シンガポールに行ったら訪れたい、宝箱のようなプラナカン博物館

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シンガポールに行ったら訪れたい、宝箱のようなプラナカン博物館
シンガポールは言わずと知れた多民族国家。文化もミックスされて、他にはない美が生まれました。シンガポールで必見の観光スポット、プラナカン博物館をご紹介します。

プラナカン博物館とは?

「プラナカン」はマレー語。「この地で生まれた」という意味があります。歴史をたどれば、貿易において海上ルートの重要拠点であったシンガポール。ここに住み着いた外国商人が多くいました。シンガポールのプラナカンの多くは中国系です。19世紀に中国からやってきた貿易商人と現地の女性が築いた家族の子孫になります。

シンガポールに行ったら訪れたい、宝箱のようなプラナカン博物館
プラナカン博物館に展示されている工芸品には、中国、マレー、インドの文化の美しき融合がみてとれます。

学校だったという建物自体もネオクラシカル様式で、入る前から気持ちが華やぎます。

愛らしく、華やかな陶器のニョニャウェア

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素敵ですよね!19世紀から20世紀初頭にかけ、プラナカンのために景徳鎮でつくられた食器がニョニャウェアです。明るい黄緑色、桃色、緑色といった鮮やかな色調と、豊かな模様が特徴。牡丹の花、フェニックスなどが描かれています。お正月や結婚式といったおめでたい日に使われました。

シンガポールに行ったら訪れたい、宝箱のようなプラナカン博物館
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こちらはおそらく、食物の保管や給仕に使われていたもの。取っ手は狛犬、内側は海藻の間を泳ぐ金魚が描かれているそうです。

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ピンク系もまた乙女心をくすぐります。

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幸せのモチーフである蝶が描かれています。

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ニョニャウェアとの相性もぴったり。

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こちらは日常使いでしょうか。白と青の陶器です。

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キッチンの様子も展示されています。料理だけでなく、他の雑用をこなし、女性たちが集まって噂話を楽しむ場であったようです。

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美しきものに囲まれたプラナカン

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プラナカンの女性が着ていたもの。ため息のでるようなレースワークです。

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ニョニャウェアと同様に、プラナカンは華麗なビーズワークが特に知られます。20世紀初頭からのビーズワークは、モチーフの構成、色彩、技術どれをとってみても世界最高峰とみなされています。裕福なプラナカンの若い娘たちは、花嫁修業で針仕事を身に付けたものです。イギリスの刺繍やクロスステッチのパターンの影響を受けているといいます。

ビーズワークや刺繍そして素晴らしい宝飾品は、ぜひ、実物をご自身の目でみてみてください。

なおミュージアムショップでは、食器、プラナカン・タイルのマグネット、文具などが扱われているのでこちらもお見逃しなく!

peranakan MUSEUM
39 Armenian Street, Singapore 179941

Daily 10.00 AM – 7.00 PM
Fridays 10.00 AM – 9.00 PM

Japanese | 日本語ガイド
No tours between 23 December 2018 and 3 January 2019

火曜日~金曜日10:30am
https://www.peranakanmuseum.org.sg/

[All photos by Shio Narumi]

参考
[VisitSingapore.com]

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