春のお出かけに! 持って便利、部屋に置いても様になるオシャレなアウトドアグッズ

春のお出かけに! 持って便利、部屋に置いても様になるオシャレなアウトドアグッズ

アウトドアグッズはバーベキューやキャンプ、登山をするときに使うモノ、と思っていませんか? 機能性はもちろん、インテリアとしても大活躍するオシャレなものが多い、今どきのアウトドアグッズ。お部屋のインテリアにもなって外出も楽しくなる、そんなアウトドアグッズを上手な取り入れ方とともに紹介します!

アウトドアグッズを「部屋で使う」!

「グランピング」という言葉をご存じでしょうか? 最近ネットや雑誌でたびたび話題となっている、ぜいたくで豪華なキャンプのことを指しますが、そのスタイルをインテリアに取り込む人がジワジワと増えています。「グランピングをインテリアに取り入れる」と言うと、「やってみたいけど、なんだか難しそう……」と身構えてしまう人も多いかもしれませんね。

でも「実はちょっとしたポイントを押さえるだけで、グランピングスタイルは簡単に楽しめるんです」と話すのはインテリアコーディネーターとして活躍する小島真子(こじま・まこ)さんです。インテリアコーディネーター・小島真子さん(写真撮影/竹治昭宏・スパルタデザイン)

インテリアコーディネーター・小島真子さん(写真撮影/竹治昭宏・スパルタデザイン)

「グランピングスタイルを取り入れたインテリアは、アウトドアのワクワク感をお部屋で楽しめるのが何よりも魅力です。また、実用面でもメリットがあります。インテリアに取り入れる際に欠かせないのが、アウトドア感のあるテーブルウェアやキッチンアイテムです。丈夫で無骨でありながら、レトロさやスタイリッシュさが感じられるデザインに人気が集まっています。素材ではステンレス、アルミ、チタン、ホーロー、鉄(アイアン)等が人気ですね」(小島さん・以下同)

特にアウトドアチェアやテーブルなどは、キャンプに持って行くだけでなく、普段のインテリアとしても使いやすいとか。

「アウトドア向けのチェアやテーブルは、デザインはもちろん、簡単に折り畳んでしまうことができるのも魅力です。通常、テーブルや椅子を動かすとなると、女性や子どもには重労働です。ところがアウトドア製品は持ち運びしやすいように軽くて丈夫につくられているので、使うときだけ出して使わないときは畳んで収納することが可能です。また『部屋が狭いから、いつもテーブルを出しておくのはちょっと……』という一人暮らしの収納問題に悩む人にもうれしいポイントだと思います」

確かに、アウトドア用の折り畳みテーブルやチェアなら子どもでも運びやすいですし、アウトドア用の食器は壊れにくいという利点もあります。落としても破損しにくいのは、小さな子どもがいる家庭にとっては大きなメリットです。アルミニウム製の飯ごうをフラワーベースがわりにコーディネート。木製のカトラリーや丸太のコースターなど自然素材と一緒にすると和らぐ(画像提供/小島真子さん)

アルミニウム製の飯ごうをフラワーベースがわりにコーディネート。木製のカトラリーや丸太のコースターなど自然素材と一緒にすると和らぐ(画像提供/小島真子さん)

アウトドアグッズをオシャレに取り入れるコツとは!?

では、インテリアへ実際に取り入れるためにはどのような点に注意すると、オシャレに見えるのでしょうか。

「アウトドア感のあるインテリアをオシャレに決めるには、空間に柔らかさをプラスすることが大切です。具体的には植物、照明、ファブリックの3点です。部屋全体のインテリアを統一しようと考えると荷が重いですが、小物なら気軽にアウトドア感を演出できます。

例えばお部屋やバルコニーに植物を置くと、ぐっとグランピング気分が高まると思いますし、スチール椅子に北欧柄やネイティブ柄のブランケットをかけるだけでも、雰囲気が柔らかくなってオシャレな空間になります。まずは身近なラグやクッションなどの小物から取り入れてみてはいかがでしょうか?」

たしかに、初心者にはインテリア全体をアウトドアスタイルに統一するのではなく、アウトドアグッズをプラスアルファで取り入れるのが良さそうです。またキッチンや玄関などのように、スペースを決めてアウトドアの要素をつくってみるのもオススメとか。

「自然を感じさせるスタイルを目指せば、初心者でもフォーカルポイント(インテリで目を引く部分・スペース)をつくりやすいと思います。例えばリネンやコットン、木製のものなど『自然素材』をいくつか使ってみるといいでしょう」ワイヤーバスケットを用いてアウトドアの世界を演出。ウッドと植物、アイアンの組み合わせが、アウトドアらしさとモダンさを巧みに共存させている(画像提供/小島真子さん)

ワイヤーバスケットを用いてアウトドアの世界を演出。ウッドと植物、アイアンの組み合わせが、アウトドアらしさとモダンさを巧みに共存させている(画像提供/小島真子さん)

また「あまり色を増やさないのもポイント」と小島さんは言います。

「色を考えるときには、自然を感じさせるようなアースカラー(主には茶系の色にカーキやオリーブを含めた色)を取り入れるといいでしょう。例えば空や海のような青、紅葉のような赤、森のようなグリーン……といった具合ですね。

注意点としては、ラグとクッションカバーで全然違う色や模様、原色はできるかぎり避けてほしいですね。色数を少なくするのは、どんなインテリアにおいてもオシャレに決める最低限のコツです。コーナーごとにテーマ色を決めても面白いかもしれませんね」

せっかくオシャレなインテリアを目指しても、カラフルになりすぎてチープに見えてしまったら全てが台無し。アウトドアの落ち着きのあるテイストを大切にしたいものですね。

家でアウトドアムードを味わえるオススメグッズ

ポイントを押さえれば誰でも簡単というアウトドアテイストを取り入れたインテリア。すぐにアウトドアムードを味わえるオススメグッズにはどんなものがあるでしょうか。

「大きめのものとしては、折り畳みができるタイプのディレクターズチェアはオススメ。椅子として座ることはもちろん、ちょっとした物置きにもなりますし、ほかの用途でスペースを使いたいときにはさっとしまえるので便利です。アウトドア、インドアの両方に対応したラウンジチェアの『アカプルコチェア』も空間をオシャレに演出してくれます。屋内でも屋外でも使用できるアカプルコチェアは1つあれば、その存在感で空間がぐっとオシャレに見える(画像提供/小島真子さん)

屋内でも屋外でも使用できるアカプルコチェアは1つあれば、その存在感で空間がぐっとオシャレに見える(画像提供/小島真子さん)

そのほかに、収納ボックスや折り畳み式のコンテナボックス、ワイヤーバスケットなど、少しだけメンズライクなものを取り入れてあげると空間にメリハリが生まれます。コンテナボックスはリビングに置いて子どものおもちゃを収納したり、突然の来客に見せたくないものを隠したりすることができ、外ではクーラーボックスとしても活躍しますよ(笑)」

このようにアウトドア仕様のものを普段の生活に取り入れると、まるで自然の中へ出かけたような新鮮な気分を味わうことができますね。発想や目線を少し変えるだけで、シンプルなインテリアもたちまちアウトドアの雰囲気に演出できそうです。

「またLEDランタンはアウトドアで使うアイテムの一つですが、ディスプレイとして飾るのはもちろん、お家での実用性も備えていて非常灯として活躍するでしょう。私自身も、ブリキランタンやLEDのキャンドルライトなどをお部屋のインテリアに取り入れて楽しんでいます。キャンドルライトは高さの異なるものをいくつか並べてもすてきです」キャンプのワンシーンを思わせる、ウッド&ランタンのディスプレイ。グランピングを体験しているかのようなムードが漂う(画像提供/小島真子さん)

キャンプのワンシーンを思わせる、ウッド&ランタンのディスプレイ。グランピングを体験しているかのようなムードが漂う(画像提供/小島真子さん)

手軽に楽しめるアウトドアは、今後ますます認知度も人気も高まっていく予感。まずは照明やラグなど小物から試して部屋にオリジナリティを出していくのがよさそうです。アウトドアに興味を持ち始めたけど、実際のキャンプはハードルが高い……そんな人はお家の中にアウトドアグッズを取り入れて、心地よい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。●取材協力

インテリアコーディネーター小島真子(株式会社Laugh style)
元画像url http://suumo.jp/journal/wp/wp-content/uploads/2018/04/154232_main.jpg
住まいに関するコラムをもっと読む SUUMOジャーナル

関連記事リンク(外部サイト)

狭くてもオシャレに暮らす。家でも使える最新アウトドアグッズをコールマンに聞いてみた!
今さら聞けない!インテリアの疑問 テレビや雑誌でよく見る〇〇テイストってなに?
一人の空間を楽しむためのインテリアについて考えてみたら、禅問答みたいになった

  1. HOME
  2. 生活・趣味
  3. 春のお出かけに! 持って便利、部屋に置いても様になるオシャレなアウトドアグッズ

SUUMOジャーナル

~まだ見ぬ暮らしをみつけよう~。 SUUMOジャーナルは、住まい・暮らしに関する記事&ニュースサイトです。家を買う・借りる・リフォームに関する最新トレンドや、生活を快適にするコツ、調査・ランキング情報、住まい実例、これからの暮らしのヒントなどをお届けします。

ウェブサイト: http://suumo.jp/journal/

TwitterID: suumo_journal

  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。