ネットスーパーで注文した商品を自律走行車で配送するサービスが米国で今春スタート

米国最大手の食品スーパーKroger(クローガー)は、2019年春から、米テキサス州ヒューストンの2店舗を対象に、自律走行車による配送サービスを開始することを明らかにした。

この新たな配送サービスには、カリフォルニア州のスタートアップ企業「Nuro」によって開発された自律走行車が採用される。

・米ヒューストンで自律走行車による配送サービスを開始

KrogerとNuroは、2018年8月以降、米アリゾナ州スコッツデールにおいて、Kroger傘下の「Fry’s Food Stores」の1店舗を対象に、ネットスーパーで受注した商品をNuroの自律走行車で配送する実証実験を行い、成功をおさめた。

この実績をもとに、自律走行車による配送サービスをヒューストンで本格的に展開しようというわけだ。

対象エリアに居住する利用者は公式ウェブサイトまたはスマホアプリから商品を注文でき、一律5.95ドル(約664円)の送料で、当日もしくは翌日に、「トヨタ・プリウス」を改造したNuroの自律走行車で指定場所に商品が配送される。

・ソフトバンクから1050億円の資金調達に成功

Nuroでは、2019年2月、ソフトバンク傘下の投資ファンド「ソフトバンク・ビジョン・ファンド(SoftBank Vision Fund)」から9億4000万ドル(約1050億円)の資金を調達。

今後は、自律走行技術のさらなる開発に取り組むとともに、Krogerをはじめ、様々な企業と積極的に提携し、事業規模の拡大に努める方針だ。(文 松岡由希子)

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