【interview】一般向け排泄予測デバイス「DFree Personal」が、家電量販店ビックカメラ・コジマで販売開始!両社が提携したワケとは

そんな問題を解決したいと取り組んでいるのが、排泄予測デバイスを開発するトリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社(以下「トリプル」)。
このたび、2018年7月に発売開始した一般向け排泄予測デバイス「DFree Personal」(ディー・フリー・パーソナル)を、株式会社ビックカメラ(以下「ビックカメラ」)が展開する「ビックカメラ」「コジマ」の120店で2019年3月1日より販売開始されることとなった。
両社が提携に至ったワケについて、トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社 営業部長の堂脇 正博氏、株式会社ビックカメラ 商品部 家電・ヘルスケア&ビューティグループ 副グループ長の柳沼 佑希氏に詳しいお話をうかがった。
・一般向けの「DFree Personal」の特徴

(トリプル回答)「『DFree(ディー・フリー)」は小型の超音波センサーを用いたデバイスを下腹部に装着することで、膀胱の変化を捉え、スマートフォンやタブレット上の専用アプリで排泄のタイミングをお知らせします。
個人ユーザー向けの「DFree Personal」(ディー・フリー・パーソナル)は、本体と携帯端末が直接Bluetooth通信にて連携するため、ネットワーク環境がなくてもご利用いただけ、外出先でも使えるのが特徴です。なお、介護施設などの法人向けには「DFree 排泄予測サービス」というサービスがあります。」
・“現物を見て検討したい”という顧客ニーズに応える
Q2.今回、家電量販店「ビックカメラ」「コジマ」を展開する株式会社ビックカメラと、「DFree」を開発したトリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社が提携した経緯を教えてください。
(トリプル回答)「2018年7月より自社ECを中心に販売をしてきましたが、外出時にトイレの不安を感じるアクティブシニアの方など幅広いユーザーにターゲットが広がっていく中で、『現物を見て検討したい』というニーズも増えてきたため、リアル店舗へ販路を拡大しました。」
(ビックカメラ回答)「2018年12月にトリプル・ダブリュー・ジャパン様より、製品のご紹介を頂き、大変素晴らしい製品であると感じました。これまでにない製品ですので、ビックカメラとコジマが全国に展開する実店舗を活かして、製品を実際に見て・触って体感をしていただいたり、視覚的・感覚的にも使用シーンをイメージしたり出来る環境が必要ではないかということで、製品の取扱いを開始いたしました。」

(トリプル回答)「『DFree Personal』はいわゆる競合商品がない全く新しいカテゴリーの商品です。ビックカメラ様は、そういった新しい商品を積極的に扱い、新しい価値を世の中に提供していく、という企業姿勢をお持ちです。
また、駅前の素晴らしい店舗立地も、気軽に商品を目にして手に取っていただきたいという私たちの狙いに合っています。」
(ビックカメラ回答)「平均寿命が延び続ける中、ただ長生きするのではなく、『QOL(クオリティ・オブ・ライフ)』が重視されるようになりました。QOLを実現する上で、人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出すことの出来る製品に、非常に共感しました。
しかしながら、製品を必要としている方に、これまでは製品の情報が届いていない状況であったため、ビックカメラとコジマが全国に展開する実店舗で製品をアピールしていくことにより、より多くの方に魅力を伝えたいと考えました。」
・QOLを高めるため、今後も両社の提携を続けていく意向
Q4.両社の提携により、期待していることは何でしょうか。また、同時に展開するキャンペーンの内容についても詳しく教えてください。
(トリプル回答)「これまでリアルの店舗がなかったので、今後ビックカメラ・コジマの店舗を通じて、商品に関心を持ってくださった方が気軽に目にして手にしてご検討いただけるようになることを期待しています。
また、ターゲットの多くがシニアですので、スマホとのセット提案などよりユーザーが使いやすい・購入しやすい提案も一緒に考えていけたらと考えています。
3月1日(金)~5月31日(金)は、購入者のうちアンケート回答で抽選30名にビックカメラ商品券5000円分が当たるキャンペーンを実施しています。」
(ビックカメラ回答)「売場の中で、その他商品に埋もれることが無いよう、積極的に展開を推進していきます。また、販売員向けの勉強会も開催し、より商品知識を深め、お客様にメリットをご説明出来るよう努めます。
また、今回の商品をはじめとして、今後もトリプル・ダブリュー・ジャパン様から、生活の質を変えるような商品が登場した際にも、お客様にいち早くお届け出来るよう、信頼関係を深めていきたいと考えております。」

(トリプル回答)「期間限定で店頭プロモーションを実施したり、専門販売員を配置してお客さまの悩みに寄り添いながら、製品認知を高め、販売促進をしたりしていきたいと考えています。」
(ビックカメラ回答)「SNSなどのツールも活用しながら、情報を発信していきます。また、店頭での製品説明イベントも強化し、製品必要としているより多くの方へ、製品をお届けしていきたいと考えております。」
高齢化、老化はどんな人も避けては通れない。いずれ衰える自身の身体機能に備えるために、こういった現代テクノロジーを活用していくことは必須になっていくのだろう。“国民皆、当たり前のように「DFree」を利用している”、というような時代も遠くないのかもしれない。

ウェブサイト: https://techable.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。