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白人シェフの創作和風レストランが“文化の盗用”と非難されてしまう 言うほどでもないような……?

またまた、日本人のあずかり知らぬところで“日本(アジア)文化の盗用”が指弾されていたようだ。

先週末、ミシュラン3つ星レストランのシェフでありタレントとしても活躍しているゴードン・ラムゼイさんが、今年の夏にロンドンに開店予定のレストラン“Lucky Cat”(招き猫)の内見会を開催した。40人ほどのジャーナリストや料理人を招待して行われたこのイベントでは、1930年代の東京の飲み屋街に触発されたという同店のコンセプト料理が紹介された。

View this post on Instagram Gordon Ramsayさん(@gordongram)がシェアした投稿 – 2019年 4月月12日午前9時32分PDT


https://www.instagram.com/p/BwKY0kmHypI/?utm_source=ig_web_copy_link

メニューは以下のようなもので、試食できるものもあった。

ウェルカムカクテル:大きなシソの葉が飾られたジンベースのドリンク。ウイスキーベースもあり
軽食:ミニ和牛パストラミバーガー(アジア風の唐辛子ジャム添え)と、キャビアと大トロの海苔巻き
前菜:ヒラマサの刺身(自家製大豆、生姜油、ナスタチウム添え)
セカンドディッシュ:帆立の貝柱(柚子・スイートコーンのソースがけにフィンガーライムとワサビの葉を添えて)
炉端焼き:アスパラガスのスモークポン酢がけ
メインディッシュ:鴨の胸肉の燻製の梅ソースがけに梨を添えて
デザート:レモングラスと生姜とヨーグルトのシャーベットのさとうきびシロップがけ、ココナッツクリームと焼きパイナップルのケーキ、柚子の食後酒、マンゴーの唐辛子塩がけ

人気の和風レストラン“Zuma”に在籍していたこともある料理長のベン・オープウッドさんが何か月もアジア旅行に出かけて研究してきた成果だという和風(?)メニューだったが、これらの料理に“ダメ出し”したフードライターがいた。

この内見会で唯一のアジア系の招待客だったアンジェラ・フイさんは彼女の『Instagram』に、イベントの写真と共に「梅干し中華、これは和風なのか、中華風なのか?」「全部アジア風としとけば誰も気にしないわね」「ウェイターに、ここまでで一番気に入った料理は何? って訊かれたから、ワインって答えといた」などと料理をこき下ろすコメントを投稿した。

また、一般の人たちからも、この内見会を報告したラムゼイさんの投稿に

「本物のアジア料理じゃなくて“コスプレ料理”だ」
「梅、シソ、柚子、刺身に鴨って、ありきたりね。とりあえずアジアっぽいものを全部ぶっこんだ感じ? アジアでひとくくりにして盗用しちゃうのって高級料理を作る白人シェフの間で流行ってるけど、そろそろやめたら?」
「“研究”と“アジア旅行”だけで“アジア料理”って言っちゃう辺りが、何も理解していないし上から目線なんだよ。あなたと同じぐらい有名で影響力のある料理人が、“欧州風ホワイトソース”がけのスパゲティにアボカドを添えた料理を出す店をオープンして、1950年代のイギリスに触発されたって言ってるのを想像してみればいい」
「“本格的な”アジア料理店の内見会なのにアジア系がいないことを彼女は気にしてたんでしょ」

といった批判的なコメントが寄せられている。

一方、アジア風の名前の人たちからは

「ほとんどのアジア人は怒っていないのに、白人が怒っているのが面白い」
「アジア系だけど、料理食わせてくれれば忌憚のないレビューをしてやるよ」
「日本には文化の盗用という概念はありません」

と、特に気にしている素振りのないコメントが付いているのが面白い。

日頃から、カレーライスに豚骨ラーメンに天津丼にスパゲッティ・ナポリタンといったフュージョン料理を食べている日本人にとっては、食文化の盗用という概念はやはり分かりにくいもののようだ。

画像とソース引用:『Instagram』及び『london.eater.com』より
https://london.eater.com/2019/4/11/18306082/preview-first-look-gordon-ramsay-lucky-cat[リンク]

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(執筆者: ろくす) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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