[れんこんやごぼうの入った筑前煮]縁起物で人気のおせちレシピ
御節(おせち)料理には、「日頃ご飯を作っている人が骨休めできるように」という意味合いもあり、保存がきき、冷めてもおいしい料理として作られたのが、最初とも言われています。ここでは、野菜を使った人気のおせちメニューのひとつ、筑前煮の作り方を紹介します。
ごぼうやれんこんを使った人気煮物、筑前煮のレシピ
ごぼうやれんこんなど、縁起の良い野菜を大きめに切って他の具材と鍋で煮込む筑前煮。こうした「お煮しめ」には、家族が仲良くいっしょに結ばれるという意味があります。
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ごぼう:根野菜であることから、一家の「土台がしっかりするように」との願いがこめられています。
れんこん:根に穴があいているので、「見通しが良い」という意味があります。
筑前煮
歯ごたえのある根菜と、やわらかく煮込まれた鶏肉のメリハリある食感がおいしい。
材料(4人分)
鶏もも肉:1枚
ごぼう:2/3本
れんこん:1/2節
にんじん:小1本
絹さや:6枚
茹でたけのこ(たけのこの水煮):小1本
こんにゃく:1/2枚
干し椎茸:4個
みりん:大さじ1
だし:2カップ
醤油:大さじ1
砂糖:大さじ3
酒:大さじ3
サラダ油:大さじ2
干し椎茸は水で戻してそぎ切りにする。絹さやは筋を取って下茹でしておく。
そのほかの野菜は食べやすく一口大に切る。
れんこんとごぼうは酢水にさらす。
こんにゃくは手でちぎる。
鶏肉は一口大に切り、鍋にサラダ油大さじ1を熱して炒め、いったん取り出しておく。
鍋に、残りのサラダ油大さじ1を熱し、2と6以外の材料を炒め合わせる。
7にだしを加えて煮立てる。8のあくを取って、酒、砂糖、醤油を加える。
9を20分ほど煮たら6を汁ごと戻し、さらに5分ほど煮てみりんを加える。
10に2を加え、混ぜて完成。筑前煮は冷めてもおいしく食べられます。たっぷり作っておけば、お正月はのんびり過ごせるでしょう。
[れんこん]栄養を守る保存方法&料理の下ごしらえの基本
穴があって先を見通せることから「見通しがきく」という縁起物としても用いられるれんこん。蓮(はす)の地下茎が肥大したもので、漢字では「蓮根」と書きます。
きんぴらや酢ばすではシャキシャキ、煮物ではホクホクとした食感が楽しめます。加熱するメニューが多いようですが、本来は生食できる野菜。火を通す場合も栄養素を壊さないよう、加熱時間は短めにしましょう。
最終更新:2022.03.01
文:アーク・コミュニケーションズ
写真:清水亮一(アーク・コミュニケーションズ)
写真(撮影協力):吉田めぐみ
監修:カゴメ
出典:
農林水産省 おせち料理のいわれ
農林水産省 おせち料理ってどんな料理?(野菜の煮物、れんこんとごぼうのいわれ)
農林水産省 めざましごはん(筑前煮)
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