洗濯上手さんになれる!ネクタイの洗い方#簡単

洗濯上手さんになれる!ネクタイの洗い方#簡単

汚れてしまったネクタイの洗い方をご紹介。自宅で洗えないのがネクタイの基本ですが、早い段階でシミ抜きすれば、汚れを目立たなくすることはできます。合わせて緊急時のために、ネクタイを手洗いする方法もご紹介します。

目次

ネクタイは洗濯できる?

ネクタイの洗い方

 

ネクタイは洗濯できる?

ここでは、ネクタイの洗い方を実践する前のチェックポイントを解説していきます。
いきなり洗濯してしまう前に、お手持ちのネクタイが洗って良いものかどうか確認しておきましょう。

 

洗えるネクタイと洗えないネクタイ

ネクタイに用いられる素材はシルクなどの天然素材や、ポリエステルのような化学繊維が大半です。
このうち自宅で洗濯できるのは、ポリエステル素材のものに限られます。
またポリエステル素材であっても、芯地を使ったものは洗濯することができません。
特にシルク製のネクタイは水洗いするだけで形が崩れてしまうため、自宅での洗濯はまず不可能です。

 

ネクタイの洗い方

ここでは、ネクタイにやさしい洗い方を解説していきます。
自宅で洗っても大丈夫なことが確認できたら、手洗いでの洗濯に挑戦してみましょう。

 

ネクタイを手洗いする方法

© PIXTA

ネクタイの型崩れを避けるなら、手洗いでやさしく洗濯する方法がおすすめです。

【用意するもの】

衣類用中性洗剤・・・適量

ぬるま湯・・・適量

洗面器・・・1個

ハンガー・・・1本

【ネクタイの洗い方・手順】

洗面器に40度ほどのぬるま湯を張り、洗剤を溶かします。洗剤の量は、お使いの洗剤の注意書きに従ってください。

洗剤を溶かした洗面器にネクタイを沈め、5分程度つけおきにします。

時間が経ったら、ネクタイを両手で挟み込むようにして押し洗いします。ここで乱暴な洗い方をすると型崩れしてしまうので、なるべく丁寧に扱いましょう。

水を何度か交換しながら、押し洗いを繰り返します。

洗剤の泡が出なくなったら脱水に入ります。ここでも手で挟み、押すようにして脱水しましょう。脱水が終われば洗濯は完了です。

ネクタイの洗い方のポイントは、なるべく形が崩れないようにすること。
特に脱水の際、雑巾のようにねじって絞るなど、ネクタイの生地を傷めるような脱水はしないでくださいね。

 
【洗濯機を使うのは避けて!】

ネクタイを洗濯機で洗うと、ネクタイの芯そのものが折れ曲がってしまいます。
芯が曲がっている以上、いくら表面にアイロンをかけても芯の歪みが浮き出てきてしまうため、まず元の形には戻りません。
うっかり洗濯機で洗ってしまったネクタイは、専門の業者に芯の交換を依頼するようにしましょう。

 

ネクタイの染み抜き術

© PIXTA

汚れたときはなるべく早くシミ抜きをすれば、洗濯せずとも汚れを落とすことができますよ。
ただし色落ちしないかどうか、事前に目立たない箇所で試してからにしてくださいね。

【用意するもの】

タオル・・・2枚

水・・・適量

中性洗剤・・・適量

歯ブラシ・・・1本

【ネクタイのシミ抜き方法】

畳んだタオルの上に、シミの付いた面が下になるようにしてネクタイを置きます。

醤油など水に溶ける汚れの場合は水を、油を含む汚れの場合は中性洗剤の原液を歯ブラシにつけ、シミ部分をたたいてシミを下のタオルに移らせます。

ネクタイがタオルに触れる場所を変えながら、タオル側にシミが移らなくなるまでたたきます。後で輪ジミにならないよう、シミの周りもしっかりたたいておきましょう。

シミ抜きが終わったら乾いたタオルで水気を吸い取り、最後に自然乾燥させればお手入れは完了です。

軽いシミであればこの方法で対処できますが、落ちないシミは無理に落とそうとせず、素直にクリーニング店にお任せするのが賢明です。

 
【軽い汚れを落とすだけなら】

シミ抜きという程でもない軽度の汚れを落とすなら、もっと簡単な方法もあります。
水に浸したタオルを固く絞り、汚れが気になる箇所をたたいて汚れを落とし、後はハンガーにかけて乾燥させるだけ。
ネクタイにあまり負担をかけない方法なので、最初はこちらの方法を試してみるのが良いでしょう。

 

汚れが落ちた後のシワ取り方法

© PIXTA

手洗いや染み抜きをした後、シワが残ってしまったらアイロンを活用しましょう。
ネクタイがしっかり乾いてから、アイロンがけするようにしてくださいね。

【用意するもの】

スチームアイロン

当て布・・・1枚

【ネクタイのアイロンがけ方法】

ネクタイの裏側に当て布を敷いて、スチームアイロンを150度以下の温度に設定します。

アイロンを生地に直接触れないよう、2~3センチ離した状態でスチームだけを吹き付けます。

ネクタイに異常がなければ、前面にも同じようにスチームを吹きかけましょう。アイロンをかけ終わったらシワ取りは完了です。

ネクタイの素材は、高温に弱いものが少なくありません。
必ず、事前に洗濯表示をチェックしてからアイロンがけを行うようにしましょう。

 
ネクタイの洗い方はいかがでしたか? ネクタイは素材などの理由で、本来なら自宅では洗えないことがほとんど。
ここでご紹介した洗い方は、あくまで緊急時に留めておきましょう。

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