「使って楽しい気分になる作品を」 『Twitter』で話題の陶芸家作「用途が一目でわかる土鍋」がカワイイ
日本酒の徳利を注ぎ口を上に向けて注ぐのが正しいマナーとTVで紹介されて、ネットでも物議を醸した結果、福岡県遠賀郡岡垣町で陶芸教室を開いている枯山水さん(@Karesansui_CW)が「マナー講師撲滅用とっくり」を『Twitter』で発表。反響が大きく一般発売までされるようになりました。
マナー講師撲滅用とっくり作りました。
注ぎ口を3箇所用意して角度を調整したことにより無理に注ぎ口を避けるとあらぬ方向に酒が流れてテーブルを汚す仕組みです。
なお、花弁のような口にすることでインスタ映えも狙っています☆ pic.twitter.com/J9n449MdQY— 枯山水 (@Karesansui_CW) 2018年12月1日
そのほかにも「お茶を吐くフグ」と題した急須など、タイムリーな作品を発表している枯山水さんが、「用途が一目でわかる土鍋」を公開。「わかりやすい」「かわいい」といった声が集まっています。
料亭から依頼を受けて作っている「用途が一目でわかる土鍋」 pic.twitter.com/SmJJIiWe8u
— 枯山水 (@Karesansui_CW) 2019年5月3日
どう見てもスッポンなこの土鍋。なんともいえない愛嬌のある表情です。中には蓋に注目した人も。
スッポン鍋用ですね。
ちゃんと亀甲模様じゃなく肋骨が浮き出ているような表現になっているのが芸が細かいですね。— MATTUN@ストフェスはバルタン星人6代目 (@KigurumiOtaku) 2019年5月3日
スッポン鍋用ですね。
ちゃんと亀甲模様じゃなく肋骨が浮き出ているような表現になっているのが芸が細かいですね。
枯山水さんによると、鍋本体の直径が約30cm、重さが蓋込みで4kg程度。完全に乾燥させてから焼成し、完成には1ヶ月程度かかるとのこと。「料亭さんのほうからそういったものにして欲しいという要望がありました」といい、「スッポンの形をした土鍋自体は、既にいろいろな窯元さんが遊び心で作られていますので、オリジナルというわけではありません。恐らく遊び心ゆえに発信する窯元さんが今までいなかったのではないでしょうか」と話します。
「単なる遊び心で投稿したツイートに大きな反響があって嬉しい反面驚いてもいます。マナー講師撲滅用とっくりの時は問題提起という意味も多少はありましたが、日用品に遊び心を織り交ぜて、使っていて楽しい気分になる作品というのは常日頃から心掛けています」という枯山水さん。これからもちょっとクスッとさせられる作品に期待したいところです。
椿窯 陶芸教室
http://www.tubakigama.com/ [リンク]
※画像は『Twitter』より
https://twitter.com/Karesansui_CW/status/1124149026272636928 [リンク]
乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。
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TwitterID: ryofujii_gn
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