本場の味はどこが違う? サンフランシスコ風クラムチャウダー

ホワイトソースがベースのスープにクラム(二枚貝、特にホンビノスガイ)とジャガイモ、玉ねぎなどを入れてじっくりコトコト煮込んだ、アメリカの伝統的なスープがクラムチャウダー。東海岸・ニューイングランド地方のボストンが発祥の地とされますが、スープがトマトベースになったマンハッタン風があったり、貝の代わりに塩漬けの豚肉(ベーコンでも可)を使うロードアイランド風があったりと、全土に普及する過程で様々なバリエーションが生まれました。

西海岸のサンフランシスコでは、ゴールドラッシュの時代に植民したフランス系住民が、祖国の酸っぱいパン“サワードウ”をくり抜いて、そこに濃厚なスープを入れたサンフランシスコ風のクラムチャウダーを作り出しました。今でもサンフランシスコ風クラムチャウダーの本家を名乗るパン屋さんが続いていて、人気メニューとなっています。

画像を見た人たちの反応
・サンフランシスコ風はニューイングランド風とどこが違うの?
・パンをくり抜いた器にニューイングランド風のソースを入れただけだよ。クラムチャウダー自体は何も変わらない
・ニューイングランド出身のサンフランシスコ民だけど、フィッシャーマンズ・ワーフでこれがサンフランシスコ発祥と主張してるのを見るとイラッとする
・サンフランシスコ民で両方食べたことあるけど、ニューイングランド風の貝の方がずっと肉厚で香りが良かった
・ニュー・イングランド風も、大抵の店にはパンを器にするオプションがあるけどね
・サンフランシスコのサワードウは独特なんだよ。ニューヨークベーグルに似てるけど、もっと美味しい
・中身は同じだけどサンフランシスコのサワードウだから美味しいんだよね
・サンフランシスコの沿岸住みだけど、クラムチャウダーはニューイングランド風が最高。でもサワードウはサンフランシスコが最高。これがなきゃ始まらない
・ボストンに旅行した時に“本物”のクラムチャウダーを食べようと思ってパンに入ったやつを食べた。チャウダーは良かったけど、パンには本当にがっかりした。
・チャウダーを浸したパンはチャウダー自体より美味しいからね
・サンフランシスコでは1500円前後で食べられる

あらら、サワードウの味の違いを巡って、東西住民の間でちょっとしたレスバトルが勃発しちゃいました。この辺りは、出汁の関東風・関西風、お好み焼きの関西風・広島風などで地域対立とお国自慢が始まる日本のネットと似てるかも。

アメリカではサンフランシスコが本場とされるサワードウは、ライ麦を乳酸菌と酵母で発酵させた、酸味の強いパン。シーフードや塩味の効いたスープとの相性がよく、どっしりとした食感の身をスープに浸して食べると実に美味。日本でもそれほど珍しいパンでもありませんが、地元住民がこれだけ“本場”の美味しさを力説するってことは、やっぱり何かが違うんでしょうね。ボクもいつか本場の味を知る男になって、「西海岸で食べる、いつもの味」なんて言ってみたいです!

画像とソース引用:『reddit』より
https://old.reddit.com/r/FoodPorn/comments/916ovy/san_francisco_clam_chowder_oc_3000x2000/[リンク]

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: ろくす) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

  1. HOME
  2. グルメ
  3. 本場の味はどこが違う? サンフランシスコ風クラムチャウダー
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。