『1月19日はなんの日?』サザン・ソウルの大御所、ウィルソン・ピケットの命日

『1月19日はなんの日?』サザン・ソウルの大御所、ウィルソン・ピケットの命日

 1月19日はサザン・ソウルを代表するシンガー、ウィルソン・ピケットの命日。1942年3月18日、アメリカ・アラバマ州ピラットビル生まれのピケットは、1963年にソロ・シンガーとしてデビュー。1964年に名門アトランティック・レーベルに移籍すると、瞬く間に全米ビルボードR&Bチャート常連アーティストの1人となった。

 ピケットにとって最初のR&BチャートNo.1ヒットは、1965年「イン・ザ・ミッドナイト・アワー」。以降、1966年には「634-5789」と「ダンス天国」の2曲が、1967年には「ファンキー・ブロードウェイ」と立て続けにNo.1に。これらの曲は総合チャートHOT100でも上位に食い込むヒットを記録し、一躍その名を全国区とした。情熱迸るシャウトが最大の武器であるピケットが歌った数々のヒット・ナンバーは、R&Bのスタンダード曲としてこれまでに多くのアーティストにカバーされており、また、若き日のデュアン・オールマンが参加したビートルズ「ヘイ・ジュード」(1967年)カバーも、ロックファンの間では名演とされている。アトランティックから離れた後も、いくつかのレーベルを渡り歩きながら90年代まで精力的に新作をリリースし続けたが、2006年1月19日、自宅近くのヴァージニア州の病院にて64歳でこの世を去っている。

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