あしかがフラワーパークで世界一美しい藤を撮影する #お写んぽ #カメラ旅
「あしかがフラワーパークの藤の花は見た? あれは一度は見るべき絶景だよ」
こんなことを、よく一緒に写真を撮りにいっている友達に言われました。
美しいものとおいしいものをいかにたくさん堪能するかが人生のテーマである私。さっそく行ってきました。
どん!!
一度は見られてよかった藤の花
自己紹介が遅れました。Photoliというメディアで写真の楽しさを広めながら、自分自身が一番写真を楽しんでいる横尾 涼と申します。
今回はあしかがフラワーパークの藤をいい感じに撮影する、とっておきの方法を紹介します!
あしかがフラワーパークで大藤を撮影!
やってきました。あしかがフラワーパーク。
JR東京駅から東北新幹線に乗り、約40分でJR小山駅へ。そこからJR両毛線に乗り換えて約35分で、2018年4月1日に開業したばかりの「あしかがフラワーパーク駅」に到着。電車でのアクセスもさらに便利になりました。
入り口近くでは、たくさんのお花が売られています。
たくさんの種類のお花が売られています
あしかがフラワーパークは1月上旬の冬咲きボタンや寒紅梅から、11月下旬のアメジストセージや熱帯性スイレンまで、年間を通して四季折々の花が楽しめるスポット。
なかでも4月中旬から5月中旬に見頃を迎える350本以上もの藤は「世界一美しい」といわれています。
紫の花のイメージが強い藤ですが、園内にはたくさんの種類の藤があります!
真っ白の白藤や、丈が長く大きく垂れ下がっている大長藤、うす紅藤など。
一度に何種類もの藤が楽しめるのも魅力です。
園内マップを片手に奥に進んでいくと、見えてきました、大藤。
樹齢150年、600畳敷き(約1,000㎡)の藤棚を持つ、園のシンボルです。
大きく垂れ下がった花がきれいでした
スマートフォンでさくっと撮ってもきれいな藤ですが、より素敵な写真を撮るポイントを3つご紹介します!
その1・ぼかしてみる
藤の花は遠くから見ると、連なった小さな花が光を反射してキラキラしています。
写真に収めたときに、ピントが合ってない部分をボケといいますが、
キラキラした光を反射した部分をぼかしてみると、きれいなまん丸になります!
藤の花で試すと、こんな感じに……。
藤の花と玉ボケがとてもきれい
ちなみにボケをつくるコツは、ピントを当てたい対象物を手前に持ってくること。前の方にピントを合わせると、背景がきれいにボケやすくなります。
詳しくはこちらの記事を参照してみてください。
その2・構図を覚える
写真を撮るとき、自分がいいと思った瞬間を直観で切り取ることも大事ですが、「構図」を意識するのもおすすめ。「構図」とは、デザイン的にきれいな比率や角度のこと。少し覚えるだけで、すぐに写真がうまくなりますよ。
こちらの写真は「対角線構図」という画面の対角線を基準に余白部分と被写体の部分に分ける構図で撮っていますし、
こちらは「日の丸構図」という中央に目立たせたい被写体を配置する構図で撮っています。
私のお気に入りは「放射構図」。ある1点に向かって奥行きができている構図のことで、吸い込まれそうな独特な表現ができます!
放射構図での1枚
その3・影を楽しんでみる
写真は光の反射を一枚に収めるものですが、光が差すところには影ができます。
影に注目することって少ないと思うのですが、ぜひ藤を見たら「影がどこに落ちているか」に注目してほしいです!
上の写真のように、藤の細かい房ひとつひとつに光が差して、おもしろい影ができることも。
幻想的な藤のライトアップ!
暗くなり始める17:30からは、藤がライトアップされます。
日没直後の、限りなく影のない状態が作り出される「マジックアワー」が、とても幻想的な雰囲気です!
深い青の空とライトアップされた藤
だんだんと青が深まり完全に日が落ちると、いよいよライトアップ本番です。
暗いところでの撮影は、一眼レフでもiPhoneでも光量不足になり、シャッタースピードが遅くなり、手ぶれを起こしてしまうので、ブレ防止のために三脚が必須です!
昼の鮮やかな紫色とはまた違った魅力がある、ライトアップされた藤。昼間から来た方も夜まで滞在して、ぜひ堪能してほしい!
「一度は見るべき絶景」という友人の言葉は間違ってなかったなと、ゾクゾクするほど美しい藤を見て思ったのでした。
昼から夜まで、あしかがフラワーパークの藤を満喫したあとは宇都宮へ。ジャズの生演奏を聴きながらゆったりとお酒が飲める、おしゃれなバーに行く予定。
わくわくしつつ電車に乗り込みます。
小山駅まで戻り、JR宇都宮線に揺られること30分ほどでJR宇都宮駅へ到着。
駅近くのホテルにチェックインして荷物を置き、少し休んでからバーへ向かいます。
餃子だけじゃない!? 宇都宮はカクテルの街
宇都宮駅から7分ほど歩いて、到着したのは「Free Flight」。
落ち着いて飲めそうな素敵な内装です。
餃子で有名な宇都宮ですが、実はカクテルとジャズでも、とても有名だそう。
このお店では、カクテルはもちろん、ジャズも堪能できます。
繊細なピアノと、どっしりとしたベースの音色が店内に響きます。
生演奏を聴きながらいただいたご飯とお酒はこちら。
すべて店長さんのおすすめ。
「マグロのパリパリサラダ」は、上にのっているパリパリを割りながら混ぜて、漬けマグロと一緒にいただく絶品……!
カクテルのおすすめは「アールグレークーラー」。
アールグレーティーをベースに使用したカクテルで、香り高く、風味だけでも楽しめます。とても口当たりが優しく、強いお酒が苦手な私にも、すっきり飲みやすい一杯!
ジャズの生演奏とおいしいカクテル。大人な気分を味わい、ホテルに帰ったのでした。
宇都宮アンテナショップ「宮カフェ」で、お土産探し
旅の締めは、そう。おみやげ。
翌日は、宇都宮駅から20分ほど歩いて「宮カフェ」へ散歩がてら向かいます。
こちらは宇都宮の魅力を発信するアンテナショップ。所狭しと並べられた商品の中から、
店員さんにおすすめを紹介していただきました!
宇都宮発祥の染物「宮染め」で作られた手ぬぐいは、名物の餃子といちご柄。独特の風合いが素敵です!
生いちごをそのまま乾燥させた「ドライトチオトメ」はヨーグルトに入れてもいいし、紅茶と一緒にいただいてもおいしいそう。
カクテルの街らしい「栃乙女ダイキリ」は、お酒好きの友人へのプレゼント。
いちごが旬の時季は、ジェラート「とちおとめ小町」がとても人気だそう!
益子焼の器の上で、バニラのジェラートと生のいちごを混ぜてくれるんです。
それをワッフルコーンの上にポンとのせて完成。しあわせ on しあわせ。
ジェラートを食べながら帰路に就いたのでした。
ああ、幸せな旅路。
みなさんもこの時期限定の「一度は見るべき絶景」が広がる、あしかがフラワーパークへ足を運んでみてください!
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