最新作はフランク・シナトラへのオマージュ…、ウィリー・ネルソンが『マイ・ウェイ』をリリース

最新作はフランク・シナトラへのオマージュ…、ウィリー・ネルソンが『マイ・ウェイ』をリリース
今年85歳を迎えた米シンガーソングライターのウィリー・ネルソンが、フランク・シナトラのレパートリーを新録音した新作『マイ・ウェイ』をリリースした。

 「人とは何なのか、何を得たんだ?自分らしく生きなければ人生など無価値じゃないか」アメリカ音楽界の生ける伝説、ウィリー・ネルソンの新作はフランク・シナトラがアメリカを代表する歌手フランク・シナトラのレパートリーを新録音。その新作『マイ・ウェイ』が発売となった。

 『マイ・ウェイ』は、4月にリリースされ高い評価を得た『ラスト・マン・スタンディング』に続き、ウィリーにとって今年2作目のリリースとなる。

 自身もこれまでスタンダード・ナンバーを作曲してきたウィリー。フランク・シナトラによって有名になったスタンダードや名曲の数々を納めた『マイ・ウェイ』では、長年愛され続けたアメリカン・スタンダードの名曲の数々を見事に披露。既にアルバムからは、ストレートなジャズ・コンボ・アレンジでハーモニカもいい味を出す「サマー・ウィンド」、シナトラの再演ヴァージョンと同じキーとムードでカヴァーし、なんとも言えぬ哀愁が漂う「アイル・ビー・アラウンド」、忘れられぬ恋の話をする男のやりきれなさを切なく聴かせる「ワン・フォー・マイ・ベイビー」の3曲がミュージック・ビデオで公開されている。

 ネルソンとシナトラは対極にある印象を受けるが、親しい友人であり、音楽仲間であり、お互いの音楽に対して敬意を抱いていた。1980年代には、Golden Nuggetでのウィリーの公演の前座をシナトラが務めた他、NASA(アメリカ航空宇宙局)の公共広告に2人で登場したこともあった。

 「フランクの音楽を聴いて多くを学んだ」とウィリーは最近AARP誌のインタビュー(2018年6・7月号)で語っている。

 「フランクはビートに対して遅れようが、先走ろうが、気にすることなく、どちらでも歌いこなしていた。その感覚こそが鍵なんだ」。

 その姿勢をそのままウィリーは『マイ・ウェイ』で貫いている。「サマー・ウィンド」「楽しかったあの頃」「アイル・ビー・アラウンド」「フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン」 「恋とは何でしょう」(同じくグラミー賞受賞アーティストのノラ・ジョーンズとのデュエット)といった名曲の数々。タイトル・トラックではフランクの歌を“ウィリー流”に再現している。

◎「サマー・ウィンド」MV
https://www.youtube.com/watch?v=ekRUV3aoSY0

◎「アイル・ビー・アラウンド」MV
https://www.youtube.com/watch?v=u9MSUPTYTnk

◎「ワン・フォー・マイ・ベイビー」MV
https://www.youtube.com/watch?v=M8IOlLlqE28

◎リリース情報
アルバム『マイ・ウェイ』
2018/9/26日 RELASE
SICP5850 2400円(tax out)
<収録曲>
01. フライ・ミー・トゥ・ザ・ムーン
02. サマー・ウィンド
03. ワン・フォー・マイ・ベイビー
04. 霧深き日
05. 楽しかったあの頃
06. ブルー・ムーン
07. アイル・ビー・アラウンド
08. 夜も昼も
09. 恋とは何でしょう
10. ヤング・アット・ハート

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