【食べ比べ】後味がまるっきりチーズ! 容赦ないパワーアップでくさうま無限大『生チーズのチーザ<チェダーチーズ>/ <カマンベール仕立て>/<4種のチーズ>』
チーズが苦手な人にとっては避けたいもの、でもチーズ好きにとってはスナック菓子の中でも断然チーズ感が強いことで、2008年のデビュー以来、熱い支持を受け続けているチーズスナック「チーザ」。なのにさらに濃厚味を倍増(本物チーズ比)させたという『生チーズのチーザ<チェダーチーズ>/ <カマンベール仕立て>/<4種のチーズ>』がリニューアルされたので、食べてみたい。
チーズ嫌いなら裸足で逃げ出すほどの強烈な臭気とねっとり濃厚な味わい。もはやライバルは本物のチーズしかない!?
一瞬パッケージを見て勘違いしてしまうが、よく見て欲しい。そう、チーザの濃さが2倍なわけではなく、チーズの旨味が本物のチーズよりも2倍濃いということである。非常にややこしい。記者は生粋の「生チーズのチーザ」ファンで、ほぼ1日1袋ペースで味わっているから。もともとチーズ率53%をうたっている「生チーズのチーザ」なので、チーザのチーズ率を倍にしたら100%を超えてしまうので、おかしいと思っていた。
ちなみにチーズ率が高いということは糖質量が少ないということ。同じグラムだとおよそポテトチップスの2/3程度なので隠れたギルティーフリースナック
お気に入りは「チェダーチーズ」。結構近所の店ではライバルがいるようで、いつもチェダーから消えていくので、よくまとめ買いをしている。そもそもおつまみなのか、お菓子なのかも店舗によって認識が違うらしく、片方だけ見ても見つけられないことも多い、それなりのレアなスナック。コンビニでもほぼ見かけかったのが今回の新商品はコンビニでも見かけているので、再び手に入れやすくなるかもしれない。
チーズスナックだって旨味は濃厚であればあるほどいい!?
そんな記者熱愛の「生チーズのチーザ」から登場したのが、江崎グリコ『生チーズのチーザ<チェダーチーズ>/ <カマンベール仕立て>/<4種のチーズ>』(40g・希望小売価格 税抜180円・2018年12月11日発売)だ。では旨味を濃くするというのはどういうことか。それはアミノ酸の追加である。パッケージにも目立たなくではあるが、遊離アミノ酸の量を増やしましたと書いてある。うま味調味料の「味の素」もグルタミン酸ナトリウムというアミノ酸が主成分なことを考えると、なんとなくつじつまが合うような。ちなみに遊離アミノ酸とはタンパク質にならないアミノ酸のことで、食品加工の際に使われることも多い。
では一種類ずつ食べていこう。<チェダーチーズ>と<カマンベール仕立て>は、既発売製品も入手できたので、改めて食べ比べてみる。
『生チーズのチーザ<チェダーチーズ>』
右は既発製品
イギリス生まれのチェダーチーズは、オレンジ色のルックスで濃厚なコクと味わいが特徴。既発製品とチーズ率は53%と変わらず。パッケージを開けても、そんなに匂いが強烈になっているわけでもない。
目視で違いはわからない
食べてみると、最初のカリカリはきちんとある。バリバリと噛み砕いても、変化無し。普通に美味しいチーザと思っていたら、飲み込もうとしたあたりから濃厚な旨みの嵐が喉奥から広がってきた。
一袋で糖質19.4gはけっこう優秀
確かにこれ、チーズを食べた後の感覚。食べたのはチーザなのに、飲み込んだ後は本物のナチュラルチーズを食べた感覚。不思議。そして実に美味しい。ただ本物のチーズの2倍の旨味かと言われると…。何となくいつもよりお腹がいっぱいになる気はするが。普通のスナック菓子としてはサイズも小さく割高な印象だが、これは満足感も増えると思う。素晴らしい。
『生チーズのチーザ<カマンベール仕立て>』
右が既発製品。左が新商品。よく見るとチェダーがいる!
フランス出身の、白カビをまとったクセの少ない食べやすいチーズとしておなじみの表面が硬めで内部がトロトロな美味しさで知られるカマンベール。円形のものを切って食べるのが普通だ。チーザのベストはチェダーだと思っているが、たまに売り切れていてこちらを選ぶときもある。もちろん美味しい。
パッケージを開けると、カマンベールチーズ特有の香りが鼻をつく。リアルなチーズだと、そんなに気にならないが、チーザになるとカビ感がアップして少々食べにくい。そんな既発製品の印象を持ちながら食べたら、あれ、食べやすい。というか、美味しさがアップしている。
どういうこと!? と思ってよくよくパッケージを見ると、既発製品がクリームチーズを48%に5%のカマンベールを足して53%という構成だったのに、この『生チーズのチーザ<カマンベール仕立て>』ではチェダーチーズを48%に5%のカマンベールを足して53%となっているではないか。
どうりで美味しく感じるはずだ。なるほど<カマンベール仕立て>もチェダーの軍門に下ったということか。これはほくそ笑まずにいられない。なので既発製品とは全くの別物の味わいだ。
『生チーズのチーザ<4種のチーズ>』
4種類をミックスした摩訶不思議な濃厚テイスト強烈系
最後の難関が『生チーズのチーザ<4種のチーズ>』。なぜ難関かというと、パスタにふりかける用でおなじみのパルメザンチーズに、青カビ系で日本人の最大の難関とされるゴルゴンゾーラチーズが配合されているから。
記者も一時期、ゴルゴンゾーラのピザ〜ハチミツを添えて〜というカフェメニューにはまったことはあったが、基本的にはブルー系のチーズはタブーにさせてもらっている。パルメザンチーズも、決してうかつにパスタにかけない方向でやらせてもらっている。
これもチェダーが最大派閥で37%、パルメザン5%、ゴルゴンゾーラ4%、カマンベール3%という構成なので、無しではないと思うのだが、勇気がいる。特にゴルゴンゾーラとカマンベールの青白カビタッグが恐ろしい。
パッケージを開けるとカビ臭。これは……、なんだ、<カマンベール仕立て>とあまり変わらない。味はちょっとアグレッシブ。これはワインと一緒に味わうべきクセの強いタイプ。実際赤ワインなどにはこういうのはしっくり来るので、無しではない。臭いけど。
全てはチェダーチーズの軍門に下った! ワインと合わないはずがない、がっちり濃厚おつまみ系!
戦略的にもおつまみということを前面に出し、晩酌のお供としてのWeb展開も盛んなのも頷ける。ワインはもちろん、ウイスキー、ビールなど、およそチーズが合う酒ならば、合わないはずがない。記者的には全てがチェダーベースになったのがうれしくてたまらない。
価格が高く感じるかもしれないが、何しろ飲み込んだ後は、本物のチーズを飲み込んだ感覚なのだ。そう考えると、本格チーズをたっぷり食べるよりも、抜群にコスパが良いと思う。
入手は全国のスーパー、コンビニエンスストアなどで可能だ。
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お店に並ぶ新商品を実際に買って、使って、食べて、記事にしています。写真はプロカメラマンが撮影! 楽しいお買い物のナビゲーターとしてご活用ください!
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