5月16日は「旅の日」珍道中のち感動の『30年後の同窓会』ほか“おっさんロードームービー”を楽しもう
5月16日は「旅の日」って皆さん知っていましたか? これは、1689年のこの日、松尾芭蕉が「奥の細道」の旅に出た日ということで、昭和63年に制定されたもの。「旅の日って言われても、もうGWも終わったし、夏休みはまだまだ先!」というあなた。一足お先に映画で、旅情気分を味わってみてはいかが?
目的のある旅ない旅、楽しい旅、悲しい旅、憧れの旅、悲惨な旅、、、映画の中には様々な旅が描かれてきました。6月8日に公開となる映画『30年後の同窓会』は、30年ぶりに再会した中年男性3人による“心の再生”を描いたロードームービー。『6才のボクが、大人になるまで。』のリチャード・リンクレイター監督がメガホンをとり、スティーブ・カレル、ブライアン・クランストン、ローレンス・フィッシュバーンという名優3人が集結しています。
【ストーリー】
男一人、酒浸りになりながらバーを営むサル(ブライアン・クランストン)と、破天荒だったミューラー(ローレンス・フィッシュバーン)の元に、30年間音信不通だった旧友のドク(スティーヴ・カレル)が突然現れる。2人にドクは、1年前に妻に先立たれたこと、そして2日前に遠い地で息子が戦死したことを2人に打ち明け、亡くなった息子を故郷に連れ帰る旅への同行を依頼する。バージニア州ノーフォークから出発した彼らの旅は、時にテロリストに間違われるなどのトラブルに見舞われながら、故郷のポーツマスへと向かう――。30年前に起きた悲しい出来事をきっかけに出た再会の旅。語り合い、笑い合って悩みを打ち明ける旅路で、3人の人生が再び輝き出す。
主演のスティーブ・カレルはこの映画について、「『30年後の同窓会』は人間関係を描いたロードムービーです。ある意味、大学の同窓会の映画とも言えるかもしれません。彼ら3人は30年間会っていなかったからです。そんな彼らが悲劇的な出来事のせいでまた一緒になる。彼らは自分たちの関係を見つめ直し、30年後に大人としてどうつながり、どうつながらないのか、今の自分たちを考え直すのです」とコメント。大人にしみる、ヒューマンドラマとなっています。
この映画で描かれた旅の総移動距離は約1,231km。
■ノーフォーク〜リッチモンド(道路距離:149km)
→主人公ドクが戦友サルを訪ね、もう一人のミューラーの元へ■リッチモンド〜アーリントン墓地(道路距離:174km)
→ドクの息子の遺体を引き取りに行くものの、違う場所だと言われ1回休み■アーリントン墓地〜ドーバー空軍基地(道路距離:153km)
→息子と涙の対面。死亡時の真実を知り、地元での埋葬を決意。レンタルトラックでの移動を始めるも、サルの悪ふざけのせいでテロリストと間違えられ、再び空軍基地へ戻されてしまう。「戦士ではない息子を軍の墓地に埋葬できない」というドクの固い意志は変わらず、軍の手配でアムトラック(高速電車)で搬送することに。■ドーバー空軍基地〜NY(道路距離:291km)
→アムトラックの停車中にNYに立ち寄る3人。サルの提案で全員でお揃いの携帯電話を買ったり、昔話で盛り上がり、ドクの顔にも笑みが戻る。■NY〜ボストン(371km)
→30年前のベトナム戦争で起きた”ある事件”を忘れられずに生きてきた3人が、過去に向き合うためある人の元を訪れる。■ボストン〜ポーツマス(93km)
→ドクの息子の葬儀が始まる。
順調に行ったり、思わぬ足止めをくらったり、行ったり来たりしながら、やいのやいの言いながら旅する3人の大人の男の姿は、おかしくも微笑ましい愛情にあふれています。
この『30年後の同窓会』以外にも、“おっさんロードムービー”の傑作は盛りだくさん!
『プリシラ』
『イージー・ライダー』
『ストレイト・ストーリー』
『LIFE!』
『ダージリン急行』
『きっとここがかえる場所』
『オー・ブラザー』
『ハングオーバー!』シリーズ
「男同士(同性)で旅行なんて……」なんて食わず嫌いせず、今年の夏は計画してみてはいかがでしょうか?
『30年後の同窓会』6月8日ロードショー
http://30years-dousoukai.jp/
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