“荷物を積む”がメインの人に、中古のモビリオスパイクをオススメしたい理由
楽器とか、工具とか、チャリとか
車を買う目的は人それぞれですが、「趣味や習い事、仕事で使う荷物を積んで運ぶために」というケースは、多からず少なからずあり得る話でしょう。
例えば、バンド活動をしていたとして、ギターを背負って電車で移動することだって不可能ではないわけですが、重い荷物を背負って、人波にもまれ、乗り継ぎ、歩き、疲弊してしまっては、その先で行われる練習やらレコーディングやらライブやらの本番に支障をきたしてしまいます。
ですので、移動した先で行うもろもろを満足に遂行するために車が一役買うというわけ。
言い換えれば、「大切な道具がきちんと積めて、人間が乗って、移動ができる」をクリアできれば、どんな車でも良いということなのかもしれません。
もしこの記事を読んでいるあなたが、こんなバンドマンと近しい気持ちで今、車を探しているなら……とってもオススメしたい車があります。
それが、ホンダ モビリオスパイク(初代)です。
「ガレージがイメージ」というくらいですから
モビリオスパイクとは、初代モビリオを2列シート・5人乗りに変更した派生モデル。ホンダは「コンパクトマルチワゴン」と位置付けていました。
この車、コンセプトを「ガレージ」としているだけあって、荷物を快適に積むための装備がとにかく手厚いんです。どんな工夫がされているか、ざざっと挙げてみます。
● 便利な両側スライドドアを採用。狭い駐車場でも乗り降りや荷物の積み降ろしを楽に行えるよう、開口部は幅570mm、高さ1140mmと大きく、ステップ高はわずか405mmの低床設計
● 荷室は最大(2名乗車)で奥行き1855mm、高さ1110mm、1045Lという大容量で効率よく使えるスクエア形状
● 汚れてもすぐに拭ける防水シートやプレイングボード採用(一部オプションで設定)
● 助手席フルリクライニング、リアシート跳ね上げ、リクライニング、ダイブダウンなど、多種多彩なシートアレンジで長尺のモノや背の高いモノも積載可能
● ウェットスーツや電池式ランタンなど、最大5kgまでの重量に耐えられるフックをテールゲートの2ヵ所に設置
分かりやすいところでいうとこんな感じ。
この他、細かいところだと、リアクオーターウインドウを廃止して“荷室の”プライバシーを守っていたりと、もう気持ちいいくらいの『人より荷物』スタンス! まさに走るガレージなのです。
……が、ここまで読み進めながら、積み車を本気でお探しの人なら思ったでしょう。
「いやいや分かるけど、ハイエースやキャラバンにはかなわないよ(笑)」と。
まぁ、正直そのとおりです。
いくらガレージをコンセプトに作られていようと、しょせん(?)5人乗り乗用車。荷物だけをただひたすら積む用に作られた(といっては言いすぎですが)商用車にはかないません。
しかしこと購入となると、圧倒的に勝っている面もあります。ズバリ、価格です。
トヨタ ハイエースが10万km走行した物件でも総額100万円を超えるところ、モビリオスパイクは、走行5万km以下を総額50万円以下で購入可能。
積載力や頑丈さは商用バンにかなわないかもしれませんが、もし「2人乗れてチャリ2台積めれば十分」とか「サーフィン道具一式、安全に積めたらOK」とか「駐車場狭いから、コンパクトな車しか無理」とか、そのような人なら、目的を破格の値段で達成できる、悪くない選択肢だと思うわけです。
そしてかくいう私も、中古で購入し、愛車として利用していた1人。
初心者マーク時代に乗っていましたが、見晴らし良好&コンパクトなサイズで運転に不慣れでも取り回しに困りませんでした。
後席に乗ることはほとんどなかったのですが、前席のシートは結構ふかふかで肉厚な印象。フツウに快適でしたよ~。運転席まわりの収納ポケットも使いやすかったです。
走りですが、1.5L VTECエンジンは出力もなかなかだったので、操作時にロスも感じず焦ることもナシ。今思えば、パドルシフトもついていました。当時の私は使いこなせませんでしたが(笑)、走りもそこそこ楽しめるモデルなのでしょう。
積載性も、もちろん十分! 具体的には、ドラムセット一式を余裕で飲み込んでくれたり、引っ越し(1人暮らし・1K部屋)のときもコイツがめちゃめちゃ活躍してくれました。
不満があったとすれば燃費くらいですが(カタログ燃費は17.2km/Lですが、実燃費は……)、休日・週末メインの趣味車という人なら、言うほど気にならないでしょう。何より、本体価格が安いですし(笑)。
以上、私の実体験も踏まえた紹介になりましたが、先述したように「荷物を積んで移動する」もっと言えば「移動した先のアクティビティにお金を使いたい」という人こそ、安く、便利が手に入るモビリオスパイク、オススメです。
ぜひチェックしてみてください!
text/編集部 井上恵利
photo/ホンダ、編集部
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