メルセデス・ベンツ、次世代のEV用バッテリーを製造する工場の建設に着工

メルセデス・ベンツは8日、ドイツ・ウンターテュルクハイムでバッテリー工場の建設に着手したと発表した。製造する全車種に電動タイプを設定するという今後の方針に沿った動きだ。

化石燃料を使用しないEVの促進は環境への負荷を減らすものだが、それに加えこのバッテリー工場そのものもカーボン・ニュートラルになるという。

・電気シリーズ続々と

メルセデス・ベンツは今後展開する電気自動車としてEQシリーズを発表していて、最初のモデルとなるEQC電動SUVの製造は数カ月以内に開始される見込みだ。

そうしたEVの要となるのが、バッテリー。今後、あらゆる車種にEVを投入するということはつまり、最先端のバッテリーを大量に生産していく必要がある。

メルセデス・ベンツは現在、ドイツや中国など世界9つのバッテリー工場に投資していて、投資額は計10億ユーロ(約1256億円)にもぼるという。

・環境に取り組む姿勢アピール

また、今回着工された工場は既存のエンジン工場の隣に新設され、広さは1万2000平方メートル超となる。

公開された工場完成予想図をみると、屋上が緑地化されていることがわかる。この施設全体をカーボン・ニュートラルにすることで、環境に優しいクルマ会社をアピールする。

車は今後、電動化や自動運転といった最新テクノロジーを搭載したタイプが加速度的に浸透することが見込まれ、それに対応する工場建設の動きも顕著になってきそうだ。

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