空飛ぶタクシーのVolocopter、フランクフルト空港とインフラ整備で提携

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自動操縦で空を飛ぶドローン、俗に言う空飛ぶタクシーの開発が近年急速に進んでいる。中小企業からAudiやUberといった大企業まで世界各地で取り組みが進んでいるが、実際には交通インフラとしてどのように整備されるのかについては聞こえてこない。

しかし、このほどドイツの航空スタートアップVolocopterが、同国最大の国際空港、フランクフルト空港とインフラ整備で提携を結んだ、と発表した。

・都市交通との接続も

Volocopterが開発を進めるのは電動垂直離着陸機(eVTOL)で、基本的にはヘリコプターのように動くので滑走路は必要ない。それでも客が乗降したり、バッテリーを取り替えたり、また既存の交通インフラとつなげたりする拠点は必要だ。

そうした拠点を空港内にどのように設置するか検討するのが今回のパートナーシップ。場所の確保だけでなく、空港施設との統合、さらにはローカル都市交通との接続までカバーする。

・欧州のパイオニアに

このパートナーシップは、裏を返せばVolocopterが開発中の機体を使ったサービスがかなり現実味を帯びてきていることに他ならない。実際、同社は今年シンガポールで空飛ぶタクシーの試験を実施する計画だ。

今回の提携について、フランクフルト空港を運営するFraport AGの最高執行責任者Anke Giesen氏は「自動飛行は今後、航空業界を根本的に変えるだろう。我々は、空飛ぶタクシーの可能性を追求する欧州初の空港になりたい」とコメントしている。

新時代を切り開く乗り物を受け入れようと、フランクフルトに続く空港が出てくる可能性は十分にありそうだ。

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