【京都の冬 2019】建仁寺、2つの塔頭。茶室と寺宝、今だけの見どころ

京都は「冬」だからこそ、混雑が少なくゆっくり観光が楽しめる季節でおすすめです。JRグループや京都市・京都市観光協会などが共同で、京都デスティネーションキャンペーン「京の冬の旅」を実施しています。
臨済宗大本山の建仁寺、その塔頭である「正伝永源院」「両足院」では、京都冬の旅5年ぶりとなる公開で、貴重な障壁画などが今だけ公開されています。
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【建仁寺 正伝永源院】は、織田信長の弟である織田有楽斎と熊本藩主・細川家の菩提所。元和4年(1618)、大名茶人でも名をはせた有楽斎が正伝院を再興して隠居所と茶室を建てました。明治6年に永源庵と合併して正伝永源院となり、今日に至ります。
※2019年3月1日~18日の公開

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ここの見どころは、まず、国宝の茶室「如庵」が復元されており、「有楽囲」「有楽窓」など有楽斎好みの特徴が見学できること。そして、方丈の室内に残る襖絵「蓮鷺図(れんろず)」は、蓮の花と鳥などを描いた狩野山楽による金碧障壁画。他に、東山の夜桜を元首相の細川護熙氏が描いた襖絵「知音」なども展示されます。

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一方、【建仁寺 両足院】は、仏の尊称の1つ「両足尊」にちなんで名づけられ、枯山水庭園と池泉式庭園、2つの優美な庭園が堪能できます。

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両足院の寺宝であり、2019年で生誕480年となる桃山時代の絵師・長谷川等伯が手がけた襖絵「水辺童子図」や「竹林七賢図屏風」、また、伊藤若冲筆「雪梅雄鶏図」(2月1日~25日の公開)などが特別展示される。また、道釈画家の七類堂天谿(しちるいどうてんけい)氏が描いた方丈襖絵も初公開で、見どころの1つといえる。

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建仁寺のこの2つの塔頭は距離も近く、合わせての拝観がおすすめです。公開時期が限定されているので、くれぐれもご注意ください。

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※掲載の写真(一部)は、取材により特別に撮影しております。一般の方は写真撮影禁止となっておりますので、ご注意ください。

【基本情報】●建仁寺 正伝永源院https://www.kyokanko.or.jp/huyu2018/huyutabi18_01.html#01住所:京都市東山区大和大路四条下ル4丁目小松町586※特別展示の寺宝は展示替えあり。1月10日~27日、3月1日~18日の公開
●建仁寺 両足院https://www.kyokanko.or.jp/huyu2018/huyutabi18_01.html#02住所:京都市東山区大和大路四条下ル4丁目小松町591※特別展示の寺宝は展示替えあり。
■ 春はあけぼの 京都の世界遺産いちばん乗りツアーhttp://souda-kyoto.jp/travelplan/akebono_sp/index.html
■ 京都デスティネーションキャンペーン「京の冬の旅」(2019年1月1日~3月24日)https://www.kyokanko.or.jp/huyu2018/ 

(Written by A. Shikama)

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