予算100万円で2代目ヴォクシー「煌シリーズ」を狙うなら、“三段構え”で臨むべし

▲2007年6月~2013年12月まで生産された2代目ヴォクシー。人気の「煌(キラメキ)シリーズ」も総額100万円圏内に入ってきたが、その選び方はなかなか難しい(写真は、ZS“煌II”)

強面デザインで男性ユーザーの心をつかみ大ヒット!

狭い道でも取り回しやすいボディサイズながら、背の高い四角いフォルムで最大8人乗れる広い室内空間を実現した5ナンバーサイズの1.5BOXミニバン。

1990年代中盤に日産 セレナやホンダ ステップワゴンなどの人気モデルが相次いで登場して以来、家族みんなが乗れるファミリーカーという揺るぎないポジションを築いている。

1.5BOXミニバンのなかでもトヨタ ノアの兄弟モデルとして2001年11月にデビューしたトヨタ ヴォクシーは、それまでファミリー向けのシンプルでやさしく、やや薄味だったミニバンデザインに、強面で威圧感あるワイルドな男っぽさを取り入れ大ヒットしたモデルだ。

特にエアロパーツやキラッと光るメッキパーツをふんだんに盛り込んだ特別仕様車「煌(キラメキ)シリーズ」は、カタログモデルを凌駕する人気を誇り、ヴォクシーを代表するグレードに成長。

以降、カタログモデルではなく、あくまで特別仕様車として「煌シリーズ」を設定する伝統は、3代目となる現行型にも引き継がれている。

予算100万円圏内の層に厚みが増した2代目

そんなヴォクシーを予算100万円で狙うなら、2007年6月~2013年12月に生産された2代目に注目。

2014年1月に登場した現行型の中古車流通量が1600台を超え、相場も順調に下落している影響からか、ここへきて2代目の相場が急落。中古車の平均価格も120万円を割り込んでおり、予算100万円圏内の層に厚みがでてきて、選びやすい状況ができつつある。

▲こちらが2代目 ヴォクシー Photo:トヨタ Photo:トヨタ Photo:トヨタ ▲スリーサイズは、4640mm × 1720mm × 1850mm(全長×全幅×全高)

ただし、問題がひとつある。

絶大な人気を誇る「煌シリーズ」1本に狙いを定めるのが、微妙に難しいのだ。

選択肢はあるにはあるが、まだターゲットとなる台数が少なく、しかも走行距離10万kmオーバーの物件の割合が多い。

直近3ヵ月以内の短期決戦に臨むとしたら、いささか厳しい戦いを強いられるはずだ。

▲こちらは、2代目ヴォクシー ZS“煌Z”

短期決戦で結果を引き出す秘策とは!?

予算100万円を死守しつつ、どうしても短期で勝負を決めるなら、第2、第3の候補を立てるべきだ。

第2候補として有力なのは、「煌シリーズ」のベースとなる『ZSグレード』。

カタログモデルではルックスのワイルド度が最も高いため、本命の煌を逃してもダメージは少ないはず。

第3候補はグレード縛りではなく、『2010年4月以降の後期型』がオススメだ。

グレードにこだわった第1、第2候補の場合、ターゲットは確実に前期型となるため、第3候補には“少し新しい”という付加価値をつけてみた。

もし、「煌シリーズ」以外の選択肢は考えられないなら、あと1年、いやせめて半年待ってみるのもありだ。

状況が好転している可能性も高い。その場合でも、上記に挙げた第2候補か第3候補のいずれかを、プランBとして残しておけば、安心かつ楽しんで中古車を選べるだろう。

text/中野剛

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