ハーバードやスタンフォードなどアメリカの名門大学20校全てに合格したテキサス州の高校生 しかも学費全額免除

日本では新生活が始まる季節です。今月から大学生活が始まる人も多いでしょう。

海の向こうアメリカでは、大学生活が始まる前から贅沢な悩みを抱えてしまった17才の高校生が話題となっています。テレビ、新聞、SNS、『Twitter』のモーメントも取り上げた話題の主はテキサス州ヒューストン在住のマイケル・ブラウン君。マイケル君のもとには、ハーバードやスタンフォードなどアメリカ国内だけでなく世界レベルでもトップクラスと言われる大学から合格通知が届きました。しかも20校から。

20校の内訳は、アメリカ北東部のアイビー・リーグと呼ばれる名門校8校のハーバード、イェール、プリンストン、ペンシルベニア、ブラウン、コロンビア、コーネル、ダートマスを始め、西海岸の名門スタンフォードなど。ニューヨーク・タイムズによればアイビー・リーグの8校全てに合格したのは他にも数名いるそうですが、トップクラスの大学20校に願書を提出し、その全てに合格というケースは極めて稀とのこと。確かにそうでしょうね。

さらに驚くべきは、学費全額免除の奨学金付きというこれ以上ない条件。各大学から提示された奨学金の総額は計26万ドル(約2750万円)!

マイケル君の学力ですが、高校の成績の平均値が5点満点で4.68点、SAT(エスエーティー)と呼ばれる大学進学適性試験は1600点満点で1540点。アメリカの大学に入学するには課外活動やボランティア活動も重要ですが、この点でもマイケル君は学生自治会や討論クラブなどに積極的に参加していました。

Stanford Reaction Video (YouTube)
https://youtu.be/60NyFcDHvO4


スタンフォード大学のサイトで合格を知った瞬間。マイケル君が喜びを爆発させるのも無理はありません。

ワシントン・ポストの取材に対し、仕事を掛け持ちしながら女手一つでマイケル君を育てたお母さんは、「息子が受けるべき教育を受けさせてあげられる経済力が自分にはないことに気付いたので涙が出てきました」と答えています。

マイケル君が小学生の時に離婚を経験したお母さんは、より良い仕事に就くために地元のコミュニティ・カレッジに進学しました。その姿を見たマイケル君は、「大学で勉強するのがどういうことか初めて理解できました。大学が母にとってどれほど重要かをこの目で見ることは僕にとっても重要なことでした。母ががんばる姿を僕が見ていたことや、母からどれだけ影響を受けたかは、彼女は知らないと思います」と語っています。

これまでがんばってきたことに対する報酬とはいえ、どの大学に進学するか決めるのはなんとも贅沢な悩みです。ちなみにお母さんの希望はスタンフォードかハーバードだそうです。

大学をどこにするかはまだ決まっていないようですが、マイケル君は大学で政治学を専攻する予定で、将来の夢は弁護士だそうです。

※画像:
https://www.nytimes.com/2018/04/01/us/college-acceptance-micheal-brown.html

※ソース:
https://www.nytimes.com/2018/04/01/us/college-acceptance-micheal-brown.html
https://www.nytimes.com/2017/04/06/us/ivy-league-school-acceptance.html
https://www.washingtonpost.com/news/education/wp/2018/04/02/from-stanford-to-harvard-this-teen-applied-to-20-colleges-and-got-full-rides-to-all-of-them/?utm_term=.d93403571fd2

―― 見たことのないものを見に行こう 『ガジェット通信』
(執筆者: 6PAC) ※あなたもガジェット通信で文章を執筆してみませんか

  1. HOME
  2. 政治・経済・社会
  3. ハーバードやスタンフォードなどアメリカの名門大学20校全てに合格したテキサス州の高校生 しかも学費全額免除
  • ガジェット通信編集部への情報提供はこちら
  • 記事内の筆者見解は明示のない限りガジェット通信を代表するものではありません。