曜で飽きずに楽しめる
定番野菜のキャベツでつくる、月~金曜日のお弁当のおかずメニューを料理研究家の高橋千帆さんが伝授してくださいます。ちょっとした工夫で、飽きずに食べられ、おつまみにもなる!見慣れたキャベツが曜日替わりで変身します。
月曜日:キャベツのコールスロー
さまざまな料理の付け合せに。箸休めにもぴったりです。
材料(2人分)
キャベツ:160g
にんじん:30g
塩:小さじ1/2(塩もみ用)
[A]
酢:大さじ1
マヨネーズ:大さじ1
きび砂糖:小さじ1
粒マスタード:小さじ1/4弱(お好みで)
塩:ひとつまみ
こしょう:少々
黒こしょう:お好みで
作り方
キャベツ、にんじんは千切りにしてボウルに入れ、塩もみ用の塩を加えもみ込んでおく。
Aを混ぜ合わせておく。
5分ほどおいてから、1をキッチンペーパーで包み、水分を絞る。
2と3を混ぜ合わせ、味を調える。
memo
家庭で食べる場合は1とAを混ぜ合わせ、そのままみずみずしさを味わってみてください。
黒こしょうをたっぷりかけると、大人向けの味になります。
火曜日:キャベツとラディッシュの塩昆布づけ
キャベツの芯を捨てずに、おいしくいただくレシピ。歯ごたえも楽しめる超簡単おかずです!
材料(2人分)
キャベツの葉(太い葉脈も使っても良い):100g
ラディッシュ:3個
塩:ひとつまみ
塩昆布:大さじ1
作り方
キャベツの葉は約2cm幅に切る(太い葉脈は2mm幅くらいの薄切りに)。ラディッシュも2mm幅の薄切りにする。
ポリ袋に1と塩、塩昆布を入れ、袋を振り軽くもみ込む。10~15分ほどおき味をなじませる。
memo
キャベツの芯を使うと、ポリポリとした食感になり、サラダ感覚でたくさん食べられます。塩を2つまみに増やすと、少し塩辛いですが、漬物のような風味が出ます(日持ちは翌日まで)。
水曜日:キャベツのチャプチェ(春雨炒め)
子どもも大好きな、甘くてしょっぱい味付けの春雨炒め。お弁当の箸休めにもぴったりですが、ご飯のおかずにもおすすめです。キャベツの芯を使うと、サクサクとした歯ごたえがあるチャプチェになります。
材料(1人分)
さつまいも春雨(チャプチェ用の太麺の春雨):100g
キャベツの芯(葉でもOK):40g
にんじん:10g
ニラ:10g
[A]
ごま油:大さじ1
すりおろしにんにく:小さじ1/2
すりおろし生姜:小さじ1/2
塩:ひとつまみ
合いびき肉(豚ひき肉でもよい):60g
酒:大さじ1
[B]
きび砂糖:小さじ1と1/2
醤油:大さじ1
オイスターソース:小さじ1
作り方
鍋に湯を沸かし、春雨を茹でる(購入した春雨の指定時間通り)。茹で終わったらザルにあげ、水切りしておく。
キャベツの芯を薄切りにする(葉の場合は約3cm角に切る)。にんじんは千切り、ニラは3㎝の長さに切っておく。
フライパンにAと合いびき肉を入れ、弱めの中火にかける。肉は平らにならしておき、火にかけたらしばらく触らない。
3の肉の表面の色が変わってきたら、キャベツ、にんじん、酒を加え、木べらで全体を混ぜ、焼く。
4にBを入れ、混ぜたら1を加え、全体を混ぜながら水分を飛ばすように焼く。
春雨が茶色く色づいてなじんできたら、ニラを加え塩で味を調える(分量外:適宜)。
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春雨にしっかりと味を吸わせるように炒め焼くのがポイント。ニラは火を通しすぎないよう最後に加えます。
木曜日:キャベツとナッツのごちそうコールスロー
みずみずしいキャベツと香味野菜に、ナッツのカリッとした食感とスパイスの香りが効いた一品です。
材料(1~2人分)
キャベツ:130g
セロリ:20g
しそ(大葉):3枚
塩:ひとつまみ(塩もみ用)
酢:小さじ2
マヨネーズ:大さじ2/3~大さじ1
ミックスナッツ(素焼き):12g
コリアンダーシード(パウダーでも可):大さじ1
塩・こしょう:各少々
作り方
キャベツは千切りにし、ボウルに入れ、塩もみ用の塩を加えもみ込んでおく。
セロリ、しそを千切りにする。
キッチンペーパーに1を包み、水分を絞って、ボウルに戻す。
3に酢、マヨネーズを加え、混ぜ合わせる。
4に2とミックスナッツ、コリアンダーシードを加えて混ぜ合わせ、塩、こしょうで味を調える。
memo
キャベツは水分が出るので、塩もみをしてから水切りをしましょう。そうすることで、味が薄くならずおいしく作ることができます。
金曜日:キャベツメンチカツ
キャベツたっぷりで、あっさりと軽く、たくさん食べられるメンチカツです。夕飯のおかずにも大活躍!
材料(2人分)
直径5cm×厚み3cm弱で約4個分
キャベツ:100g(2~3枚分)
タマネギ(みじん切り):25g
塩:ひとつまみ(塩もみ用)
合いびき肉:100g
塩:ひとつまみ
こしょう:少々
小麦粉:適宜(大さじ2~3)
溶き卵:1/3個分
パン粉:適量(大さじ2~3)
揚げ油:適量
ソース:お好みで
作り方
キャベツを千切りにし、ボウルに入れる。塩もみ用の塩を加えて軽くもみ、5分ほど置いておく。
ポリ袋に合いびき肉とタマネギ、塩、こしょうを入れ、粘りが出るまでもみ込む。
1をザルにあけて、キッチンペーパーでくるみ、ぎゅっと絞る。
2に3を加えさらにもむ。具材がなじんだら4等分にし、形を整える。
4に小麦粉を薄くまぶし、卵にくぐらせたら、全体にふんわりとパン粉を付ける。
5を170℃の揚げ油に入れ、途中で上下を裏返しながら、きつね色になるまで2分ほど揚げて油を切る。
memo
キャベツは塩もみし、水分をぎゅっと絞ってからひき肉と混ぜるのがポイント。水分がなくなることで肉たねとなじみやすく、ジューシーな仕上がりになります。
最後に
キャベツがあれば、1週間でいろいろ楽しめます!おいしいキャベツメニューをぜひ取り入れてください。
高橋千帆/Chiho Takahashi
料理研究家/ベジタブル&フルーツアドバイザー
1980年、北海道生まれ。二女の母。調理、菓子の学校を卒業し、ベーカリー、パティスリーなど、さまざまな経験を重ねる。2007年より、インターネット販売、店舗PR用の菓子製作など、菓子を中心とした活動に従事。その後、出産、子育てを経て、菓子、料理に関わる活動を再スタート。現在は、料理家たかはしよしこ氏の「エジプト塩」スタッフとしても活躍。また企業のフードスタイリング他、食事の講座を主催しながら、家庭でも簡単に美味しく作れる「身体と心が喜ぶ料理」を研究している。
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[キャベツ]栄養を逃さない料理のコツと保存法
ビタミンCやビタミンK、葉酸などを多く含む、アブラナ科の野菜。原産はヨーロッパで、日本で広く食べられるようになったのは明治時代からです。
最終更新:2024.05.19
文・写真:高橋千帆
監修:高橋千帆、カゴメ
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