NYで話題の相乗りライドシェア「Via」がインドネシアの伝統的ミニバスと提携事業

「任意の場所に呼び出せるミニバス」と言えば、その実態に近いか。一方でViaは、創業7年の新興企業ではあるが積極的な国外進出を行っている。インドネシアのミニバス配車アプリ「Tron」は、Viaが地元企業と提携してローンチしたものである。
・「アンコット」をスマート化

そこで、アンコットの停車場をナビゲートしつつ乗車予約まで行うアプリがローンチされた。それがTronだ。乗車地と降車地を入力し、配車予約を行う。Tronの算出したアルゴリズムに従い、その時点で手近なアンコットがやって来るという仕組みだ。
今の段階では、ジャカルタ近郊のブカシ市でのみの運行である。また、決済は現金のみ。もちろん、これらは今後拡張されていくはずだ。インドネシアはQRコード決済が爆発的に普及しているから、それらにも順次対応するようになっていくだろう。
・渋滞解消に向けて

都市のスマート化はインドネシアの中央政府が推し進めているものでもある。ジャカルタは交通環境がいいとは言えない都市で、特に渋滞が慢性化している。それを解消するためにも、公共交通機関のスマート化は必要不可欠のものなのだ。

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