鮮度が2倍長持ちするアボカド、2019年内に欧州でも販売開始へ

2019年内には、EU(欧州連合)の規制当局からの承認を得た上で、欧州の一部の小売店を対象に、「Apeel」で加工した長期保存可能なアボカドを共同ブランドで販売する見込みだ。
・鮮度が2倍長持ちする画期的なアボカド

このアボカドは、現在、会員制倉庫型卸売小売チェーンのCostco(コストコ)や米国で最大手の食品スーパーKroger(クローガー)など、米国中南部の店舗で販売されており、小売段階での食料廃棄を50%軽減させることに成功している。
・欧州での食料廃棄の削減にも寄与
食料廃棄の削減に向けたEUの研究プロジェクト「FUSIONS」によると、EU域内の年間食料廃棄量は8800万トンにのぼり、1年間に1430億ユーロ(約17兆9000万円)規模のコストがかかっている。
「Apeel Sciences」は、欧州を中心とする59カ国にアボカドなど230種類以上の青果物を供給している「Nature’s Pride」との提携により、欧州市場に本格的に進出し、欧州における食料廃棄の削減に寄与したい考えだ。(文 松岡由希子)

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