Micro SDカード「SanDisk Extreme Pro UHS-1 U3 V30 A2 128GB」のレビュー

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6,000 円台と手頃ですが、性能が高く容量も実用十分と言える SanDisk 製の Micro SD カード「SanDisk Extreme Pro UHS-1 U3 V30 A2 128GB」のレビューをお送りします。
SanDisk Extreme Pro には UHS-I に対応したものと、UHS-II に対応した更に性能の高いものがありますが、今回紹介するのは前者の方です。
一連のテストを通じて UHS-I カードなのに実用の上では高価な UHS-II 版と遜色ない性能を発揮していたことから、コスパが高い製品だと判断しています。
SanDisk Extreme Pro UHS-1 U3 V30 A2 128GB は、スピードクラス U3 や Android スマホのアプリケーションパフォーマンスクラス A2 に準拠しており、容量は 128GB です。
Amazon での価格は 6,380 円でした。
UHS-II 版がいまだ 1 万円を超えているので少し手が出しづらいですよね。
でも同じ Extreme Pro だけあって高い性能を期待する方は多いと思います。
この点を中心に実態をテストして調べました。
数値的な性能としては、SD Card Test アプリを用いると、リード 89MB/s、ライト 53MB/s と、グレードの低い SanDisk Extreme(UHS-1 U3 V30 A2 準拠)のものと大差ありませんでした。
ベンチマークのスコアだけで実用性を判断することはできません。
そこで私は、本 Micro SD カードをデジタルカメラ(EOS R)に装着し、連写モード(秒間 9 コマ)でシャッターボタンを押し続け、バッファーがフルになり撮影速度が遅くなるまでに何枚撮影できるのか、また、4K 動画(ALL-I 画質、約 320Mbps のビットレート)を何分間撮影できるのかなどを調べました。
最初の連写テストでは、撮影スピードが下がりだした時点で撮影を停止し、枚数を確認したところ、132 枚の写真を撮影できていました。
比較対象の Extreme(前述のカード)でこの枚数は 121 枚でした。
ベンチマークのスコアはほぼ同じでも、一定の時間により多くの写真を撮影できた点において違いが出ました。
次の 4K 動画テストでは、EOS R の最高画質である 4K 動画(ALL-I 29.97fps)を 29 分 59 秒(これは一回の撮影で録画できる最長時間です)、一度も途切れることなく撮影できました。
性能の低い Micro SD カードを使い、ALL-I 画質の 4K 動画を撮影すると、カードの性能が足りずに途中で録画を停止することも多いことから、今回のように一度も停止されずに約 30 分録画できたことは、それ自体に意味があり、この点において性能は十分に高いと判断しています。
ちなみに、Extreme 版のカードでも録画は途切れません。
最後に、GoPro Hero7 Black を用いて 4K@60fps 動画を撮影するテストを実施しました。
結果、撮影時間が 33 分を過ぎたところで熱による故障を防止する為にカメラが撮影を強制的に停止しました。
本 Micro SD カードの性能不足による停止ではありません。
GoPro の 4K@60fps もちゃんと撮影できる Micro SD カードだと言えます。
結論を述べます。
テストの結果は私の期待を十分満たすものだったので、本 Micro SD カードは雰囲気的に UHS-II の Micro SD カードが必要だと感じるような場面の多くで代用できるものだと評価しています。
Source : Amazon

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