天井にカメラを設置するだけでどんな店舗にも導入できるレジレス買い物ソリューション

米サンフランシスコで2017年に創設されたスタートアップ企業「Standard Cognition(スタンダード・コグニション)」は、人工知能(AI)をベースとするコンピュータービジョンを活用した店舗向けレジレス買い物ソリューションを開発した。

2018年9月には、独自のソリューションをデモンストレーションする実店舗「Standard Store(スタンダード・ストア)」をサンフランシスコ中心部に開設している。

・天井にカメラを設置するだけで、店舗をレジレス化できるソリューション

「Standard Cognition」のレジレス買い物ソリューションは、天井にカメラを設置するだけで、様々な店舗に導入できるのが特徴。

利用者のプライバシーに配慮して顔認識などの生体情報を収集せず、利用者の外形と動作、商品の移動状況をリアルタイムで追跡し、利用者が購入する商品を特定する仕組みだ。

利用者は、スマートフォンに専用スマホアプリをダウンロードし、入店したらスマホアプリを立ち上げ、「Check(チェック)」というボタンをクリックするだけでOK。

店内の陳列棚から欲しい商品を取って退店すると、自動精算され、レシートがメールで送信される流れとなっている。

・4000万ドルの資金調達にも成功

「Standard Cognition」では、2018年11月、米サンフランシスコを拠点とするベンチャーキャピタル「Initialized Capital」らから4000万ドル(約44億9200万円)の資金調達にも成功した。

今後は、日本を含め、米国内外に事業を拡大していく方針だ。(文 松岡由希子)

Standard Cognition

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Techable

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