空の交通もハイブリッドの時代!?エアタクシーの将来性について考えてみた
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・クリーンで静か、低価格な料金
「Alice Commuter」は9人乗り。オール電化のビジネス・コミューター機として、独自に開発されたものだ。昨年6月には、パリの航空ショーにも登場。来年には、テスト飛行を実施する予定だ。速度は、毎時約450キロメートル。最大飛行距離は、約965キロメートルになる。
料金も激安。一人あたりの運賃は、電車と同じくらいの金額になるのだとか。理由は、電動駆動による運用コストの大幅なダウン。従来の航空機のように、大掛かりなメンテナンスもいらなくなるので、その分運賃を抑えることができる。
電気駆動飛行機のメリットは、ジェット機や燃料駆動の飛行機に比べて、はるかに静かでクリーンなところ。プロペラはコンピューターで制御され、飛行中に大気汚染物質を排出することもない。環境問題に敏感な現代人が、注目するのも当然だ。
・エアタクシー実現は十分可能!?
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しかし、電気駆動の飛行機導入が実現すれば、今より気軽に空路が使えるようになるだろう。短距離なら十分対応できるのだから、いわゆるエアタクシーが普及する可能性は、かなり高いと見ていい。実際、ロサンゼルスのスタートアップWright Electricなども、2027年を目処に、電気飛行機の開発に臨んでいるらしい。こちらは、最大180席、約480キロメートルの飛距離と、規模もかなり大きい。いずれも、勝負は2020年代。新時代の交通網に、大いに期待したい。
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