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過ごしやすい刑務所ランキング!「メシウマ」「居心地の良さ」ジャンル別で評価

どうもどうも、特殊犯罪アナリスト&裏社会ライターの丸野裕行です!
あなたは日本全国でどの刑務所が快適で、どの刑務所のご飯がおいしくて、どの刑務所が人間関係で危険度が高いかを知っていますか?

ええ、そりゃ知っているわけないですよね!

今回は、それぞれの刑務所の特色を、民間の刑務所以外でランキングにしてみました!
もし何らかの理由であなたが入所するとしたなら、どの刑務所がお好みですか?
※こちらの記事は、元受刑者の一方的な意見とアンケート結果ですのでご容赦ください

刑務所にもランク付けがある

刑務所にはランク付けがあり、入所者の犯罪傾向の進み具合に合わせて、収監される刑務所は変わります。

《知っている人は知っているけど、知らない人は誰も知らない刑務所ランク》
A級:初めて刑務所に収監
釧路刑務所、市原刑務所、黒羽刑務所、静岡刑務所、滋賀刑務所、大分刑務所、山口刑務所など

B級:再犯者や暴力団員
旭川刑務所、青森刑務所、横浜刑務所、新潟刑務所、金沢刑務所、神戸刑務所、鳥取刑務所、長崎刑務所など

さらに細分化すると以下:
Y級:30歳未満(少年刑務所)
川越少年刑務所、奈良少年刑務所、函館少年刑務所、佐賀少年刑務所など

W級:女性専用
M級:精神障害のある人
P級:身体障害や知的障害のある人
Z級:65歳以上の高齢者

という風なランクに分かれているので、自然と厳しい刑務所と比較的寛容な刑務所に分かれます。

過ごしやすい刑務所はここだ!

■過ごしやすい刑務所Best3
第1位 府中刑務所
第2位 長野刑務所
第3位 横浜刑務所

経験者は語る。府中刑務所に収監されていたA氏は言う。

「府中刑務所の雑居房はみんな仲が良くて、常に助け合いの精神がある。上下関係にもうるさくないし、誰か調子が悪くなったら、みんなで庇ってくれるんだよな。なんというか、入所者の中で脈々とこの精神が受け継がれている」

第2位の長野刑務所は、異常に寒いことを除けば、とにかくみんな仲良しというのはW氏。凍えるような寒さはあるが、毎日雑談が絶えず、合宿のような雰囲気で、夜もよく寝られるといいます。

第3位の横浜刑務所は、刑務作業を行う工場でさえ、近代的なビルの中に入っているようで、シャバの雰囲気を味わいながら暮らせるそうです。

ご飯がおいしい刑務所はここ!

人間にとって一番必要なのは、やはりグルメです。刑務所は様々な規律でがんじがらめになるので「食べることだけが楽しみ」というのは元受刑者の弁。
では、どの刑務所がメシがうまいのでしょうか?

■メシウマな刑務所Best3
第1位 府中刑務所
第2位 小倉刑務所
第3位 月形刑務所

「やっぱり府中の名物といえば、“懲役コッペパン”だよね。あのうまさは、シャバのどんなパン屋にも出せない味。それもそのはずだよね、所内の囚人が手作りしているというだけで、うまいものを自分が食べたいから作っているだけなんだから。作り手の食への欲求がダイレクトにパンの味に出る」

府中刑務所で6年を過ごしたA氏の話は説得力があります。一方、第2位の小倉刑務所で収監経験のあるF氏の説得力もすごいです。

「自分は若いときに入っていたんですけど、やっぱりY級(30歳未満)の刑務所は、肉類や麺類の充実度が違いますね。ゴロゴロと肉が入ったハヤシライスは味わい深かったです」

第3位の月形刑務所は北海道のご当地グルメを出してくれるし、魚介類の充実度が違うといいます。お土地柄、新鮮な牛乳とバター、サーモンを贅沢に使ったクリームシチューの味は格別だそうです。

ヤクザが少ない刑務所は?

■ヤクザ者が少ない刑務所
第1位 三重刑務所
第2位 静岡刑務所
第3位 黒羽刑務所

れに関しては、この刑務所すべてがA級(初犯)が入所しているところです。
しかし、<ヤクザがいない=統率が取れない>という現象が起きるので、ヤンキー同士のワル自慢に巻き込まれることが多く、関係ないのに懲罰行きになる受刑者も多いといいます。生意気な肉体労働者系や某半グレ集団の若者などが多いので、イジメや略奪、嫌がらせなどが頻繁に起こるので注意です。

老後に過ごしやすい刑務所NO.1は!

超高齢化社会の日本の中で孤独死をするくらいなら刑務所に入った方がマシという老人が非常に多くなってきているといいます。
その中でも、老受刑者たちに選ばれる刑務所があります。

■老後を過ごしやすい刑務所
第1位 尾道刑務所
第2位 大阪刑務所
第3位 府中刑務所

尾道刑務所は、65歳以上の高齢者や身体障害のある受刑者(PZ級)を受け入れる日本唯一の施設を持つ刑務所です。ですから、入浴や食事を円滑に行える設備も整っていて、老人福祉施設に入っているのと同じ介護が受けられます。

「大阪刑務所と府中刑務所は、ベテラン受刑者が多くて、職業訓練として介護福祉を学ぶ若手に生活の面倒を看てもらっている。塀の中で死ぬのは嫌だけど、手厚い介護を受けられるから、シャバよりも逆に恵まれているかもしれない」

元刑務官のS氏はこう話してくれた。

私たちの生活とは程遠い刑務所であるが、サブカル的な好奇心でいろいろなことを知りたくなります。

しかし、今回インタビューした元受刑者は最後にこう締めくくりました。

「メシがうまいだの、快適だの、老後を過ごしやすいなど言うけど、籠の中の鳥って、すごく惨めで絶望的な気分になるよ。俺は絶対に2度と刑務所なんかに戻りたくないね」(A氏)

(C)写真AC

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 丸野裕行) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

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