マオリ伝統の戦舞“ハカ”でモスク襲撃事件の犠牲者を追悼&レイシズムに「NO!」

多くの犠牲者を出したニュージーランド・クライストチャーチのモスク襲撃事件現場で、先住民族マオリの民族舞踊“ハカ”を踊って犠牲者を追悼する人たちが現れ、海外メディアから注目されている。


https://twitter.com/sfutterman/status/1107457785631891456


https://twitter.com/SBSNews/status/1107499346319204353


https://twitter.com/7NewsSydney/status/1107136077423214592


https://twitter.com/hassan_ghani/status/1107181371422736384

事件現場に設けられた献花台の前で、またニュージーランド各地で、学生やサーファーからバイク乗りの“ちょいワルおやじ”たちまでもが隊列を組み足を踏み鳴らして“ハカ”を踊る。マオリの血を引いていると見える子も白人もアジア系も、男も女も、みんなで一緒になってハカを踊り、犠牲者を追悼するとともに国民に連帯と調和を呼びかけた。目を見開いて舌を出したり歯を剥いて見せたりする様は威圧的で場違いにも思えるが、これが本来の流儀だそうだ。

ラグビーニュージーランド代表チーム・オールブラックスが試合前に踊ることで有名な“ハカ”は、先住民族マオリの民族舞踊。主にマオリの戦士が戦いの前に自らを鼓舞するために踊っていたが、その他にも、功績を称えたり、お客を歓迎したり、葬儀をする時にも行われてきたという。今日では結婚式やスポーツの式典などでも欠かせない踊りになっている。自国の歴史と文化を学ぶ授業の一環として、学校でも“ハカ”を踊るところが多いという。

画像とソース引用:『Twitter』及び『nzholidayguide.com』より
http://www.nzholidayguide.com/new-zealand-haka-dance/[リンク]

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