大谷翔平とNPBスター選手たちの対戦、タッグも可能! スマホゲーム「ファンタスティックベースボール:日米プロ」を里崎智也が体験
株式会社WEMADEが提供するスマホ向けオンライン野球ゲーム「ファンタスティックベースボール:日米プロ」のユーザー座談会が7月26日に東京都内で開催され、野球解説者の里崎智也をゲストに招いたトークセッションが行われた。メジャーリーガーと日本プロ野球の選手たちを同一ゲーム内で扱えることが最大の醍醐味である本作。会場では里崎と開発会社のCEOによるエキシビジョンマッチも行われ、野球とゲームを愛するファンが見守る中、熱い戦いが繰り広げられた。
メジャーリーガーと日本プロ野球の選手が共に戦う夢のゲーム
「ファンタスティックベースボール:日米プロ」(以下、日米プロ)は、メジャーリーグ30球団と日本プロ野球12球団のチームや選手を忠実に再現し、両リーグの選手たちを同時に使える唯一のゲームだ。夢のチームを組んで実際に試合を楽しめるエキシビジョンモードや他プレイヤーと競い合うPVPシーズンモードのほか、戦術と戦略を立ててチームを勝利に導くリアルタイム監督モードなどもあり、スカウトや育成要素も盛り込まれた野球ファンの心を掴む内容で、5月の正式サービス開始から約2か月で60万人以上のユーザーを獲得している。
本作の開発過程や今後の展望について語られた第1部に続いて行われたトークセッションには、千葉ロッテマリーンズの正捕手として長年にわたって活躍し、2006年のWBCでは優勝捕手に輝いた元プロ野球選手の里崎智也が登場。日米の野球に精通した里崎と日米プロの開発会社であるROUND ONEのイ・ゴンヒCEOによる対談が展開された。

自身のYouTubeチャンネルの企画で日米プロを体験済みの里崎は、最初に司会者からプレーの感想を尋ねられると、「日本のプロ野球選手とアメリカのメジャーリーグの選手たちをひとつのゲームで遊べるというのはなかなかできないこと。その選手たちを同じチームで使いながら戦える画期的なゲームだと思います」と回答。

一方のゴンヒ氏は、始めに選手の顔やモーションをリアルに再現する大変さについて語った後、里崎に「本作には戦術の読み合いで対戦するリアルタイム監督モードという遊び方もあるのですが、リアルな野球との違いを感じるところはありますか?」と質問。
これに対して里崎は「リアルだと(ゲームのようにステータスや操作通り)完璧に動いてくれないので、監督が完璧な指示を出していても誤作動が起きることがある。僕らキャッチャーの立場でも、ピッチャーにアウトコースのストレートを要求しているのに、リアルな野球だとインコースのストレートが来たりしますからね。ストライク投げろって指示しているのにボールばかりとか」と現役時代の苦悩(?)も漏らしながら答え、会場の笑いを誘った。

続いて、今度は里崎から「もし僕が現役だったらどんなステータスになりますか?」という質問があり、ゴンヒ氏が「里崎さんは韓国でも名捕手として有名ですからね」とした上で《パワー90、ミート70、走塁30》という数値を紹介。

最高数値が100という中、パワー90という数値は本人にとって意外だった様子で、里崎は「もし出る時、そのままじゃなかったら僕電話しますからね」と圧をかけるようなコメント。一方、こうして能力を数値化される際に選手本人が気にするのは「他選手との相互関係」だとし、「自分では低いと思っていても、古田(敦也)さんの数値と比べたら何も言えない時がある」と述べて、立て続けに会場の爆笑をさらった。
超リアルに再現された選手たちでエキシビジョンマッチを実施
その後は日米プロのプレー画面がスクリーンに映し出され、両者による3イニング制のエキシビションマッチを実施。

ロサンゼルス・ドジャースでメジャーリーガーのドリームチームを組んだ里崎は、ファーストにドジャースのフリーマン、ライトにヤンキースのジャッジ、そしてDHに大谷翔平を置き、「本人が出たいと言えば来年のWBCに絶対入ってくる選手たち」と語る自信満々の布陣。対して、読売ジャイアンツにヤクルトの村上宗隆、DeNAの牧秀悟、日ハムの万波中正らを集めたゴンヒ氏のチームには「先日のオールスターで MVPを獲った頓宮選手もいますし、今光り輝くスタープレーヤーばかり。なかでもキーマンは村上選手かな」と分析のコメントを添えた。


ゴンヒ氏の先攻で始まった初回の攻撃は、先頭打者がシングルヒットで塁に出るも、盗塁を狙ったところを里崎が現役時代さながらの鋭い反応で阻止し、打者3人で交代。続く裏の攻撃では、相手先発が投げる変化球のキレに里崎が苦戦し、両チームとも得点ないまま次の回へ。

その後も膠着した展開が続き、里崎が「変化球めっちゃ曲がるな」「全然当たらへん」「配球めっちゃいいな」などとつぶやくたび、場内には共感の歓声やため息が巻き起こりながら、結局試合はタイブレークの延長線に。続く表の攻撃でゴンヒ氏が待望の先制点をあげると、勢いそのまま阪神の森下が試合を決定づけるホームランを豪快に放ち、裏に里崎が追い上げを見せるも5対2でゴンヒ氏が勝利した。

熱戦後、本物の名選手に勝って笑顔を見せるゴンヒ氏に対し、惜しくも敗れた里崎は「配球読むのは得意なんですが、今日は読みがまったく当らなかった。読みきれなかったです」と敗戦の弁を述べながら相手の投球術を賞賛。続けて「日米プロ野球の選手で自分好みのチームを作り上げることができますし、自分の好きな選手をメジャーのチームに移籍させることも可能なので、今までになかった楽しみ方があると思います。僕の子供もそうなんですけど、ゲームからプロ野球の選手を知っていくケースも多いですし、選手の持つ能力もよく分かると思うので、ぜひリアルの野球と照らし合わせながら楽しんでみて欲しいです」と述べて全体を締めた。

野球ファンにはおなじみのぶっちゃけトークで「ファンタスティックベースボール:日米プロ」を盛り上げた里崎。筆者も実際のゲームを体験してみたが、オープニング映像だけで選手やスタジアムの再現への本気度を納得できるはず。メジャーリーガーと日本プロ野球の選手たちの夢の対決を実現させたい人には、まさにおすすめのゲームアプリといえるだろう。
「ファンタスティックベースボール:日米プロ」公式ホームページ:
https://www.fantasticbaseball.com/ja

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