豪州からロンドンへの約17時間の直行便が就航!Qantas航空の最新技術で可能に
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そのため、豪州−欧州間の直行便は航空会社や豪国民にとって悲願だった。その夢のフライトがこのほど実現した。Qantas航空が最新技術を駆使して豪州西部のパース−ロンドン間に定期便(QF9)を就航させた。
・気流を分析して航路調整
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ノンストップで約1万4500キロもの距離を飛ぶという、この長旅実現の鍵は最新機材にある。飛行機の運航では風の抵抗をいかに抑制するかが重要だが、QF9には乱気流を感知するセンサーを搭載。また、ジェットエンジンの重量を軽くするなどして燃費向上を図っている。気流の流れを分析し、それに応じて航路も調整するという。
・食事のタイミングも配慮
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また、食事を出すタイミングも乗客の睡眠を邪魔しないよう、そして時差ボケ対策になるよう、計算されているとのこと。
乗り換えしなければ行けなかったところにひとっ飛びで行ける、というのは、やはり利用者にとっては嬉しいことだ。日本からだと、経由なしに南米やアフリカに行く感じだろう。
カンタス航空ではニューヨークへの直行便も検討している。テクノロジーの進化で飛行距離はどんどん伸び、そこにスピードも加わわればロングフライトの概念も変わってくるのかもしれない。
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