嵐・櫻井翔　政治家に「なんか櫻井くんは政治家みたいだね（笑）」と言われてしまう

嵐の櫻井翔が平成から令和をまたぐ『news zero』改元特番（日本テレビ系）に出演。スペシャル企画として行った、小泉進次郎議員（38）との同学年対談を放送した。

小泉議員が初当選した10年前を皮切りに、選挙の度に話を聞いてきたという櫻井。「けっこうちゃんと話をしたいですよ。こんな機会じゃないとなかなか話せないから」と、今回の企画を楽しみにしてきたようだ。

対談が始まると、「世間を揺るがすビッグニュースだったので、みんなも聞きたいと思う」と嵐の活動休止について話題を振る小泉議員。これには櫻井も「インタビュアー小泉進次郎、すごいよ」と少し意外そうな笑顔を浮かべた。

そして、「あの決断はあくまでも自分たちの為でしかない。なんだけれど、テレビを見ていたら、会見を受けて、『アイドルとしての働き方改革なんじゃないか？』と（ある人が）言ってくださったんですよ」と櫻井は振り返る。「働き方改革なのだとしたら、我々がきちんと成立させないと後に続く人が出てこなくなっちゃう。その責任はある程度あるな、と思っているんですよね」と心情を語った。

小泉議員は、活動休止をして新たなスタートを踏み切る嵐の決断は、いちアイドルグループの選択ではなく、新しい時代の社会の選択の一つに感じたという。

櫻井は、「どこまでいっても僕の背中、看板には嵐というものを背負っていくつもりだから。それは5人とも。一時的に休む中で考えることは確かにある」とも明かした。

また、議員として10年、嵐として20年、それぞれ過ごしてきた2人。30代半ばを過ぎ、共通の変化が生まれているという。

櫻井が、「立場が変わってくる。会社でもそれぞれポストについたり、マネージメントというか」と述べると、小泉議員は「すごいわかります。自分がやる喜びよりも仲間やメンバーが何かを実現することをサポートして、みんなで喜べる喜びに変わってきたと思いますね」と共感した。

さらに、「嵐の中で櫻井くんは何をする役割なんですか？」と小泉議員から質問。この問いかけに櫻井は、「この1、2年の話でいうと、（党内の政策などを取りまとめる部会長の）進次郎さんと同じような立場だったのかもしれない」と返す。

櫻井が「意見って人が集まっていれば白と黒に分かれることなんて基本的にはないじゃないですか。グレーの瞬間の人もいれば、濃い黒の人もたり、限りなく白に近い黒の人もいたり。（その中で自分は）みんなが納得するところを探す、というような役割だったのかもしれないですけどね」と嵐の中での立場を振り返った櫻井。

話を聞いていた小泉議員から「なんか櫻井くんは政治家みたいだね（笑）」と言われ、2人で笑いあった。

子供に同じ道を進みたいと言われたら？

そして、小泉議員が父親の小泉純一郎元総理大臣に、大学生の時に「あとを継ぎたい」と告げ難色を示されたという話から、将来もし自分たちに子供ができて「同じ道に進みたい」と言われたら、という話題に。

これには、小泉元総理と「同じ反応をすると思う」と共通の意見の2人。

小泉議員は「とくに今はSNSがあるから、うちの子供はどれだけネット上で叩かれるんだろうな、そして知らなくてもいいところをどれだけ知ることになるんだろうな、と考える」と、その理由を述べた。

対する櫻井も、「この道を選んじゃっている本人はいいですよ。自分で背負った十字架ですから。だけど、そうじゃない（周りの）人までそれを背負わせてしまうかもしれない。じゃあ、それをどこまで守れるのか、守らなければならい、というのは、こういう立場だと考えますよね」と自身の考えを言葉にした。

そして、最後に令和で叶えたい目標問われた小泉は「櫻井くんと僕の大きな違いは何かと言うと、人は櫻井くんの世界に憧れる。だけど、政治の世界には憧れない。なぜなのかというと、政治のことを明るく楽しく語ってこなかったから。今若い人たちの中で、日本の中で何ができるか、地域のために何ができるか、という意識はすごく高いから、（政治を）ちゃんと見てもらえるようにしたい。それが実際に叶うから。そんなことが花開く時代にしたい」と語った。

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