雨にも負けず!アニソン&ダンスミュージックで新宿が揺れた『Re:animation Vol.3』

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2012年5月3日、日本列島を分厚い前線が覆って大雨を降らせる中で、開催が危ぶまれた超都市型屋外DJイベント『Re:animation Vol.3』(以下『リアニ』)ですが、出演者・スタッフの強い思いで、予定より一時間遅い13時から新宿・歌舞伎町シネシティ前広場の屋外ステージも敢行し、多数のファンがレインコートを用意して集結しました。

この日の広場前で圧巻だったのは、DJまじなると後藤王様のコンビ「まじKING」のプレイ。『エヴァンゲリオン』の「残酷な天使のテーゼ」からはじまり、『少女革命ウテナ』『幽遊白書』とつないでファンの心を一気にゲットしました。その後もアニメ『アイドルマスター』のOP「READY!!」から『プリキュア』歴代のOPのメドレーを流すなど、会場のアニメ熱を高めました。

その後も、若干17歳の高校生トラックメイカー・DJのSEKITOVAが大物感を漂わせるプレイを披露し、DJ-Tobyはワイヤレスのプレイヤーを使用したアクティブなミニマルテクノサウンドで魅せるなど、会場が一体となって新宿を揺らし続けました。

また、屋内会場となった新宿LOFTの方ではNIRGILIS(ニルギリス)のライブが行われました。こちらもパンパンになるほどの聴衆が集まり、NIRGILISも『リアニ』のテーマソング「WALK」や名曲「sakura」「SHINY SHINY」をプレイ、圧倒的なステージで声援に応えていました。
また、『テニスの王子様』コスで登場したDJ-Sや、トランステクノで玄人もうならしたDJまゆりんちといった女子DJも多くのオーディエンスの心を掴んでいました。

また、雨にもかかわらず、コスプレイヤーたちも様々なキャラクターになりきって登場してダンス。また、ヘアアクセやバッグなどのグッズにこだわったおしゃれで感度の高い女子たちも数多く見かけることが出来ました。聞くところによると「アニソンから入ってクラブに通うようになった」という女子が増えているとか。アニメやボーカロイドだけでなく、テクノサウンドの魅力にハマっていく人も多いようです。

7時間にもおよぶ長丁場のイベントを熱狂のうちに終了し、雨にも負けないパワーを見せつけた『リアニ』。会場の掃除を徹底して終わらせ撤収、何事もなかったように戻ったシネシティ前広場に、再び音楽が響き渡る日が帰ってくるのは、そう遠くないかもしれません。

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ふじいりょう

乙女男子。2004年よりブログ『Parsleyの「添え物は添え物らしく」』を運営し、社会・カルチャー・ネット情報など幅広いテーマを縦横無尽に執筆する傍ら、ライターとしても様々なメディアで活動中。好物はホットケーキと女性ファッション誌。

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