【3STEP家事】畳の掃除方法|カビ予防からNG手入れまで
フローリングとは一味違う、畳の掃除方法をご紹介。畳掃除の際に注意すべきポイントや、月に一度の念入りな掃除方法も伝授します。さらに、畳を長持ちさせるための工夫も見どころですよ。
目次
畳の掃除方法
畳を長持ちさせるための2つの工夫
畳の掃除方法
ここでは、畳の基本的な掃除方法をご紹介していきます。
畳の目に沿って掃除すること、水を極力使わないことの2点が掃除のポイントです!
畳の掃除のコツ
ふだんの掃除であれば、掃除機をかけて、雑巾で乾拭きする程度でOKです。
掃除のポイントは、畳の目に沿って掃除機・雑巾を動かし、中に入り込んだホコリを取ることです。
逆に畳の目に対して垂直に動かしてしまうと、い草の表面を傷めてしまうので注意してくださいね。
念入りな畳の掃除方法
© PIXTA汚れが目立つ畳は、水を固く絞った雑巾で水拭きして汚れを落としましょう。
畳に水分を残さないために乾きやすいお湯を使ったり、洗濯機の脱水でしっかりと絞った雑巾で掃除する方法もおすすめですよ。
【用意するもの】
水・・・適量
雑巾・・・適量
掃除機
【月に一度の畳の掃除方法】
最初に畳の目に沿って掃除機をかけて、ホコリを吸い取ります。
次に水を固く絞った雑巾を使って、畳の目に沿って水拭きします。雑巾は同じ面ばかり使わず、途中できれいな面に変えたり、何枚か用意して水拭きするようにしましょう。
水拭きが終わったら乾いた雑巾で乾拭きを行い、最後に畳をよく乾燥させれば、掃除は完了です。
過度な水分を畳に与えるとカビや黒ずみを発生させる可能性がありますが、何年か経った古い畳は本来必要な水分を失った状態です。
乾燥しきった畳はかえって痛みやすくなるので、月に一度は固く絞った雑巾で水拭きをして、畳に必要な水分を補給してあげるようにしましょう。
【畳に洗剤の使用はNG?】
畳は強い洗剤を苦手としているため、水拭きでも落ちない汚れは洗剤を使わない方法で掃除するのがベストです。
汚れがひどい場合は酢を水で薄めて雑巾に染み込ませ、さっと拭き取る程度にしておきましょう。
ドレッシングやクリームなど油を含む汚れに対しては、薄めた中性洗剤を染み込ませた雑巾を固く絞って拭き掃除してください。
畳を長持ちさせるための2つの工夫
© PIXTA丁寧に掃除するだけでなく、ここで紹介する畳を長持ちさせるための工夫も実践してみて。
畳の寿命以外にカビや変色を防ぐ効果が期待できますよ。
【工夫1】畳に湿気を溜めさせない
畳は呼吸しているため、室内の湿度が高いと湿気を溜め込んでしまい、カビの原因になります。
他にも畳の上にカーペットを敷いたり、畳の部屋で洗濯物を干すなどの行為もよくありません。布団を敷きっぱなしにしているのもNG!
天気の良い日は部屋の窓を開けて換気したり、畳と床の間に空き缶などを挟んで風を通すだけの簡単な換気も効果的です。
万が一カビが生えてしまった場合の対処法は、こちらの記事をチェックしてみてくださいね。
【工夫2】直射日光が当たらないようにする
湿気は畳にカビを生やしてしまう原因になりますが、かと言って乾燥させすぎるのも、い草の痛みを早めてしまいます。
また畳に日光が直接当たると変色してしまう可能性もあるので、レースカーテンを閉めるなどして、直射日光が当たらないようにしましょう。
もし畳が変色してしまった場合は、水2:酢1の割合で混ぜた液に雑巾を浸し、固く絞ってから水拭きしてみてください。
完全に戻ることはありませんが、変色の度合いを軽減させる効果が期待できます。
【畳の交換タイミングの目安は?】
畳の交換には3種類あり、最初はおおむね3~5年ほどで畳表を裏返して張り替えます。これを「裏返し」と言います。
さらに3~5年ほど経過し、裏返した畳表も傷んできたら、畳床はそのままに畳表のみを取り替える「表替え」の段階です。
さらに最終的に畳床も交換が必要になったら、完全に新しい畳と入れ替えます。
普通にお手入れしていれば、新しい畳の入れ替えは最初の畳を入れた時から10~20年後程。
これらの畳の交換作業の年数は一般的に言われていることで、使用頻度によって異なります。交換作業は、畳のプロに任せた方がいいでしょう。
いかがでしたか? 放っておくとすぐに傷んでしまう畳ですが、大切に扱えば長く使うことができます。
頻繁に張替える必要のないよう、普段からこまめに掃除してあげてくださいね。
関連記事リンク(外部サイト)
「Pacoma」はホームセンター系のフリーペーパーに出自を持つ、「暮らしの冒険」がテーマのライフスタイル系Webマガジン。ノウハウ記事からタレントの取材記事まで「暮らしを楽しむためのアイデア」をテーマに日々発信しています。
ウェブサイト: http://pacoma.jp/
- ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
- 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。