レポート:廃病院内を探索するホラーリアルRPG『悪の見解』を体験してきました[ホラー通信]
リアル謎解きイベントやミッションクリア型のウォークスルーアトラクションが人気を博していますが、今度は“リアルRPG”という没入型のRPG風イベントが登場。
先日開催の報をお伝えしたホラーリアルRPG『悪の見解』がその第一弾です。都内の廃病院を会場に、3/16~17の二日間開催されます。
関連記事:ホンモノの廃病院が会場の“没入型”ホラーアトラクション『悪の見解』開催 “人ではない何か”がそこにいる……?
あなた自身が登場人物の1人として物語の世界に深く没入し、登場キャラクターとの会話や、あなた自身のアクション(行動)によって、物語を進めていきます。
出演者にいざなわれたり、自由に行動したり。
謎を解いたり、ミッションにチャレンジしたり。
時には、“何か”と対峙することも、あるかもしれません。
そこには、ロールプレイングゲームをプレイするような体験が、リアルな世界で待っています。
この体験こそが「リアルRPG」です。※公式サイトより
https://hyper-ent.jp/evil/
チケットはもうソールドアウトしていますが、ホラー通信の取材班で事前体験会に参加してきましたので、その模様をちょこっとお届けします。ネタバレはナシよ。
東京都内にあるガチの廃病院が会場。暗くなってくるととても雰囲気が出てきます。ひとけもないのに明かりだけが点いている感じ。もう怖い。
“非合法な実験を行っている”と噂されるとある病院で、急遽開催されることになった学会。参加者はその学会を訪れ、謎に包まれた研究成果を目の当たりにする――というストーリーです。
まずは明るい部屋に通され、他の参加者たちとともに研究についての説明を聞きますが、そこでトラブルが発生。登場人物たちに促され、“危険な何か”がうごめく病院内で“とある物”を探しに行かなくてはならないことになりました。勘弁してくれえ。
病院はそれほど大きなものではありませんが、地下1階~地上3階まであり、なかなか広く感じます。基本的に薄暗い上に、病院なので似たような部屋が多くあり「あれ、ここもう来たっけ?」と混乱してきます。
場所によっては薄明かりもなく真っ暗なため何かアイテムが必要ですね。おっと、その必要なアイテムもどこかで見つけないと……。
引き出しなどを開けてアイテムを探しているとRPGっぽさを感じます。「これは絶対のちのち使うアイテムだ!」と持ってきたものがまったく見当違いだったりもしました。※帰りに返却しました
ちなみに、割ってもいい壺やちいさなメダルはありませんでした。
“リアルRPG”と他のイベントとの違いですが、これはどうやら会場内のあちこちにいる登場人物たちに話しかけまくるのがミソのようです。ゲームの中で、目についた村人に片っ端から話しかけまくるのと同じです。
何を探せばいいのか? 次にどこに行くべきなのか? そういったヒントがもらえるかもしれませんし、あるいはサブ的なストーリーを聞けるかもしれません。
さびれた病院内は歩いているだけで精神的にクるものがあります。手術台とかベッドとかあるんですよ。
心霊スポットの廃病院に潜入する韓国ホラー映画『コンジアム』(3/23公開)をひと足お先に観て、新たなトラウマを作ってきたばかりの筆者は、その恐怖が呼び起こされて足がすくみました。あ、そのレポートはこちらをどうぞ。
ミッションに夢中になっていると、ときどき“危険な何か”に遭遇します。
声を上げたり動いたりしてはいけません。遠くで他の参加者の悲鳴が聞こえるたび「がんばれ……」と心の中で念じていました。
ホラー演出は全体的に控えめな方だったかと思いますが、怖がりな人ほど怖い現象に遭遇するというミラクルも起きており、会場内は元気な悲鳴がたくさん聞こえました。
今回の体験会では、自然と他の参加者の方との会話も生まれ、お互いに情報交換してミッションを進めていきましたよ。つまづいたら話しかけてみるのも手です。
なお、ホラー通信取材班は順調に進んでいたかと思いきや後半でテンパり、元気にバッドエンドを迎えました。めちゃくちゃ悔しかったな……。
アトラクション概要
リアルRPG『悪の見解』
https://hyper-ent.jp/evil/
※チケットは完売しています
【公演時間】
16日: 12:30~ / 15:00~ / 17:30~ / 20:00~
17日: 10:30~ / 13:00~ / 15:30~ / 18:00~
【所要時間】
各回 約90分間
【開催場所】
非公開(東京都渋谷区の廃病院)
※会場の詳細な場所は、チケットをご購入の方のみにお伝えいたします。
【企画・演出・プロデュース】岩佐貴博
【主催】ハイパーエンタ
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