【衝撃】クソゲーにもなれない真のクソゲーが発売される理由 / 開発者が上司の発言を暴露「良いゲームを作ろうと思わなくていいよ」

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買って損したと思わせるつまらないゲーム、いわゆるクソゲー。どうしてクソゲーが作られてしまうのか。ゲームクリエイターたちにプライドはないのか? 今回は、実際にゲーム業界でゲーム開発に携わっていたクリエイターに「クソゲーにもなれない真のクソゲーが発売される理由」を聞いてみた。

・複数の会社で開発をしてきた人物が語る
今回話をしてくれたのは、とある企業でゲーム開発をしていたゲームクリエイターのT氏。彼は複数のゲーム開発に携わり、複数の会社で開発をしてきました。現在は地方で畑を耕しながら芋を作り、のどかな田舎暮らしをしている。

・クソゲーにもなれない真のクソゲーが発売される理由
1. 納期が短い
「とにかく納期が短いので、開発はもちろんデバッグもろくにできません。開発期間6か月とか普通にありますし、3か月しかないパターンもあります。パズルゲームならまだしもRPGですよ」

2. やる気を折られる
「開発前に上から「良いゲームを作ろうと思わなくていいから」と言われます。クソゲーを作れと言っているわけではないのですが、クオリティより納期優先ということです。とりあえず期間内に動く絵を作ってゲームっぽく仕上げろということです」

3. 予算が激しく少ない
「なぜ納期までの時間がなく、クオリティより納期優先といわれるのか、その利理由は簡単です。予算がないからです。早く作ればそれだけ予算がかからないからです。ですから計画書にはスタッフの人数と納期がキッチリと示されていて、それを絶対死守することになります」

4. リクエストだけはガンガン言われる
「時間がないから早く作れというわりには、「あーしろ」「こーしろ」とリクエストが多い。画像にグリーンを多用しろだとか、自然の風景を増やせだとか、かわいい動物を出せとか言われるのでゲームに強引にブチ込みます」

5. デバッガーがいない
「いまやデバッガーの会社があるくらいデバッグは重要なのですが、デバッガーにテストプレイをさせない会社もあります。そもそも人件費といいますか予算がないのでデバッガーを雇えません。かわりに開発者がデバッグします。開発者がテストプレイをして問題なければ納品です。問題あっても見なかったことにして納品することもあります」

6. クソゲーでも買う人は一定数いる
「クソゲーを作っておいて言いにくいのですが、クソゲーでも一定本数は売れてしまうので、「なんだコレでいいじゃん」と思った上がクソゲー理論でゲームを量産させる悪循環ができています。ある意味「画像にグリーンを多用しろ」とか「自然の風景を増やせ」とか「かわいい動物を出せ」の理論は間違ってないともいえます。それに釣られて買ってしまうですから」

・高い志を持ってゲーム開発をしてほしい
クソゲーにはふたつの種類があります。愛されるクソゲーと、愛されないクソゲー。クソゲーにもなれない真のクソゲーがこの世に出まくり、買って損したと感じた消費者は、どんどんゲームを買わなくなります。できれば、高い志を持ってゲーム開発をしてほしいものです。

もっと詳しく読む: クソゲーにもなれない真のクソゲーが発売される理由 / 開発者が上司の発言を暴露(バズプラス Buzz Plus) http://buzz-plus.com/article/2018/04/02/kusoge-kaihatsu/

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