タイヤサイズがわかれば車の性格も見えてくる!? サイズの見方も意外と簡単なんです!
▲この記事ではタイヤサイズの見方についてお話しさせていただきます!
タイヤ横に記載されているサイズの見方は意外と簡単
みなさんこんにちは。編集部てんちょ~です。
今回はタイヤサイズの見方についてお話しします! なぜ私なのか! それは、元タイヤホイールショップの店長をしていたからです! ペンネームの「てんちょ~」もそこが由来になります(笑)。
タイヤサイズの見方って皆さんご存じですか?
交換のときなどは、お店の店員さんがピッタリのサイズを選んでくれますので、別に知らなくてもOKなんですが、知っておくとタイヤを見ただけでその車の性格がわかっちゃうんです!
そう、初対面の人の服装を見ただけで、なんとなく人と成りがわかってしまうかのように……。
しかも、「タイヤサイズ」を理解するのは意外と簡単です。
タイヤ横の数字3つにサイズの情報はすべて集約されている
タイヤの横、サイドウォールと呼ばれる部分ですが、じっくりと見たことはありますでしょうか?
メーカー名やらなんやら細かい文字がびっちりと書かれていますが、すべて理解しないとサイズがわからないわけではありません。
では、どの部分を見ればよいのか、写真を交えて解説いたします。
▲まずはタイヤ横の写真のような刻印を見つけましょう。このタイヤは「225/55R19 99V」とありますね
写真の①②③の3つだけがサイズに関わる部分です。その他はタイヤの性能などの表記になるので、直接サイズには関係ありません。
この3つの数字が何を表しているのか説明します。
▲①の「225」の部分は、タイヤの接地面の幅を表しています。単位はmmですので、このタイヤの幅は225mmとなります。この数値が増えれば増えるほどタイヤの幅は太くなり、小さくなれば細くなります
▲②はタイヤの厚みを表す数字で、偏平率(へんぺいりつ)と呼ばれます。では「55」とあるので厚みが55mmなのかというとそうではありません。こちらは、①のタイヤ幅の何%の厚みなのかを表します。ですので225mmの55%がタイヤの厚みになります。同じ偏平率でもタイヤの幅により変化しますが、数値が大きいほどぶ厚いタイヤで小さければ薄いタイヤとなります
▲③はホイールの直径をインチ表記で表した数値です。この場合「19」とあるので「このタイヤは19インチのホイールにしか付きませんよ」ということになります。数字が大きくなれば、タイヤの真ん中の穴は大きくなっていきます
タイヤのサイズが車ごとに違うのは、車の特性に合ったサイズになっているから
以上、タイヤのサイズに関してはこの3つの数値がわかれば大丈夫です。
タイヤサイズを理解すると、ちょっと違う角度から車のことを理解できてしまいます。なぜかというと、タイヤの幅や厚みが変わると車の特性が変化するからです。
例えば、タイヤ幅を太くすると、接地面が増えて、グリップ力が増してコーナリング性能が良くなります。しかし、グリップ力は抵抗にもなるので、燃費が下がってしまうこともあります。
そして、偏平率に関しては、タイヤが分厚いと衝撃や振動を吸収しやすくなり乗り心地が良くなる半面、カーブを走ると、横にかかる力でタイヤがよじれてしまい踏ん張りが利かず、コーナリング性能が悪くなります。
このバランスをちょうどいい具合に設定しているので、車によってタイヤのサイズが異なるのです!
例えば、同じ車種でも、スポーティなグレードはホイールが大きく、タイヤが薄くなっているのは、走行性能を高めているからなんです。
この関係性を見てみると、タイヤを見ただけで、その車の性格がわかってしまうんです。
一概にこれだけでは判断できませんが、大きな指標になります。
どんな性格の車なのか気になる方はタイヤサイズをチェックしてみるのがいいかもしれませんね!
text&photo/てんちょ~(編集部 大平拓摩)
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